【比較表】CRMツールを徹底比較!
まずはおすすめのCRMを一覧で紹介します。特徴や価格で比較してみましょう。
製品名 |
比較ポイント |
参考価格 |
Freshsales |
導入しやすく、最短1日で利用可能なCRM |
月2,100円~/1ユーザー、
年一括15,600円~104,400円 |
kintone |
CRMシステムを作成できる業務改善プラットフォーム |
月1,500円~/1ユーザー |
カスタマーリングス |
通販事業者向けCRMソリューション |
98,000円~ |
eセールスマネージャーRemix Cloud |
定着率95%のCRM/SFAツール |
月6,000円/1ユーザー |
Sales Cloud |
全世界15万社で導入されているCRM/SFA |
月18,000円/1ユーザー |
ちきゅう |
初心者でも扱いやすいSFA/CRM |
月1,480円~/1ID |
freee |
CRMと連携できるクラウド会計ソフト |
別途お問い合わせ |
Microsoft Dynamics 365 |
AIを活用したビジネスアプリケーション |
別途お問い合わせ |
Salesforce Essentials |
小規模向け、低コスト版の「Salesforce」 |
月3,000円~/1ユーザー |
GEOCRM.com |
地図と連携できるモバイルCRMクラウドサービス |
18,000円~/10ID |
StayinFront CRM |
コンタクトセンター機能も搭載した統合型CRMソリューション |
月70,000円/20ユーザー |
NetSuite CRM+ |
営業活動や受注履歴などを一元管理するフルクラウド顧客管理システム |
別途お問い合わせ |
アクションリンク |
大規模ECサイトにも対応できるEC通販専用CRMツール |
月50,000円~ |
サスケ Lead |
インサイドセールス専用システム |
50,000円~ |
Zoho CRM |
無料プランもある顧客管理・営業支援システム |
別途お問い合わせ |
SugarCRM |
CX向上をサポートするCRM |
別途お問い合わせ |
Knowledge Suite |
ユーザー数無制限で使えるクラウド型CRM/SFA |
月50,000円~/1企業 |
Sansan |
CRMとして活用できる名刺管理サービス |
別途お問い合わせ |
人気の高いCRMを見たい場合は、ランキング順に紹介している以下のページをご覧ください。
CRM の製品を調べて比較
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基本機能を搭載したCRMツールを比較
ここからはCRMを特徴別に分けて比較しながら製品の詳細を説明します。まずは基本的な機能を搭載したCRMを紹介します。
Freshsales の比較ポイント
- 【コロナ対策キャンペーン中】無料ライセンス提供有り
- 【瞬間導入】かんたん設定で、最短1日で運用開始可能!
- 【3つの要素で業務効率化を実現】①情報共有、②自動化、③営業分析
2020年上半期お問い合わせランキング第3位、2019年間ランキング第6位
OrangeOne株式会社の「Freshsales」は、米国のG2 Crowd Inc.が運営するITレビュープラットフォーム「G2Crowd」において、APAC地域で顧客満足度No.1を獲得した実績があるCRMです。CRM機能に関しては、ダッシュボード上に進行中の取引が表示され、フィルターや並べ替え機能によってすぐに探せるうえ、その場で電話やメールも可能です。
また、Webサイトやアプリ内のトラッキングにより、顧客が何に興味を示しているのかがリアルタイムでわかるので、適切なタイミングで営業担当がアクションを起こせるでしょう。なお、簡単な設定を行うだけで導入できるので、最短1日で利用可能です。在宅環境でも導入できます。そのほか、iPhone・Android対応のアプリも用意されています。
kintone の比較ポイント
- 自社の業務内容にあった形で、CRMシステムを自由に作成
- チーム専用のスペースで、顧客の情報をスムーズに共有
- 他サービスと連携することで、名刺管理やwebアンケートも可能に
「kintone」は、サイボウズ株式会社が提供する業務改善プラットフォームです。業務に必要なアプリケーションを簡単に作成できるサービスなので、自社仕様のCRMシステムをつくれます。
たとえば顧客管理ができるアプリを作ると、会社名や連絡先などの基本情報の管理や検索、リストのCSV入出力などが可能になります。さらに問い合わせ管理のアプリも作成して連携させれば、問い合わせ履歴が顧客情報と紐付けられるので顧客対応がスムーズになるでしょう。
カスタマーリングス の比較ポイント
- あらゆるデータをノンカスタマイズで活用できる「はじめやすさ」
- 自由に条件を設定して顧客抽出できる「セグメントの自由度」
- 500社以上の実績によるノウハウの提供で、CRMを推進
株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供する「カスタマーリングス」は、通販事業のサポートに特化したCRMソリューションです。自由に条件を設定して顧客を抽出できるなど、データ分析がしやすく、さまざまな企業の顧客データに対応可能です。
さらに、カートシステムやポイント管理などECに関連するデータと連携できるのでマルチチャネルでの施策も実現するでしょう。専門通販企業の売上上位50社のうち40%が導入しており、500社以上もの企業で導入された実績があるので安心して導入できる製品といえます。
経営管理もできるCRMツールを比較
基本機能のほかに、予実管理など経営に関連するデータも管理できるCRMがあるので紹介します。
eセールスマネージャーRemix Cloud の比較ポイント
- 定着率95%!定着支援の専門チームが課題に合わせて徹底支援。
- 5,000社超の導入実績!日本の営業シーンにあったUIで使い勝手No1
- 確かな効果。売上192%、営業会議時間1/6を実現するCRM/SFAツール
2020年上半期お問い合わせランキング第1位、2019年間ランキング第1位
「eセールスマネージャーRemix Cloud」は、ソフトブレーン株式会社が提供する定着率95%のCRM/SFAツールです。CRMが社内に定着するよう、専門チームがサポートしてくれます。5,000社以上で導入されている実績があるので信頼できるでしょう。
活動報告を一度入力すれば、全てのツールに自動反映されるという「シングルインプット」機能が特徴です。ダッシュボード、エクセル、スケジュール、商談リスト、予算実績管理表などに自動で反映されるうえ、スマホから名刺の自動登録が可能なので入力の手間がありません。
Sales Cloud の比較ポイント
- 15万社の圧倒的な導入実績とノウハウ
- 導入企業は、売上25%アップを実現!
- 世界でも日本でもトップシェアのCRM/SFA
株式会社セールスフォース・ドットコムが提供する「Sales Cloud」は、全世界15万社で導入されているCRM/SFAです。この製品はSFAやMAなどセールスプロセス全体を管理し、カスタマイズも可能である点が魅力です。
バージョンアップは年に3回行われ、活用支援サポートやユーザーグループがあるので、導入後も運用がスムーズでしょう。日本においてもシェア1位で、サポートが充実しており、使いやすさに定評のある製品といえます。
「ちきゅう」は株式会社ジーニーが提供するSFA/CRMで、シンプルな設計で初心者でも扱いやすい製品です。顧客情報管理など必要な機能だけを搭載しており、直感的な操作が可能なインターフェースです。その一方で、拡張性が高く、運用後に機能をカスタムすることもできます。
SlackやChatWorkなどと連携したり、予実管理などのデータをリアルタイムで閲覧できたりします。そのほか、名刺管理機能やモバイルアプリも用意されているので、営業担当者も使いやすいでしょう。
「freee」は、freee株式会社が提供するクラウド会計ソフトなのでCRMではありませんが、CRMと連携することで請求や入金管理がスムーズになります。Salesforceやkintoneと自動連携が可能で、見積書や請求書の作成が簡単にでき、営業と会計のやり取りを効率化します。
具体的には、Salesforce上でfreeeの損益計算書データを閲覧できたり、kintone上の顧客情報や受発注データを請求書などに自動で反映させたり、部署間の連携がしやすくなるでしょう。
株式会社フロムスクラッチが提供する「b→dash」。分析レポートの自動化やROIの向上、LTVの最大化、労働働生産性改善まで、様々な業種のデータマーケティングを成功に導くプラットフォームです。
顧客管理のみならず、アクセス解析やLTV分析など分析ツールまで、多岐にわたる機能を備えています。直感的なデザインを追求しているため使いやすさも抜群で、サポート体制も充実しているため、効果的にマーケティング活動を支援してくれます。
Microsoft Dynamics 365
「Microsoft Dynamics 365」は、営業やマーケティング、サービス、業務、コマースなどのアプリケーションを提供しており、複数のアプリケーションを組み合わせることでビジネス全体をカバーできます。AIを活用しデータの分析や予測をするので、それをもとにビジネスを運営すれば成果につながるでしょう。
SFA機能も搭載したCRMツールを比較
営業を支援するSFAですが、CRMと関連性が高く、SFAとCRMが一体化された製品も多くリリースされています。ここでは、SFA機能が充実したCRMを紹介します。
Salesforce Essentials の比較ポイント
- 簡単な設定ですぐに使える!
- AIを活用して、よりスマートかつスピーディな営業活動を実現!
- ビジネスの成長に合わせて容易に拡張!
株式会社セールスフォース・ドットコムが提供している「Salesforce Essentials」は、同社が提供するCRM「Salesforce」の廉価版です。低価格で簡単に導入できるため、小規模やスタートアップ企業に向いている製品です。廉価版といっても、データの一元管理などCRMの基本機能を搭載しているので安心して利用できます。そのうえ、AIが営業活動の履歴を記録し、顧客とのやり取りをサポートするので、営業効率も上がるでしょう。
なお、Salesforceへの拡張も可能で、利用規模が大きくなっても使えます。また、Googleのグループウェア「G Suite」との連携にも対応し、Essentialsを導入した場合はG Suiteの利用が3か月無料となります。
GEOCRM.com の比較ポイント
- フォローすべき見込み顧客が地図上で分かる
- 位置情報付き顧客カルテがスマホで簡単に記録・共有ができる
- 現在地から行くべき訪問先を知らせてくれる
「GEOCRM.com」はナレッジスイート株式会社が提供しており、顧客情報と地図を連携して営業効率を上げるモバイルCRMクラウドサービスです。地図上に顧客情報が反映され、次に訪問するべき顧客が簡単に把握できます。iPhone・Android対応のスマホアプリも用意されており、社外で活動することの多い営業担当者にピッタリでしょう。
そのほか、SFAや会計システム、BIなどとデータ連携が可能です。また、ユーザーサポートもあり、平日9時~12時、13時~17時半の間で対応しています。
StayinFront CRM の比較ポイント
- 柔軟性/拡張性を備えたCRMを導入したい企業
- 20カ国、12言語、3万人のユーザーに、国内外問わず高い評価
- 1都3県、東海、近畿、九州でサービスを展開
コムテック株式会社が提供する「StayinFront CRM」は、SFA機能、マーケティング機能のほか、コンタクトセンター機能を集約した統合型CRMソリューションです。営業担当者が手間をかけずに情報共有できる仕組みで、営業担当のタスクや進捗をリアルタイムで把握できます。
さらに、専門技術がなくてもデータ分析できる機能を搭載しており、販売実績や販売予定達成率の分析などにより、戦略的に営業活動をサポートします。Googleマップと連携できる点も営業効率を上げるポイントとなるでしょう。
NetSuite CRM+ の比較ポイント
- 日本国内600社以上、世界でも22,000社以上の導入実績
- 営業サイクルの効率化を促進し、一気通貫での顧客管理を実現
- 営業プロセスの可視化と顧客情報の共有化で、業務の属人化を防ぐ
株式会社エイアンドティが提供する「NetSuite CRM+」は、日本国内600社以上、世界で22,000社以上で導入された実績のあるフルクラウド顧客管理システムです。マーケティングから営業、受注、問い合わせに至るまでを1つのツールで管理するので情報連携がしやすくなり、営業効率の向上が期待できます。
顧客情報はもちろん、営業活動や受注の履歴などさまざまなデータがリアルタイムで可視化されます。情報連携に課題がある企業で活躍するでしょう。
「アクションリンク」は株式会社アドブレイブが提供しているEC通販専用のCRMツールです。大規模ECサイトにも対応しています。カートシステムや広告測定ツールのデータ、POSデータなどを統合し、分析を行いやすい環境を構築できます。
分析後は改善を行いますが、すでに効果が実証されているシナリオやメール配信機能を搭載しているので、導入後すぐに効果的な施策を実践できるでしょう。なおシナリオは自由に設計可能で、施策に必要なデータの加工などは全て自動化されます。
サスケ Lead の比較ポイント
- テレワーク普及でコロナ後問い合わせ200%増/売上前年比160%増!
- MA・SFA・CRM・名刺管理・CTI機能の拡張性
- 月額5万円~の低価格
「サスケ Lead」は、株式会社インターパークが提供するインサイドセールス専用システムです。MA機能やテレマーケティングに必要な機能を搭載しているほか、名刺管理やSFA機能も利用できます。拡張性が高く、外部システムとの連携も可能です。
また、1,500社以上の企業での導入実績があり、サポートも充実しています。専任担当者やサポートセンターによる支援、ノウハウを紹介したブログの提供、セミナーの実施などサポート体制が整っており、はじめて運用する企業でも安心でしょう。
WaWaFrontier の比較ポイント
- シンプル・低価格・使いやすい営業支援システム!
- 「気づかせる機能」による迅速な対処で営業戦略を推進します。
- SFAとグループウェアが完全連動! 簡単に操作できる画面構成
株式会社アイアットOECが提供している「WaWaFrontier」は、日報入力やコメント、行動分析、モバイル対応など、営業活動をサポートする基本的な機能を一通りそろえたSFAシステムです。また、同じベンダーが提供するWaWaOfficeシリーズと連携すると、簡単に機能を拡張できます。
柔軟性が高いので、自社の業務に沿った形にカスタマイズが可能です。また、グーグルマップやMicrosoft Outolookと連携できます。無料お試し期間もあるため、一度使用感を確認してみましょう。
株式会社NIコンサルティングの『Sales Force Assistant』はAI秘書が営業担当者の活動を支援するSFAシステムです。営業スタッフに必要な情報を適切なタイミングで提示することで、業務をサポートします。スケジュールや顧客情報は自分で確認しなくてもAI秘書が教えてくれるため、スタッフは営業におけるアプローチ方法などの、より重要なことに注力できるでしょう。
Sales Force Assistantが抱える「三種の神器」は非常に魅力的なポイントです。カスタマーシートを利用して顧客と自社の取引状況を把握し、コンタクトマップを使って顧客との人脈づくりを推進し、リレーションマップを利用して顧客同士の紹介などが鍵になる営業シーンで有効な情報を管理することで営業活動がより効率化されます。
UPWARD株式会社の『UPWARD』は、訪問先への効率的なルートを計画する機能が備わっています。単純なルートの検索ではなく、顧客の状態や優先度を考慮したうえで、適した訪問順番を示してくれます。ルートの計画に手間をかけずにすむため、アプローチの方法や問題点の洗い出しなど、より重要度の高い業務に時間を割けるでしょう。
UPWARDは上場企業を中心に200社を超える企業に採用されている地図連携のCRMでは国内実績No.1のシステムで、世界で15万社以上が利用しているSalesforceを基盤に採用しているため、信頼性やセキュリティーも万全です。
Zoho CRM
「Zoho CRM」は、顧客に関連する情報を一元管理し、レポート作成や営業フォローのメール送信などを自動化するので、営業活動を効率化できます。無料プランや有料プランの無料トライアルもあるので気軽に試せるのもメリットでしょう。
SugarCRM
「SugarCRM」は、顧客管理や営業管理など汎用的な機能からグループウェアなどの機能も搭載されています。マーケティングチーム、セールスチーム、サービスチーム間で利用すれば、カスタマーエクスペリエンスが向上するでしょう。
名刺管理もできるCRMツールを比較
名刺を利用して顧客情報を管理するCRMツールもあります。大量の名刺を整理できていない場合は必見でしょう。
Knowledge Suite の比較ポイント
- 働き方改革の実現に向けたCRM!テレワークで業務も効率的に!
- ITトレンド年間ランキング1位実績あり!累計導入6,500社の実績!
- 名刺管理と顧客台帳が連携!手入力なしで顧客情報が最新に更新!
2020年上半期お問い合わせランキング第2位、2019年間ランキング第2位
ナレッジスイート株式会社が提供する「Knowledge Suite」は、5,900社で導入されているクラウド型CRM/SFAです。CRMや名刺管理、SFA、グループウェアなどの機能が搭載されていますが、必要な機能だけを使うことも可能です。なお、名刺管理においては、WOCRが採用されており、オペレーターが補正して、国内大手のデータセンターでデータを管理するので、正確かつ安全に顧客情報を蓄積できます。
データ蓄積量に応じた料金体系で、ユーザー数を気にせずに使えるほか、マルチデバイス対応なので外出先で利用したい場合にも適しているでしょう。
Sansan の比較ポイント
- 名刺をスキャンするだけ。精度99.9%で正確な顧客DBを構築
- SFAやMAなど、多種多様な外部サービスと連携できる拡張性の高さ
- 数名規模の中小企業から大手企業まで幅広く6,000社の利用実績
Sansan株式会社が提供「Sansan」は、6,000社で導入されている名刺管理サービスです。名刺をデータベース化し、顧客情報の管理を行えます。名刺のデータ化は簡単で、スキャナやスマホアプリでスキャンするだけ。スキャンした名刺は、AIとオペレータによって自動でテキスト化され、名刺データはシステム上に蓄積していきます。
拡張性が高く、SFAやMAなど外部サービスとの連携に対応しており、問い合わせ履歴などを名刺データと紐付けることが可能です。また、メール配信機能が搭載されているため、顧客へのアプローチも簡単にできます。
CRMツールの選び方
ここで製品の選び方のポイントを紹介します。以下のような項目に注目しながら製品を比較していきましょう。
1.必要な分析機能があるか
分析機能には「時系列分析」「シェア分析」「商品分析」などがあります。顧客がいつどのような商品を購入したのかを分析するための機能です。これらの分析機能のうち、どれが重要であるかは企業によって異なります。どの機能を必要であるのかをはっきりさせ、それを備えた製品を選びましょう。
2.操作性は十分か
操作性に優れているかどうかも重要なポイントです。多機能であっても使いこなすことができなければ意味がありません。できるだけシンプルで使いやすいデザインの製品を選ぶべば、導入に伴う混乱やスタッフの負担を軽減できるでしょう。
3.他システムとの連携ができるか
使い勝手の良さについては、そのCRMシステムの操作性だけを見ればよいわけではありません。他のシステムと連携できるかどうかも重要なポイントです。これから導入する予定のシステムがあるなら、その製品と連携可能かどうかも確認しておきましょう。
CRMとは
ここで、CRMの概要についてもう一度おさらいしておきましょう。基本機能にCRMは以下のような機能を備えています。
- ・顧客情報管理
- ・営業支援
- ・マーケティング支援
- ・カスタマーサポート支援
顧客情報管理では、顧客の名前や性別といった基本的な情報から、これまでのやり取りや商品の購入履歴を一括で管理します。システム上にそれらのデータを保存し、社内全体で共有できるようになります。保存した顧客データは、営業活動に活かすことも可能です。営業前に顧客情報の詳細を確認しておくと、適切なアプローチが可能になるでしょう。
またマーケティングにも顧客情報を活用できます。顧客の見込み度に応じてDMやメルマガを送れるため、アプローチの確実性が向上するでしょう。さらにコールセンターでも顧客情報を活かせます。問い合わせのたびに過去のやり取りを聞く必要がないので、スムーズな顧客対応が可能になります。
CRMのメリット
CRMにはどのようなメリットがあるのでしょうか。見ていきましょう。
大量の顧客情報を社内で一元管理できる
顧客情報を社内で一元管理できます。特に、従来であれば部署ごとに管理していた情報を社内全体で共有できるのが大きな強みといえるでしょう。
適切な顧客アプローチを助ける
顧客情報や対応状況を把握できるため、どのように商談が進み、現在どのプロセスにあるのかがすぐに分かります。これにより、顧客ごとに適切なアプローチを構築できます。
スムーズな電話対応が可能
顧客情報の社内での共有は、問い合わせ対応の円滑化にもつながります。営業担当者が知り得た顧客の悩みや要望をCRMシステムに保存することで、コールセンターでの対応はよりスムーズになるでしょう。
CRMのデメリット
CRMにはデメリットもあります。見ていきましょう。
最適な製品を見つけるのが難しい
一口にCRMシステムといっても種類が豊富で、最適なものを見つけるのは困難です。製品を選ぶときには、次のようなことに注意しなければなりません。
導入形態には、インターネット上で使うクラウド型や、自社サーバにインストールして使うオンプレミス型があります。どちらが適しているのかを考える必要があります。
またコストの面にも気を付けなくてはなりません。導入時の費用や維持費、月額費用など、トータルのコストを確認してください。さらに機能も製品ごとに異なるので自社が求める機能が備わっているのかを確認してから導入しましょう。
効果が見えづらい
CRMは顧客と良好な関係を築くことを目的としています。そのため、すぐに効果が得られない場合もあります。CRMの営業支援やマーケティング支援機能による効果は比較的わかりやすいですが、すぐに売上が上がるケースは少ないかもしれません。顧客情報がデータベース上に蓄積され、営業やコールセンターの業務が円滑になった後の効果を見ていくと良いでしょう。
CRMとMA・SFAとの違い
MAとSFA、CRMはそれぞれ混同されやすい言葉です。それぞれの違いについて解説します。
MA:見込み顧客を育てる
MAはMarketing Informationの略で、マーケティング活動を自動化することを指します。商品を買ってもらうためには、リードに対して有益な情報を提供して自社に対する信頼を高め、自社製品に対する関心を持ってもらう必要があります。そのプロセスを自動化することをMAと呼び、CRMと同様MAツールも多種多様です。
実際のMAツールを詳しく見たい方は以下をご覧ください。
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SFA:育てた見込み顧客を商品購入へと誘導する
SFAはSales Force Automationの略で、営業活動を支援する活動・ツールを指します。見込み顧客の情報や反応など、商談成立までの営業活動に必要な情報を営業担当者に共有できるツールで、営業活動の成功に役立ちます。つまり、MAで育てた見込み顧客に、商品を買ってもらうためのツールであるといえるでしょう。
実際のSFAツールを詳しく見たい方は以下をご覧ください。
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CRM:顧客と良好な関係を築く
CRMはCustomer Relationship Managementの略で、商品を購入してくれた顧客と良好な関係を築き、継続的に自社製品を購入するよう誘導するための活動・ツールを指します。
例えば、製品に不具合が発生したときの電話対応や、誕生日月にプレゼントする割引券などにより、顧客と良好な関係を築きます。こうした施策はLTV(その顧客が生涯に渡って自社の売上に貢献してくれる度合い)を最大化する目的で行われます。
最適なCRMの導入で、顧客と良好な関係を築こう
今回はCRMを特徴別に紹介しました。CRMといっても機能は製品ごとに異なり、SFAやMAなどの機能を持ち合わせているCRMも多いので、よく比較してみましょう。最も最適なCRMを選ぶために、必要な機能を洗い出し、機能と価格のバランスや実用性などに注目すると良いです。
今回紹介したおすすめの製品については無料で資料請求できますので、比較検討する際にぜひご利用ください。