EC管理ソフトを導入する5つのメリット
メリット1 複数のネットショップの在庫を連動
ECサイト管理の課題の一つでもある在庫管理。複数ネットショップに出品している場合、倉庫の在庫を各ネットショップに割り振るという仕組みをとっているケースが多いと思います。しかしその仕組をとると、販売機会を喪失してしまうリスクがあります。
例えば、倉庫に10個ある商品を、ネットショップAとネットショップBに5個ずつ割り振ったケースを考えます。AとBそれぞれに割り振っているので、ネットショップAが在庫切れし、ネットショップBでは5個残っている場合、ネットショップAでさらに売上をあげられる可能性があるのに、在庫がないという理由で販売の機会を喪失してしまいます。
これを、EC管理ソフトを活用して在庫連動させた場合、ネットショップAにもネットショップBにも10個ずつ在庫がある状態になります。ネットショップAから1個売れた場合は、ネットショップAとネットショップBの両方の在庫が9個になります。
複数のネットショップの在庫を自動で連動させることができるため、在庫の細やかな調整という手間が省け、販売機会の喪失という事態も防ぐことができます。
メリット2 実店舗とECサイトの在庫を連動
実店舗がある場合、ECサイトだけではなく店舗の在庫も反映させる必要があります。実店舗とECサイトの在庫を連動させることで、どちらかに在庫が偏ってしまうということがなくなり、販売機会の喪失を防止できます。また、実店舗とECサイトの在庫を連動させることで、実店舗で売れた際に、手入力でECサイトの在庫を変更する、といった手間もなくなります。
メリット3 顧客単位で管理可能
通常の販売管理ソフトだと、顧客単位での管理には適していない場合も多くあります。EC管理ソフトは、顧客単位での管理を前提としているため、顧客ごとの購買履歴を登録でき、顧客に応じたコミュニケーションを取ることが可能になります。
例えば、商品のレコメンドメールを送る際、顧客の購買履歴から好みを推測し、顧客に応じたメールの内容を作成することができます。
メリット4 各工程における顧客へのメールを自動送信
ECサイトを利用する顧客とのコミュニケーションとして、一般的に使われる手段はメールでしょう。注文を受けた際の確認メール、出荷を完了させた際の確認メール、商品を届けた後のサポートメールなど、一回の注文で顧客へメールを送るタイミングは何回かあります。
EC管理ソフトを活用することにより、このメールを送る作業を自動化させることができます。メールの送り忘れを防ぎ、担当者の負担を減らすことが可能になります。
メリット5 注文管理が容易にできる
EC管理ソフトを活用することで、膨大な量の注文情報を容易に管理することができるようになります。どの顧客が、どのような注文をし、それぞれの注文がどのようなステータスなのか(仕入先に確認中、発注済み、出荷済みなど)を、一覧で確認することができます。また、ソフトによって、出荷の予定日を超過したものについて自動的にアラートを出すなどの設定もできます。
まとめ~在庫管理の効率化で売上拡大を狙う~
以上、EC管理ソフトのメリットについて説明しました。5つのメリットを挙げましたが、その中でも直接的に売上拡大につながるのが、在庫連動による在庫管理の効率化です。
在庫管理は、ECサイトを運営・管理する企業だけでなく、さまざまな製造業企業で課題となっています。在庫管理を効率化し、必要な分を必要としている場所に配置すればそれだけ売上が上がります。
在庫管理が上手くされていない、調整の手間が大きいという企業は、是非EC管理ソフトの導入を検討してみてはいかがでしょうか?