SMS送信サービス導入後に行う5つのステップ
SMS送信サービスを上手く活用するためには、導入後にいくつかやるべきことがあります。ここからは、SMS送信サービス導入後に行うべきことを5つのステップに分けて紹介します
ステップ1.SMS送信サービスで送信する情報を決める
SMS送信サービスを導入した後は、まずどのような情報を送信するのかを決定します。
そもそもSMSとは、携帯電話の番号を宛先として情報を届けるサービスです。SMS送信サービスではこのSMSを利用して、顧客にメッセージを届けます。メールよりもSMSのほうが到達率が高く、プッシュ通知でDMを送ったり、ECサイト利用時や決済をする際の本人認証を行ったり、確実な連絡手段として使われます。
本人認証のために使うのか、注文内容確認などの重要な連絡手段として使うのか、もしくはプロモーションツールとして使うのか。SMS送信サービスの用途はさまざまですので、何を送信するのかを明確にしておきましょう。
また、こちらの記事ではSMS送信サービス導入の成功事例について紹介していますので参考にしてみてください。
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ステップ2.関連システムとの連携
SMSを自動送信したい場合は、SMS送信サービスと自社内で利用しているシステムをAPI連携しなければなりません。具体的には、ECサイトの会員登録をしたあとに本人認証をするためのURLやワンタイムパスワードを発行する、といったケースでAPI連携が必要です。
また、Webサイトへのアクセスを促す場合、QRコードや空メールを使うことが多いですが、SMS送信サービスとIVR(自動音声応答システム)と連携すれば簡単にWebサイトへ誘導できます。
ステップ3.送信文のテンプレートを作成
SMSで送信できる文字数はおおよそ全角70文字程度なので、その文字数で正確な情報を伝達できるよう、送信文のテンプレートを設定しておくとスムーズです。
なお、Webサイトへの誘導が目的の場合はURLを記述することになります。URLも文字数に含むため、短縮URLを準備しておくと良いでしょう。
ステップ4.効果測定の項目を設定
SMS送信サービスの効果測定も必要になるので、設定を行いましょう。最低限、測定しておくべき項目は、SMSの送信数、URLのクリック数です。多くの場合、SMSを1件送信するごとにコストがかかります。電話をした場合とのコストを比較したり、メールや郵送でのDMの成約率と比較したりできるので、必要に応じて測定したい項目を設定しましょう。
ステップ5.送信エラーの対処法を考える
SMS送信サービスは顧客の携帯電話番号宛にショートメールを送信します。ナンバーポータビリティが浸透していることで、携帯電話番号の変更は少ないものの、送信エラーが発生したり、別人に届いてしまったりする可能性があります。その場合、どのような対応を行うのか検討が必要です。
多くの場合は、自社で保有している顧客リストにエラー記録を保存し、次回以降の送信には利用しないという対応をとるようです。
5つのステップでSMS送信サービス導入を成功させよう
今回紹介した5つのステップで、SMS送信サービスを上手く活用できるでしょう。
頻繁に変更しない電話番号を利用するSMSなら、メールよりも到達率が高く、プッシュ通知をすれば開封率も高くなるはずです。ただし、SMS送信サービスを導入しただけではこの効果は得られないので、導入後に必要な設定作業を行ってから運用しましょう。