タブレット対応の見積管理システム
最近ではタブレット端末に対応した見積管理システムが登場しています。基本的にクラウド型製品で、アプリ化しているシステムも存在します。
従来のシステムの課題
社内のパソコンで見積管理システムを使用している場合、訪問が終わった後に帰社して見積書を作成し、後日また訪問して擦り合わせて・・・というように、訪問先と自社を行き来する必要がありました。
タブレット対応している見積管理システムのメリット
持ち運びが容易であるタブレット端末で見積管理システムを使用すると、以下の2つのメリットがあります。
1.訪問後のフローが早い
商談中でも、タブレット端末上を使用すると上司に見積書の承認を申請することができます。上司が外出中であっても、上司のタブレットで見積書を確認できるのでスムーズな承認フローを踏むことができます。
また、商談後帰社してからお礼メール文を作成すると、1時間ほどのタイムラグがあります。タブレットを使用すれば、帰社前に連絡することができます。移動中の電車内の時間も効率的に活用できます。
2.訪問先で見積書を作成できる
例えば、ブライダルプランナーやインテリアデザイナー、不動産など会場を下見しながら見積書を作成することがある仕事では、タブレット端末での見積管理が便利です。片手で操作できる利便性があり、現場を見て歩きながら見積書の作成やその後のフローを進めることができます。
また、タブレット端末を持ち運ぶことで、商品の画像やプロモーション動画を紹介することができます。訪問先で視覚的なプレゼンテーションができ、よりわかりやすく魅力的な商談ができます。
そもそもクラウド型見積管理システムとは?
クラウド型見積管理システムでは、社内で1つのクラウドサービスを共有します。通常のオンプレミス型の見積管理システムでは、見積書を作成しても、その見積書はあくまで個人所有でした。クラウド化することで、すべての見積書を1つのプラットフォームで管理することができます。これによって解決される問題は3つあります。
1.自分のお客様でなくても対応可能
お客様から電話がかかってきたけれども、担当者がいない…なんてこと、よくありますよね。自分の担当のお客様でなくても、クラウド上に見積書が残っていることで、ある程度の対応が可能になります。お客様の満足度もアップするでしょう。
2.見積書の承認がオンライン上で可能
同じプラットフォームを共有しているので、紙面上の管理や承認フローがオンライン上で可能です。
3.以前の見積書との整合性を取ることができる
見積書の管理ができていないと、見積方法や商品の値段など数字面での矛盾が発生するリスクがあります。他の社員の見積書を確認しながら見積書を作成できるので、社内で見積方法を統一することができます。
見積管理システムの導入検討を!
見積管理システムは、経理担当の作業効率を改善するだけでなく、上記のように営業担当の商談の質を向上させることができます。自分の端末上にデータが残らないという点でもクラウド型製品は優れています。
商談の質を上げる1つの方法として、見積管理システムを検討してみてはいかがでしょうか。ITトレンドでは、見積管理システムを一覧で比較することができます。是非一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。