自社サーバの管理で直面することの多い4つの課題
サーバを自社で管理する場合には、次の4つの課題に直面することが多いです。
- ●サーバに関する知識に精通した人員を確保し、サーバ管理をさせなければならない
- ●サーバ機の新規設置や交換を行うたびに、専門知識を持つ担当者を一定期間その業務のみに専念させなければならない
- ●サーバ機を設置するため、設置場所を確保し環境(空調設備や無停電電源装置など)を整備しなければならない
- ●ウィルス感染や不正アクセス、サーバ室への無許可侵入やサーバ機の破壊といった情報セキュリティ上のリスクに対する備えが不十分
そして自社サーバを運用する上でのこうした課題のソリューションとなるのが、ホスティングサービスです。
ホスティングサービスを利用する4つのメリット
ホスティングサービスは、下記に挙げる4つのメリットを有しているため自社サーバ運用での課題を解決できます。
1. ITインフラ担当者の負担を軽減できる
ホスティングサービスを利用する場合には、導入時の初期設定や運用開始後の設定変更といったサーバ機の管理を提供事業者に任せることができます。したがって、自社でサーバを管理する場合と比べてサーバ管理に携わるITインフラ担当者の負担を大幅に軽減することができます。
2. サーバ環境の拡張や変更なども提供事業者に任せられる
Webサイトへのアクセス増や拠点や従業員数といった規模の拡大といった要因によって、既存サーバ機のスペックでは対応できなくなってしまうこともあります。この場合はサーバのデータ容量を増やしたり、サーバへ接続する回線をより高速なものへと変更することが必要です。
このような状況でもホスティングサービスでは、サーバ環境の拡張などにかかわる作業を提供事業者に一任することができます。
3. サーバ機設置にかかるコストを削減できる
サーバ上のデータは、自社にとってかけがえのない情報資産であるため、サーバ機は常に安定稼働させなければならず、サーバ機を設置するサーバ室は空調設備を整備し無停電電源装置を備えるといった対策を行わなければなりません。こうした環境を、自社のリソースで整えることは簡単ではないでしょう。
しかしホスティングサービスでは、提供事業者の手によりサーバ機の稼働に適した環境が用意されています。また、その環境を複数のユーザーで共有するためコストも最小限におさえることができます。
4. 情報セキュリティ上のリスクへの備えも万全
前述した環境整備に加え、情報セキュリティ上のリスクに対する備えも万全を期さなければなりません。ホスティングサービスでは、ウィルス対策システムやデータ暗号化技術を利用することでサーバデータの安全性を高めています。また、監視カメラの設置やIDカード認証などを導入してサーバ機自体も物理的な脅威から保護しています。
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経営の健全化にもつながるホスティングサービス
このようにホスティングサービスは、サーバ運用上の課題を解決することに大きく貢献します。
特に、コスト面での課題を解決できるという点は見逃せません。ITインフラにかかるコストの中でも、サーバ運用にかかる費用はかなりの割合を占めます。それだけに、ホスティングサービスの活用でサーバ運用にかかわるコスト面での課題を解決することは経営の健全化にも大きく貢献するのです。
この機会にホスティングサービスを活用してみてはいかがでしょうか。