アプリ対応!生産管理システムを比較
アプリ対応している生産管理システムを紹介します。タブレット端末で利用できるアプリもあるので、さまざまな製品を比較してみてください。
i-PROERP3 の比較ポイント
- 作業進捗の「見える化」により工場経営をサポート
- リアルタイムな照会でコスト削減に貢献
- 見積り・受注から出荷までの工場業務全般をバックアップ
株式会社DigitWorksが提供する「i-PROERP3」は、多品種少数生産型の部品加工業に特化した生産管理システムです。見積作成から実績の統計まで一連の流れをシステム化して情報の見える化を図ります。クライアントサーバー型でユーザーはパソコンやタブレット端末を使用して操作します。
見積作成の段階で、材料費や加工費、納期の計算を自動で行ってくれます。材料受入時はバーコード、QRコードを活用して現場の入力作業の手間を軽減。進捗確認は現状を一覧で表示し、納期遅れは色で知らせてくれます。
TPiCS-X の比較ポイント
- 国内外で1954社以上の実績(英語・中国語・ベトナム語の対応)
- 一品生産(製番管理)や繰り返し生産(MRP)の機能が充実
- 短納期の対応や、在庫削減を目的とされる企業にお勧めします
株式会社 ティーピクス研究所が提供する「TPiCS-X」は1,900社以上の販売実績のある生産管理システムのパッケージソフトです。量産から個別受注仕様まで幅広く対応可能です。生産計画作成機能や帳票発行機能、在庫管理や原価管理を行えます。
また、生産指示書や日報をタブレットだけの作業に切り替え、ペーパーレス化を進めることもできます。リアルタイムでの完了報告できるなど、現場でタブレットが活躍するでしょう。
TECHS-BK の比較ポイント
- アクティブユーザ10万人超! 導入社数3,900社超の実績あり
- 複雑になりがちなデータの一元管理が可能!
- 導入から稼動まで各専門スタッフが全面サポート!
株式会社テクノアが提供する「TECHS-BK」は、多品種少量型の部品加工業を行っている中小企業向けの生産管理システムです。バーコードハンディターミナルにより、リアルタイムに進捗状況を把握し、受注から生産、売上まで一元管理します。
「iPad 実績収集オプション」を利用することで、専用アプリから作業実績や手順の動画、納期状況や進捗情報が確認できます。そのほか手持ちのタブレット端末からいつでも有用な分析指標を確認できるオプション機能もあります。
A's Style の比較ポイント
- WEB型ERP:受注~出荷まで一連のプロセスとデータを管理
- 生産計画~工程予実をガントチャートで見える化 ※マウス調整
- 現場タブレット活用で叶える現場実績登録 (製造・検査、倉庫)
株式会社ケーエムケーワールドが提供する「A's Style」は、拡張性の高いオールインワンクラウド対応Web型ERPパッケージです。長年のスクラッチ開発から培ったノウハウを活かすオリジナル開発基盤を使用し、最適なソリューションをセミオーダーできます。
タブレットやバーコードを活用した情報管理や稼働時間管理、リアルタイム日報システムなどが使えます。工場内でのタブレット活用で指示から報告、確認業務までを効率化できるでしょう。
TECHS-S の比較ポイント
- アクティブユーザ10万人超! 導入社数3,900社超の実績あり
- 仕掛原価と完成時予測原価をリアルタイムに管理!
- 導入から稼動まで各専門スタッフが全面サポート!
株式会社テクノアが提供する「TECHS-S」は、個別受注型の機械・装置業を行っている中小企業向けの生産管理システムです。「見える化・見せる化」により、『利益体質への改善』を追求して作られたこだわりのある製品です。
クラウドサービスである「コックピットオプション」をつけることで、TECHSに蓄積されたデータから得られる各種経営情報、製造進捗情報などを場所や時間を問わず参照できます。専用端末は不要で、パソコンやタブレット、スマートフォンを使えます。
株式会社BSNアイネットが提供する「i-PALET 生産管理」は個別受注・見込生産を行っている企業向けの生産管理システムです。自社開発パッケージなので、要望に応じた仕様変更や機能拡張など柔軟に対応できます。
Web・マルチブラウザ対応で、タブレットからの利用が可能です。各主要ブラウザに対応しているのも嬉しいポイントです。
ほかの生産管理システムも比較してみたい方は以下の記事をご覧ください。
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生産管理アプリの必要性
多くの企業で生産管理システムが導入されています。しかし、PCで利用しているため作業場所が限られ、生産業務が効率化しきれていないという企業もあるのではないでしょうか。PCで生産管理システムを利用する際に生じうる課題を紹介します。
現場でシステムが効率的に活用されていない
作業進捗が入力されていても、作業場を離れなくては確認できない状態では、生産管理システムが効率的に活用されているとは言えません。作業実績をリアルタイムで把握しにくく、生産が計画通りに行われているかわかりにくくなってしまい、作業効率化の妨げとなります。
タイムラグの発生
生産管理システムをPCで活用している場合、現場で生産日報を入力できず、作業後にデスクに戻ってからPCで処理を行うためタイムラグが発生してしまいます。稼働している現場との誤差が生じ、正確な時間計測ができません。
アプリ形式の生産管理システムを使えば、これらの課題も簡単に解決できます。
生産管理アプリをタブレットで利用するメリット
生産管理システムをPCで使う場合は作業現場で利用しづらいため、さまざまな課題が発生してしまいます。タブレット端末で生産管理システムのアプリを活用すれば、先ほど紹介した課題を解決できるでしょう。では、具体的に何が実現できるのかを紹介していきます。
現場で使いやすい
タブレット端末は持ち運びが簡単なので、作業場所でデータを入力したり進捗を確認したりできます。たとえば点検や修理などのサービスを行った際、担当者はタブレットに結果を入力して撮影し、システムにアップすれば帰社してデータを打ち込む手間はかかりません。また、実際の作業進捗とデータ上の作業進捗の誤差が少なくなるでしょう。
迅速な対応ができる
タブレット端末を使えば、リアルタイムで現場の状況がわかるので迅速な対応が可能になります。タブレットのカメラで、ラインを流れる製品などを現場の様子を撮影できるので、進捗管理はもちろん品質管理にも役立つでしょう。遠隔地など管理者が現場にいない状況で何らかの問題が発生しても、すぐに共有すれば適切な対応ができます。
ほかにも海外工場の現場を把握し、指導することも可能です。Web会議のように、海外工場の現場担当者とコミュニケーションを取り、問題となっている箇所などをカメラで映し出して対策を指示するなどもできるでしょう。従来の出張コストなどがかからず、経費削減にもつながります。
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アプリ対応の生産管理システムを活用してさらなる効率化を!
タブレット端末で使える生産管理アプリによって利便性が向上し、システムが活用されるでしょう。現場で生産管理システムが使いにくいという声が挙がっているのであれば、ぜひ生産管理アプリの利用も検討してみてはいかがでしょうか。生産現場の見える化を行い、業務効率化を進めていきましょう。