経理業務効率化の最新ノウハウを共有する!

こんにちは! 『ITトレンドスタイル』ライターのあやかです。おととい、いま中堅企業の経理部門で働いている学生時代の友人と飲みました! さっそく、日頃の取材で得た知識をもとに、聞いちゃいました。「経費精算システムは何を使っているの? RPAは入れてる?」。そうしたら彼女いわく、「全然。紙の伝票と格闘して、月末月初は終電続きだよ」。うーん…、働き方改革ってやっぱりまだまだ浸透していないんだなぁ…。

「経費精算システムとか、RPAとか、言葉は聞いたことあるんだけど…。業務がものすごく効率化されるんだよね? でも、私たち経理ってずっと会社の中にいるから、ITを活用して成功した、他の会社の具体的な話って、なかなかイメージできないし…。実際のところ、どんなモノなのか分からないんだよね…」。

なるほど! それならワタクシ、あやかの出番です。「さまざまな企業の経理担当者が、ノウハウや情報を共有できる場を」という目的のイベント『MF Expense expo 2018』が開催されるので、友人のためにも、経理担当者の新しい働き方、しっかりレポートさせていただきます!

イベントは2018年9月7日(金)、東京駅すぐそばのJPタワーにて開催。このビルには日本郵便さんが運営する『KITTE』という、丸の内女子御用達のファッション・化粧品・香水・カワイイ小物などの店舗が入っている商業施設があります。潜入前にちょっと立ち寄って、オシャレな帽子をチェックしていこうかな…。っと、いけない。経理の友人のためにも、取材優先!

イベントのトップを飾る基調講演は、『RPA・AIが管理部門へもたらす未来~中小・中堅企業はどんな備えをすべきか~』と題したディスカッション。登壇者は、RPAホールディングス株式会社 代表取締役の高橋知道さんと、本イベントを主催している株式会社マネーフォワード 取締役 兼 Fintech研究所長の瀧俊雄さんです。

かたや、「RPA」を社名に冠する、この分野のリーディングカンパニー。かたや、経費精算システムをはじめとする各種ITツールで実績をあげ、2017年に東証マザーズ上場も果たした急成長企業。経理業務を効率化できるITツールのエキスパートと言える、まさに両雄! といった感じです。

RPAホールディングス株式会社 代表取締役 高橋知道さん
(所属・役職は取材当時)

なくなるのは「作業」で、「仕事」ではない

まずは、RPAホールディングスさんが、自社の経理部門にRPAを導入したとき、どんな変化をもたらしたか、という報告からスタート。

たとえば請求書の発行業務。400枚をヒトの手でさばいていたときは17.3時間、およそ3日間かかっていたそうです。これをロボットに任せたところ、業務は35秒で終了。しかも、同社はこの3年間で売上が3~4倍に伸びたそうで、それに比例して処理する請求書の枚数も激増。にもかかわらず、ロボットのおかげで作業時間はやはり35秒。もし、「紙ベース・人間のスタッフが処理」のままなら、どれほど作業時間が増えていたか…。

業務の自動化により、経理部門の社員は時間に余裕が生まれました。その時間をみなさんはどう活用したのでしょうか? ある社員は「RPAってやっぱりスゴイ! もっとこのRPAツールをより多くの人に使ってもらいたい」と、自発的に営業担当も兼任するようになったんだとか。 他には、ご主人の転勤先に引っ越しても、リモートワークで仕事を続けられるようになったり、子どもの習いごとのために時短勤務に切り替えたりした社員も。まさに「働き方改革」を実現させていますね!

でも、「ロボットの登場によって人の仕事はなくなる」という意見もありますよね…? これに対して、高橋さん、瀧さんともに強調していたのが、「なくなるのは『作業』であって『仕事』ではない」ということ。日本人は勤勉なので、仕事をすべてひとりで抱えがち。でも、ロボットに任せられる部分は任せてしまえば、空いた時間でより人間らしい、その人の特技・スキルを活かした仕事に専念できるというのです。

そういえば、私もよく編集長から「作業をしていないで、仕事をしろ!」と叱られているなぁ…。契約書や請求書の処理とか資料整理をやっていると、なんか妙に「仕事」をしている気になるんですよね。でも、確かにこれらは「作業」。あぶないあぶない、このまま続けていたら、私の業務もロボットに取って替わられるところだったんだ…!

株式会社マネーフォワード 取締役 兼 Fintech研究所長 瀧俊雄さん
(所属・役職は取材当時)

「ソリューション」か「エンターテインメント」か

では、業務を自動化するツールの導入が進んだ未来、人間はどんな「仕事」をするようになるのでしょうか? 瀧さんは「目の前の人に働きかけることのみが、ビジネスとして成り立つようになる」と予想していました。経理部門のスタッフであれば、業務の処理は自動化ツールに任せて、ツールが蓄積するデータの分析にもとづいて経営者に今後の経営方針について提言するような「仕事」が残るというわけです。

瀧さんの発言に対し高橋さんは「同感です。ビジネスは人を喜ばせる『エンターテインメント』と、困った人を助ける『ソリューション』に集約されるようになるでしょうね」と補足していました。

私の書く記事は、「おもしろい!」と思ってもらえるエンターテインメントか、「役に立つ!」と思ってもらえるソリューションか、どちらかになっているのかなぁ…?

「時間の自由」を手に入れよう!

「パナソニックの創業者・松下幸之助には、『家電に家事を代行させることで、子どもや夫に愛情を注ぐといったことに時間をつかってほしい』という想いがあって、それが事業を推進する原動力になっていた」(高橋さん)。とってもステキなエピソードですね! 高橋さんがRPA事業を推進している究極の理由も「働いている人の幸せ」にあるとのことでした。

新しいツールを徹底的に活用することで、便利さを獲得できます。それによって「時間の自由」が手に入る。「新たにできた時間を好きなように使える」という自由な選択肢を、手に入れることができるんです! ロボットやテクノロジーを使いこなすことが、より人間らしく働き、生きる近道となるのです!

そうか、編集長が私に「作業をするな。仕事をしろ!」と口をすっぱくして言ってくれていたのは、「人間らしいことをしなさい」ってことだったんだ! 編集長、有難うございます! 上司の親心に気づいて、なんだか人間としての円熟味が増した気分になって家路につく、あやかでした!

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