メルマガ配信で得られるメリット・効果
メルマガ配信を行うとどのような効果が得られるのでしょうか。4つのメリットを見ていきましょう。
配信のタイミングを設定して情報を迅速に届けられる
紙媒体で情報を伝える場合、その情報を伝えようと思ってから読者に届くまでに時間がかかります。デザインや発注などの段階があるうえ、印刷してそれを物理的に読者に届けるのにも時間を要するでしょう。
Webメディアの場合は印刷や配布に時間はかかりません。しかし、それでも一般的なWeb広告はデザインや広告媒体への発注などに手間を要します。
それに比べて、メルマガはそういった手間や時間がほとんどかかりません。必要な情報をテキストで入力し、それを読者に向けて送信するだけです。したがって、情報をタイムリーに読者に届けられます。
コストを抑えられる
一般的なWeb広告は、広告媒体に発注する際に費用がかかります。表示期間を長くしたり規模を大きくしたりすると、その分コストは高くなります。紙媒体の場合は印刷や配布にも費用がかかるでしょう。
それに対して、メルマガはコストが安く済むのが特徴です。作るのに必要なのは基本的にテキストの入力作業くらいです。あとはメールとして送信するだけであるため、大した費用は発生しません。
さらに、メルマガはすでに自社のコンテンツに興味がある層に向けて発信できる点もポイントです。興味がない層にアプローチするよりもコストパフォーマンスが高くなります。
エンゲージメントを築ける
人は接点が多い対象に好意を抱く傾向があります。テレビCMで何度も目にした企業に対して視聴者が親しみを覚えるのは、その良い例といえるでしょう。
これと同じことをメルマガでも実現できます。定期的にメルマガを配信することで企業と顧客の接点を増やし、顧客のエンゲージメントを高められます。
クーポンの配布などを組み合わせるとリピーターを増やすこともできるでしょう。メルマガは顧客を一度きりの購入者ではなく、長期的に自社のファンにするうえで有効な手段といえます。
顧客単価・売上が向上する
メルマガによってエンゲージメントを高められれば、それは売上の増加につながります。よく知らない企業の製品を買うより、普段メルマガを読んでいる企業の製品を買うほうが心理的抵抗が少ないためです。
実際に、メルマガで紹介された製品を買う顧客は少なくないと言われています。特に、自分が興味を抱いている製品の紹介や、買い忘れていた製品のリマインドを好意的に受け取る顧客は多いです。また、メルマガが製品を購入する直接の理由にならなくても、そこで知った製品を実店舗で見かけて買うケースもあります。
目に見える形であれ見えない形であれ、メルマガが消費者の購買行動に良い影響を与えられるのは間違いないでしょう。
メルマガを効果的に活用した事例
続いて、メルマガを効果的に活用した事例を2つご紹介します。
販売促進を成功させた企業の事例
ある企業はECサイトや実店舗での販売促進のためにメルマガを運用しています。本文が長くなると読んでもらえないことが分かったため、長さに注意してメルマガを配信しているとのことです。
普段の開封率は3割程度ですが、キャンペーン情報などを載せた際には約4割に上昇。そして、翌日には自社サイトへのアクセス数や注文数が大幅に伸びるため、メルマガの効果を実感しているそうです。
効果的なメルマガのスタイルを追求した企業の事例
コーヒー関連商品を販売するある企業は、メルマガの効果が見込める顧客を属性によって選出しました。そして、その顧客をランダムに分けて別々のメルマガを送信。こうしたテストを通じて、どのようなメルマガがもっとも効果的なのかを模索しました。
その結果、良いメルマガと悪いメルマガで20倍もの売上の差が生じたといいます。
メルマガ配信の効果を高めるポイント
メルマガの効果を最大限に高めるには、どんなポイントに留意すればよいのでしょうか。
ターゲットを設定する
メルマガは、企業が言いたいことを一方的に顧客に伝えるためのツールではありません。顧客が求めている情報を与えてこそ意味があります。そのため、メルマガを配信する際はターゲットを明確にしましょう。ターゲットが分からなければ、どのような情報を伝えるべきかが定まりません。
たとえば、まだ自社の顧客になって間もない層がターゲットなら、手軽に読めることを優先すべきかもしれません。逆に、すでに自社のファンとなっている顧客がターゲットなら、濃密な情報を届けるべきと言えるでしょう。
また、設定したターゲット像は適宜修正することも大切です。メルマガの開封率や商品購入率などを踏まえて調整しましょう。
読みやすさを意識する
多くの人にとって、文章を読むのは面倒くさいものです。少しでも読みにくいと感じたら、その時点でメルマガを読むのを止めてしまうかもしれません。
そのため、メルマガは読みやすさを意識しましょう。たとえば、適度に改行を挟んだり漢字を開いたりすると効果的です。中学生でもスラスラと読み切れる文章を目指しましょう。
また、伝えたいことがたくさんあっても、一度に送る文章量が多すぎると読んでもらえません。1通のメルマガで書きたいことはできるだけ1つに絞り、それをコンパクトかつ明確に伝えられる件名を設定しましょう。
メール配信の効果を最大化しよう!
メルマガ配信で得られるメリットは以下のとおりです。
- ■配信のタイミングを自由に設定できる
- ■コストを抑えられる
- ■エンゲージメントを築ける
- ■売上が向上する
また、メルマガ配信の効果を高めるポイントは以下のとおりです。
以上を踏まえてメルマガを配信し、そのメリットを最大限に活かしましょう。メルマガの配信には、メール配信システムを活用することで効果を測定することができます。興味のある方はぜひご覧になってみてください。
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