効果が出ない社員研修の特徴
効果が感じられない社員研修の特徴を紹介していきます。自社が行っている研修に当てはまっていないか確認してみましょう。
受講者自体が研修を必要としていない
研修プログラムは基本、人事部が企画実施します。そのため、受講者である社員とコミュニケーションを取ったり、や現状把握をしたりしないと、社員は研修に必要性を感じられず、意欲的な姿勢は期待できないでしょう。
受講者が自発的に参加していない
研修が必要であっても、そもそも社員が自発的に「参加したい」と思えるような研修でなければ、社員のモチベーション向上には繋がらず、飛躍的な効果は見込まれないでしょう。
受講者の研修に対する責任感がない
社員が研修を行う際には、業務時間と費用が当たり前にかかります。そのことを理解せずにただ単に研修を行ってしまうと、適当に受けてしまう社員が増える可能性もあるのです。しっかり受講者である社員に責任感を持ってもらうことが重要でしょう。
効果が出る社員研修
では早速効果が出る社員研修のポイントを紹介していきます。
実践を研修に含める
特に講義、座学、eラーニングなど、専門的知識をインプットする形式の研修では、その得た知識をすぐに現場で生かすことは難しいでしょう。しかし実践していかなければ、効果もでません。
得た知識を実践していくところまでを研修内容とし、頭だけではなく、体や感覚でも覚えて行くことにも注意しましょう。
研修の因果関係を理解する
この研修はなんで行っているのか、目的や目標はなんなのか、しっかり考えることが大切です。また、研修内容に関することだけではなく、なぜこの研修を行うことになったのか、研修後には何をえれるのかなど、研修に関する因果関係までも理解していきましょう。
研修後のフィードバックや評価を行う
研修後には社員や参加者に対してフィードバックを行いましょう。フィードバックの方法はインタビューや面談のほかに、確認テスト、アンケートなどもあります。集めた意見をもとに、常にPDCAを回し、よりよい研修ができるようになります。
また、研修の測定方法を確立し評価することも大切です。社員の評価を行うことで、評価する側は効果を実感でき、評価される側も自身に繋がります。研修効果の測定方法は以下で詳しく紹介していきます。
研修効果の測定方法
つづいて、研修効果の測定方法を紹介していきます。
測定する観点を確立する
まず、研修効果を「経営視点」にするか「社員の学習視点」にするか観点を確立させましょう。特徴は以下の通りです。
- ■経営視点
- 企業の利益向上や、課題解決に貢献するか
- ■社員学習視点
- 社員の満足度や、モチベーション向上に貢献するか
測定内容を研修目的にそって決定する
研修の目的によって測定する内容を決定しましょう。例えば、スキル向上の為の研修であったら、スキルテストの実施、マインドセットの研修であったら他人からのフィードバックを収集するなどです。測定する際の検討内容を以下で紹介します。
- ■経営・組織に対する影響力
- ■受講者本人の変化
- ■研修内容の難易度
- ■研修期間など
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2023.01.17
社員研修の目的を解説!目標の設定方法、企画の進め方も解説
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効果測定する人を設定する
意外と研修することに労力をかけすぎて、継続敵に研修効果を測定する人がいないという事例が多いです。そうならない為にも初めから、研修測定を行う人を設定しておきましょう。
効果的な社員研修を実施し社員のスキルアップを実現しよう
社員研修を行っても、効果がなければ意味がありません。しかし効果があるのか、ないのか確認することも難しいでしょう。そんな時はしっかり効果測定方法を確立し、社員研修のPDCAを回していきましょう。
研修をはじめて行う場合は社外研修をおすすめします。社員の研修に対するモチベーションを向上させ、専門的知識を得れるため、飛躍的な成長が実現できるのです。
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