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組織を生まれ変わらせる!チェンジマネジメントの進め方

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2020年09月01日 最終更新
組織を生まれ変わらせる!チェンジマネジメントの進め方

企業はあらゆるタイミングで変革の必要性を迫られます。市場環境や成長段階、顧客ニーズの変化などにより、戦略や組織体制そして組織文化を変えることを求められるのです。企業は変化しなければ次第に滅びゆくでしょう。そこで今回は、企業の変化を推進する手法であるチェンジマネジメントについて解説します。

チェンジマネジメントとは?

チェンジマネジメントは、経営学の用語です。主に変革により経営を成功へ導くことを目的として、その変革を意図的かつ体系的に推進していく考え方を意味します。

あなたもご存知のように、会社は組織でできています。組織には多くの人が所属しており、慣れ親しんだ習慣や価値観を変えることに抵抗がある場合がほとんどでしょう。事業戦略や提供サービスの変更など企業の仕組みを根底から変える場合は、全社的な協力が必要です。しかし、理解が得られない可能性もあります。

そこで、チェンジマネジメントが効果的です。組織内部にある変革を阻害する要因に焦点をあて、変革をうまく推進していく方法であり、大規模な変革が必要なときに使われます。

チェンジマネジメントの進め方

チェンジマネジメントにはいくつか代表的なフレームワークがあります。今回はその中から2つご紹介しましょう。

コッターの変革の8ステップ

チェンジマネジメントのフレームワークの中で最も有名なのが、経営学者であるジョン・コッターが提唱した変革の8ステップです。コッターは、変革を成し遂げた企業のリーダーにインタビューを行い、成功した変革は8つの段階で行われていることを発見しました。

1.危機感を高める

まず企業で変革を推進するためには、「なぜ変革するべきなのか」という理由づけが大切です。変革の最初の段階で社内の危機感を十分に高めておくことが重要です。市場環境や時代の変化などによりこのままでは会社が成長を続けられないことを、経営トップ自らが語るなど、危機感を社内で共有することから始めましょう。

2.変革推進のためのチームをつくる

変革への意識が高まったら、変革を推進するためのチームを結成します。多くの場合、人事部や経営企画部が事務局として変革を推進することがありますが、十分ではありません。可能であれば、各部門から変革への意欲がある人材を集め、変革をミッションとしてチームを作りましょう。

3.ビジョンと戦略を生み出す

やみくもに進めていては、変革は成功しないでしょう。変革を導くためのビジョンを強く打ち出し、どのように変革を進めるか戦略を考えなければなりません。変革を行うことで将来会社がどのような姿になるのかを、ビジョンとして明文化しておくことが大切でしょう。十分に検討したビジョンと戦略をもとに変革を進めれば、変革が成功する可能性は大きく高まります。

4.変革のビジョンを周知徹底する

会社の将来像を明文化したビジョンを社内に周知することが次のステップです。変革を行うことでどのように会社は変化するのか、社員とイメージを共有しておきましょう。

5.従業員の自発を促す

最初は変革推進チームが変革のきっかけづくりを行いますが、ビジョンが周知徹底されていくと、次第にビジョンに共感する社員が増えていきます。こうした社員が増えてきたら、社員自身がビジョンの実現に向けて行動することを促していくのです。

6.短期的成果を創出する

ビジョンの実現に向けて行動し始める際には、短期的に小さな成果を創出することが重要です。変革が商品戦略の変更であれば、お客様からの反応などです。こうした変革の方向性に合致した短期的成果を褒めて取り上げれば、変革が正しい方向に向かっていると示せます。

7.成果を活かしてさらなる変革を推進する

小さな成果が生まれたら、その成果を事例として社内に共有します。事例をもとに新たな事例が生まれ、さらに変革が加速していくのです。

8.新たな取り組みを企業文化として根付かせる

事例が増え始めると、変革は徐々に企業内部に定着していきます。定着してきた後も引き続き変革に取り組み続けることで、新たな取り組みを企業文化へと昇華させられるでしょう。こうした変革はついに成功を迎えるのです。

レヴィンの3ステップ

企業変革のもう1つの伝統的なフレームワークに、社会心理学者のレヴィンが提唱する変革の3ステップがあります。変革の3ステップは、「解凍」「変革」「再凍結」の3段階で構成されます。

1.解凍

最初のステップは「解凍」です。企業内部の凝り固まった考え方や価値観を明らかにしていきます。現状を見つめ直し、どこを変えるべきかを検証することが解凍です。

2.変革

どこを変えるべきかを検討したら、実際に具体的な取り組みを行っていきます。

3.再凍結

変革がある程度進んできたら、新たな価値観や手法を企業に定着させるために再構築していきます。組織のルール変更や人事制度の構築など具体的な取り組みを行っていく段階です。

チェンジマネジメントに便利なツール

チェンジマネジメントは何よりも進め方が大切です。会社の変革を成功させるためには、慎重かつ確実に進めるとともに、必要に応じてツールを使用すると良いでしょう。今回はチェンジマネジメントを推進するにあたって便利なツールをご紹介します。

アンケートツール

アンケートツールは現状分析にとても役立つツールの1つです。変革を進めていくにあたって、現状を明らかにするとともに変革の状態を見える化することができます。

最近では、クラウド型の人事情報システムにもアンケートツールが標準搭載されるようになりました。アンケートツールを使用すれば簡単に従業員の本音を引き出せるだけではなく、瞬時にグラフ化して分析ができるようになります。

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エンゲージメントツール

売上や利益率が伸び悩んでいる企業は、その原因の1つとして従業員の仕事のやりがい(ワーク・エンゲージメント)が低下している可能性があります。組織の生産性を向上させたいのなら、エンゲージメントを向上させることが重要です。

従業員の仕事のエンゲージメント状態を見える化する、便利ツールがさまざまなベンダーからリリースされています。エンゲージメントツールを導入すれば、簡単に従業員の状態を可視化することができます。

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まとめ

会社を変革し生まれ変わらせることは簡単ではありません。なぜならどの企業にも従業員が慣れ親しんだ価値観や仕事の進め方があるからです。従業員の抵抗を和らげながら変革を推進していくためには、チェンジマネジメントが欠かせません。変革の基本的なフレームワークを用いながら、時にはツールを活用して会社を変革へと導いていきましょう。

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中野在人

某大手メーカーの現役人事担当者。

新卒で国内最大手CATV事業統括会社(株)ジュピターテレコムに入社後、現場経験を経て人事部にて企業理念の策定と推進に携わる。その後、大手上場中堅メーカーの企業理念推進室にて企業理念推進を経験し、人材開発のプロフェッショナルファームである(株)セルムに入社。日本を代表する大手企業のインナーブランディング支援や人材開発支援を行った。現在は某メーカーの人事担当者として日々人事の仕事に汗をかいている。

立命館大学国際関係学部卒業、中央大学ビジネススクール(MBA)修了。

運営サイト:https://hrgate.jp/

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