アプリと連携している在庫管理システム5選
アプリと連携して使える在庫管理システムを紹介します。
zBox
株式会社バーネットが提供する「zBox」はブラウザアプリなので、インターネットに接続できればAndroidやiPhoneなど機種を問わず利用できます。パソコンもWindows、Mac問いません。
外出先であっても、スマートフォン1つあればクラウド上のデータで在庫を確認も可能です。また会計ソフトやPOSシステムと連携可能です。CSVファイルでの出力でもできるため、エクセルでデータを編集・保存も行えます。
クラウド在庫管理ソフトZAICO(スマート在庫管理)
株式会社ZAICOが提供する「クラウド在庫管理ソフトZAICO(スマート在庫管理)」はPhone、iPadでの利用が可能です。スマートフォンからはインストールするアプリ、パソコンからはブラウザアプリで利用できます。
クラウド会計ソフトfreeeと連携することで仕入れのデータを共有が可能で、CSVファイルをインポートできるため、エクセルで管理していたデータをそのまま移動も行えます。
StockScan
株式会社ユビレジが提供する「StockScan」はiPhone 、iPad用のスマートフォンアプリです。Androidでは利用できない点に気を付けましょう。特徴は、スマートフォンをレジにする「ユビレジ」というアプリと連携できることです。連携してデータを共有することで、商品が売れたことに伴う在庫の変化をすぐにデータ上に反映することができます。
スマホde在庫管理
株式会社サンクレエが提供する「スマホde在庫管理」はブラウザアプリのためデバイスに関係なく利用できます。ただし基本的に操作はスマートフォンで行うよう設計されています。CSVファイルでの出力機能を備えているので、エクセルで編集することもできます。
在庫管理Pro
株式会社アットステージが提供する「在庫管理Pro」は、商品情報の素早い入力が可能なデータベース型の在庫管理アプリです。急な故障によるデータの消失に備えて、バックアップ機能でGoogleドライブにデータを保存することもでき、安心して利用することができます。
以下の記事ではスマートフォンやタブレット端末を活用して在庫管理が行える、小規模向けのシステムも紹介しています。ご興味のある方は是非こちらもご覧ください。
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在庫管理アプリができること
在庫管理をアプリで行う方法があります。具体的には次のようなことができます。
- ●在庫データの登録、編集、確認、検索
- ●在庫の写真登録
- ●QRコード、バーコードとの在庫データの関連付け
- ●QRコード、バーコードの読取り&該当在庫データ検索
- ●データの同期機能
基本的な在庫の登録、編集、検索などを行うことができます。またスマートフォンのカメラを利用して商品の画像を登録したり、QRコードやバーコードで商品を管理することができるようになります。棚卸管理や伝票の発行など高度な作業はできないため、単純に在庫数を把握するためのツールだと考えましょう。
在庫管理アプリを利用する4つのメリット
在庫管理アプリを利用するメリットは大きく分けて4つです。
1.シンプルな機能で使いやすい
まず第一に、シンプルで使いやすいという点があります。機能が多くないのでできることは少ないですが、その分操作を覚えやすいという特徴があります。操作もスマートフォンなので直感的に操作できます。普段使い慣れた機器を使えるので、新たに機器を導入する必要もありません。
2.安価で導入ができる
次に、コストがかからないことです。スマートフォンのアプリなので無料のものも多く、有料であっても高額ではありません。
ただ無料版は機能に制限が多く、本格的に利用するには向いていません。あくまでお試し版として使い、自社が在庫管理をするうえでどのようなシステムを求めているのかを洗い出しましょう。
3.どこからでも作業ができる
スマートフォンなので場所を選びません。パソコンを起動する必要もなく、手持ちのスマートフォンですぐにデータを管理・確認することができます。外出中でも常に在庫をチェックすることができるので、的確な指示を出すことができるでしょう。
4.システムと連携しているものもある
他のシステムと連携できるものもあります。例えば会計ソフトと連携してお金の出入りを記録したり、POSシステム(レジのシステム)と連携することで在庫数の変動を記録することができます。また、システムの一環としてスマートフォンから利用できるものもあります。
例えばスマート在庫管理というシステムであれば、本格的なシステムであると同時にスマートフォンからも利用できる機能が付随しています。このように、一口にスマートフォンアプリといっても、それだけで完結せずに大きなシステムの一つとして使うこともできます。
在庫管理アプリの知っておくべき2つのデメリット
続いて、在庫管理アプリの2つのデメリットを解説します。
1.中規模や大規模向きの機能ではない
中規模や大規模企業には向いていません。主に小売店やECサイトを対象としたツールだと考えましょう。というのも、生産管理や販売管理、納品書の発行など、より業務を円滑に進めるための機能があまり備わっていないからです。
また例外はありますが、あまり多くの外部システムと連携ができません。複雑な業務への対応には向いていないと考えましょう。
2.在庫を管理するためだけの機能に絞られている
商品の名前や在庫の数の入力、また写真やラベルによる商品管理が基本的な機能です。つまり、在庫管理としての最低限の機能しか備えていません。在庫の数を把握する以上の機能を求めるのであれば、アプリではなく本格的なシステムの導入を検討しましょう。
ちなみに、スマートフォンで使うという特性上の弱点もあります。データの容量が大きく圧迫する恐れがあるうえ、落下などで簡単に故障しデータが破損する可能性もあります。このようなリスクも把握したうえで使うようにしましょう。
無料の在庫管理アプリはトライアルとして有効活用
お試し版として利用するようにしましょう。無料のアプリであれば使用できる機能の他に登録できる在庫の数にも制限があることが多いです。そのままの状態では充分な管理ができません。
あくまでトライアルとして利用するにとどめ、その利用を通じて自社がシステムに求める機能を把握しましょう。無料の在庫管理アプリについてはこちらの記事をご覧ください。
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在庫管理アプリを利用して適切に在庫管理しよう
在庫管理アプリには無料のものもありますが、できることが限られています。コスパを考えると有料のものを使った方が良いケースは多いでしょう。ぜひ有料の製品も視野に入れて、最適な在庫管理アプリを選んでみてください。