★2020年の最新トレンドは以下の記事で紹介しています。
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2019年の採用トレンド4つ
多くの企業で優秀な人材を獲得するため、さまざまな採用活動が行われています。ここでは、多数の企業が実践する採用手法を4つ紹介します。
他社との差別化を図る「ユニーク採用」
ユニーク採用とは、人気企業との差別化を目的とした、企業独自の採用手法です。
少子化や労働人口不足により、企業は深刻な人材不足となっています。さらに「売り手市場」となっており、優秀な人材は大企業や有名企業に流れがちです。中小企業やベンチャー企業はネームバリューや賃金面で不利となり、人材獲得が難しい状況となっています。
その打開策となるのが、ユニーク採用です。ユニーク採用では即戦力になる人材を獲得するため、スキル・経験を重視した採用を行います。
趣向を凝らした採用手法により、応募者の課題解決力や思考力、チーム協働力などの潜在能力を見極め、企業にマッチする人材の獲得を目指します。
企業のリアルな姿を知ってもらう「職場スカウト採用」
職場スカウト採用とは、人事部だけでなく配属先の上司や従業員も、採用活動に加わる手法です。
従来は人事担当者が面接・選考を行っていました。限られた時間・人数で選考を行うため応募者の適性を知ることは難しく、応募者もリアルな職場環境を知ることはできません。そのため採用のミスマッチが起こりやすく、定着率が低かったのです。
職場スカウト採用は、企業側と応募者側の双方の理解を深める採用手法です。組織一丸となり採用目標を掲げ、人事はこれをサポートします。
職場1日体験や従業員とのディスカッションを行うことで応募者の適性が判断しやすく、応募者は職場環境や風土を知ることが可能です。これにより採用のミスマッチを防げ、活躍できる人材を確保しやすくなります。
自社主体で発信する「オウンドメディアリクルーティング」
オウンドメディアリクルーティングとは、自社で運営するメディアを通じて企業文化や社員のリアルな姿を発信し、人材獲得を行う採用手法です。
オウンドメディアにより、ファンを増やせれば、企業理念に共感する人材の採用ができ、人材の定着率アップに貢献します。
ただしこの採用手法では、応募者に自社サイトを訪れてもらわなければいけません。検索エンジンで上位サイトとしてヒットしなければならず、充実したコンテンツ作成がこの手法の課題だといえるでしょう。
アクセス解析などを行い、SNSで話題になっている事柄や、求職者の求めているコンテンツの詳細を把握してください。
コミュニケーション重視の「ソーシャルメディアリクルーティング」
SNSを活用した採用活動も活発になっています。TwitterやFacebookなどのSNSを介し、求職者と接触していく採用方法となります。ソーシャルメディアリクルーティングのメリットは下記のものがあります。
- 求職者と双方向のコミュニケーションが取りやすい
- 人柄がわかり自社文化とマッチした人材かどうかがわかりやすい
- 求職者の企業理解が深まり採用後の離職防止になる
大まかにはミスマッチが起こりにくいということが、従来の採用活動と異なる点になります。また、SNS上でのやり取りがメインとなるので、会場設置の必要がある説明会などに比べ、金銭的なコストを少なくすることができます。
注意点としては、SNS特有の炎上リスクを抱えていることです。一度炎上してしまえば、企業イメージの毀損や対応処理など、大きなデメリットがあります。運営には特に気をつけてソーシャルメディアリクルーティングを行いましょう。
トレンドの採用手法を取り入れた事例
3つの採用トレンドを紹介しましたが、実際にこれらのトレンドを取り入れた採用事例を見ていきましょう。
ユニーク採用の事例
選考にゲームを用いる企業があります。
ゲームに対する姿勢や物事の考え方をビジネスの観点で評価し、採用を行うというものです。ゲームをスムーズに進めるには、戦略的な行動や問題発生時の課題解決力が必要になります。このようなゲームを行う中で発揮される能力から、自社に向くかを見極めます。
また、麻雀採用を行う事例もあります。通常の面接よりも麻雀のほうが、応募者の素の態度や性格、論理的な思考力があるかを判断しやすいのです。そこから、企業にマッチする人材であるかを見極めることが可能です。
なお、順位が高位の者については長時間の対局を通じて応募者の資質を十分に把握できるため、面接を免除する特典が与えられます。応募者にもメリットがあることで、注目されやすいでしょう。
このようにユニークな採用方式を取ることによって、通常の面接などでは図ることのできない求職者の素質などを把握することができます。違った側面から求職者を見ることによって、自社のカルチャーに合った人物なのか、業務的なスキル以外で求める人物像に近い人材なのかを見ることができるので、より自社にマッチした採用を行うことが可能です。
また、通常とは異なる母集団から募集をかけることが可能なので、思わぬ理想的な人材を募集できる可能性があります。
通常の採用フローでは、なかなか自社に合った人材を見つけることができないと感じているのであれば、ユニーク採用を検討してみるのも一つの手かもしれません。
職場スカウト採用の事例
職場スカウト採用の事例には職場インターンシップがあります。就職前に就業体験を行い、インターンの期間は1日から1ヵ月とさまざまです。就業体験では上司のアシスタント業務や実務を行います。
また、出産などの理由で職場を離れた女性の社会復帰を目指すインターンシップもあります。正社員採用を前提にした有給インターンシップで、セミナーやトレーニングを受講後、実務を行います。企業によってはインターンシップにテレワークを認める企業もあるようです。
1Dayインターンの場合は企業説明に終始してしまう可能性があるので、採用に至る可能性があるのであれば、1ヶ月は確保したほうが確実でしょう。
オウンドメディアリクルーティングの事例
オウンドメディアリクルーティングの事例には、動画の活用などがあります。自社サイト上で従業員のインタビューや働く姿、職場風景を動画で紹介しています。
また、働くことをリアルにイメージしてもらうため、職種の年収などの詳細な求人情報を掲載しています。これにより、応募者数が増加しているようです。
オウンドメディアリクルートでは、各事業部の社員に協力してもらいながらコンテンツを作成する必要があります。しかし、業務で手一杯で協力が難しいと断られる可能性もあります。そのような場合は、社員のエンゲージメントを高めることで解決する可能性があります。
下記の記事では、採用におけるエンゲージメントを高めることのメリットなどを解説しています。オウンドメディアリクルーティングを検討されている方や、実際に運用していてコンテンツ作成がうまく行っていいないご担当者の方は参考にされると運用のヒントになるかもしれません。
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2020.01.17
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ソーシャルメディアリクルーティングの事例
SNSを活用した採用ではFacebook限定ライブセミナーをおこなうことやTwitterで、採用担当者が個人名を公開し、採用者視点で情報発信をおこなうなどの例があります。
SNSらしく、実際の活動や社内の雰囲気など親しみを持てるような投稿を意識して、運営されている企業が多くを占めているようです。
また、InstagramやYoutubeなど文字ベースではないメディアで採用活動をおこなっている企業もあり、採用の見せ方も多様化を見せています。
コンテンツ作成の手間や日々の活動を細かく発信する手間はありますが、その分求職者が入社後のイメージを固めやすく良い人材を募集することができるでしょう。
導入する企業が増えている「HRテック」とは
人事分野での活躍が期待されているものに「HRテック」があります。ここでは、HRテックの概要と活用により期待されるメリットをそれぞれ解説します。
ITシステムを採用活動に取り入れること
HRテックとは、人事分野にテクノロジーを活用し業務改善を目指すことです。Human ResourceとTechnologyを合わせた造語で、専用ツールで採用活動を行います。エントリーシートの内容確認や審査、説明会開催日時の告知などの業務で活躍が期待されています。
採用業務をより効率化できる
採用活動においては、大量の応募者データを管理し、応募者それぞれに対応しなければなりません。応募者への対応が遅れるとエントリーを取り下げられる可能性があるため、迅速な行動が求められます。
採用管理ツールを活用すれば、応募者データを一元管理できます。返信メールの送信を自動化し、応募者データを今後の採用分析に活用することも可能です。また、採用の進捗状況を管理しやすく、チーム内での共有が容易です。
属人化しがちだった採用業務を平準化でき、担当者の負担軽減が可能です。
HRTechにご興味がありましたら当サイトの製品ランキングページをご参照ください。ランキング形式で製品紹介をしておりますので、自社の方針に沿った製品を見つけやすくなっています。また、複数製品の資料を一括請求することも可能ですので、ぜひそちらもご利用ください。
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トレンドを知って採用活動を有利に進めよう
2019年の採用トレンドは以下のとおりです。
- ユニーク採用
- 職場スカウト採用
- オウンドメディアリクルーティング
- ソーシャルメディアリクルーティング
また、HRテックの活用により、採用業務の効率化が期待できます。自社に合う採用方法を取り入れ、採用活動を有利に進めましょう。