アクセスコントロールシステムの比較表
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
有料アクセス解析ツール比較
まずは、有料のアクセス解析ツールを紹介します。
List Finder
株式会社Innovation X Solutions 《List Finder》のPOINT
- Webサイトにアクセスした企業と個人名がわかります!
- 業種・規模に合わせた手厚いサポート!
- 0円からご利用いただける フリープランもご用意!
「List Finder」は株式会社 Innovation & Co.が提供するアクセス解析ツールで、1,500社以上の導入実績があります。顧客企業を事前登録すると、Webサイトへアクセスした際にお知らせメールを受信したり、トップ画面に表示したりすることが可能です。訪問してきた顧客を時系列や閲覧数順で表示するなど、アクセス状況を把握しやすいようにカスタマイズもできます。
- ■対象従業員規模:全ての規模に対応
- ■提供形態:クラウド / SaaS / ASP
- ■価格:39,800円~
- ■対応機能:クリックマップ、アラート設定、キャンペーン管理、経路分析、CV分析、顧客分析
User Insight
株式会社ユーザーローカルが提供する「User Insight」は、ヒートマップ機能を搭載し、ユーザーがサイト内のどこを見ているのか把握しやすくなります。もちろん、通常のアクセス解析にも対応しており、リアルタイムで解析し、ユーザーの属性やその比率を調べられます。価格の詳細を知りたい方は、公式サイトから資料をダウンロードしてみてください。
Ptengine
株式会社Ptmindの「Ptengine」は、世界に15万以上のユーザーがいるアクセス解析ツールです。ヒートマップが見れるほか、CVしたユーザーとしなかったユーザーを比較したりユーザーが離脱した段階を可視化したりできます。有料プランは月額14,800円から利用でき、無料プランもあるので利用規模やサポート内容に合わせて選択が可能です。
Adobe Analytics
「Adobe Analytics」は、アドビ株式会社が提供するWeb分析ツールです。AIや機械学習を利用しているので、収益につながるインサイトを容易に見つけることができます。また、さまざまなチャネルのデータを統合し、高度なマーケティング分析も可能です。価格の詳細は公式サイトからお問い合わせください。
無料アクセス解析ツール比較
つづいて、無料のアクセス解析ツールを紹介します。
《Google アナリティクス》のPOINT
- 無料でほとんどの機能が使える!コストをかけずに導入可能
- 欲しい情報を一目で確認!データや分析結果が明瞭に可視化
- 有料版なら高度な分析機能も!見込み度の高い顧客を逃さない
グーグル合同会社「Google アナリティクス」は、サイト訪問者の行動経路を分析できる無料のアクセス解析ツールです。ユーザーレポートや広告レポート、集客レポート、行動レポートなどさまざまな視点から分析できる機能が充実しています。スマートフォンアプリからも分析データを確認でき、有料プランに移行すればより高度な分析機能や他ツールとの連携機能が使えます。
- ■対象従業員規模:全ての規模に対応
- ■提供形態:クラウド / SaaS / ASP / サービス
- ■価格:別途お問い合わせ
- ■対応機能:クリックマップ、アラート設定、キャンペーン管理、経路分析、CV分析、顧客分析
忍者アクセス解析
「忍者アクセス解析」は、忍者ツールズ株式会社が提供する無料のアクセス解析ツールです。スマホでの解析やさまざまブラウザに対応しており、リアルタイムで解析結果を表示します。アクセスログは最大4ヶ月間保存できます。Webサイトにバナーの貼付をするだけで、有料プランと同等の機能を使える点が魅力です。
FC2アクセス解析
FC2, Inc.が提供する「FC2アクセス解析」は、Webサイト内に小さなバナーを設置するだけでアクセス解析ができるサービスです。SSLで暗号化されたサイトに対応し、アクセス数の上限なしで120ページの解析が可能です。ログの保存期間は最大4ヶ月間で、リアルタイム解析やクリック解析ができます。
アクセス解析 i2i.jp
株式会社エムフロの「アクセス解析 i2i.jp」も無料で使えますが、基本的なアクセス解析機能を備えています。解析データの元となるログの閲覧のほか、日別のアクセス数やリピーターの分析、リンク元分析などができます。ユーザーが利用している端末やブラウザの解析も可能です。
アクセス解析ツール選びのポイント
アクセス解析ツールを選ぶ際には、データの取得方法、目的、使いやすさ、価格をそれぞれ比較することがおすすめです。
アクセス解析ツールの種類で選ぶ
アクセス解析ツールは主に3つの種類に分けられます。解析するデータを取得する方法に違いがあるので、運営するWebサイトに応じて適したものを選択しましょう。
- サーバログ型
- Webサーバにユーザーのアクセスログを保存し、サーバからログを取得する方法。サーバまたはパソコンに解析ソフトをインストールします。Webページに手を加えることなく解析できますが、リアルタイムでの解析やユーザーの判別が苦手です。
- パケットキャプチャリング型
- ユーザーとWebサーバ間でやり取りされるパケットを専用の解析サーバが取得する方法。ネットワーク上に専用の解析サーバを設置しなければならず導入コストがかかりますが、Webサーバへの負荷を抑えるので大規模なWebサイトの解析やリアルタイム解析が可能です。
- Webビーコン型
- WebページにJavaScriptなどの解析専用タグを埋め込み、ユーザーがページを読み込んでタグを実行することで解析サーバにアクセスログが集約される方法。計測精度が高く、Googleアナリティクスはこの方式を採用しています。大規模なWebサイトの場合はタグの設置に手間がかかるでしょう。
目的に応じた機能で選ぶ
「Webサイトのリピーターを増やしたい」「Webサイトの知名度を上げたい」など、企業によって目標や課題は異なります。そのため、アクセス解析ツールでどんなデータを分析すべきか、どんな指標を測定すべきかを明確にしましょう。
リピーターを増やしたい場合は、新規ユーザーとリピーターを判別しなければならず、新規ユーザーの直帰率やコンバージョンなどの指標を測定する必要があります。Webサイトの知名度を上げたいなら、流入元やPV、UUなどを測定します。
ほかにも、ユーザーがページのどこを見ているのか確認するならヒートマップ機能が必要となり、競合サイトとの違いを見るならサイト比較機能などが求められるでしょう。
使いやすさで選ぶ
アクセス解析ツールは、操作しやすいユーザーインターフェース(UI)であることはもちろん、レポート機能がポイントです。集計しにくかったり、レポートが見づらかったりすると解析結果を改善に活かせません。
そのため無料トライアルやデモを活用し、担当者が使いやすいツールを選定しましょう。さらに、導入後にシステムの操作方法をレクチャーしてくれたり、運用コンサルがあったり、サポートが充実しているベンダーを選定すると安心です。
料金で選ぶ
予算の範囲内で、希望する機能を搭載したツールを選定しましょう。初期費用やランニングコストなど含めて計算しておくことがポイントです。アカウント単位での課金の場合、何人で利用するか予め考えておきましょう。企業単位のアカウントの場合、同時にログインして利用できるかも重要なポイントです。
アクセス解析ツール運用の注意点
ここからは、アクセス解析ツールを運用する際の注意点を解説します。
比較する対象を確認する
アクセス解析ツールを利用する際、比較対象が適切か確認しましょう。比較対象の条件が同じでなければ、分析にミスが生じます。さらに、指標の意味を理解できていなければ、正確な分析は行えません。
たとえば「PV」と「セッション数」は混同されがちですが、明確な違いがあります。PVはWebサイトのページが開かれた回数で、セッション数はユーザーがサイトを訪問した回数のことです。つまり、ユーザーがサイトを訪問して1セッションの間に、さまざまなページを見た場合、PV数はセッション数を上回ります。
一定期間内でサイト単位のPVの増減を解析したいのか、1セッションあたりのPV数を集計したいのか、など目的によって指標を使い分けられるようにしましょう。
比較する数値のズレが大きい場合、比較対象が異なっているか、指標の意味を誤解している可能性が高いでしょう。
ツール内の定義が異なることがある
ツール内の定義が異なると、収集するデータの数字が違うものになるため注意が必要です。
代表的な例として、セッションの定義が挙げられます。一般的には、「30分以内」であればセッションは切れません。しかし、ツールによってセッションがリセットされる条件は異なります。
正確なデータ収集のためにも、セッションの定義が曖昧な場合は、ベンダーに確認しましょう。ツールのマニュアルを読み込むか、知識がある担当者に聞くことをおすすめします。
目的に応じてアクセス解析ツールを選定しましょう
アクセス解析ツールを無料か、有料かで選びがちですが、目的に合う機能を備えたツールを導入しましょう。無料トライアルなどを活用して、担当者が使いやすいアクセス解析ツールであるか確認することも重要です。
また、アクセス解析ツール運用の際は比較対象やツールの定義が正しいか確認し、効果的なデータ分析を行いましょう。