特長
ネットワークを流れるパケットをキャプチャすることによって、プロトコル別のトラフィック量や品質状況(パケットロス率、コネクション数、RTT、アプリケーション遅延)をグラフ化し、分かりやすいビジュアルで表示します。
その結果、障害発生前の予兆を検知し、閾値超過などのイベントを運用管理者へリアルタイムに通報することが可能になります。
また、ネットワークをフロー(流れ)で捉え、システム全体を可視化するため、各装置の性能情報と品質劣化の関連性を把握することができます。
【1. トラフィックの詳細分析】
課題:帯域幅が逼迫していることが分かったため、増幅などの対処が必要か判断したい。
解決:プロトコル別通信量を把握することで、不要な通信をしないよう社内周知をおこない、通信量を下げることができ
た。
[イメージ図:下図左側]トラフィックの詳細分析
【2. サーバー別アクセス状況】
課題:本社ルーターが高負荷になっていた。リプレイスをすべきか判断したい。
解決:全社員がアクセスする勤怠管理システムの通信量が多いことが判明。今後、利用者が増える予定のため、それを加
味したスペック検討をおこなった。
[イメージ図:下図中央]サーバー別アクセス状況
【3. 遅延原因の切り分け】
課題:ユーザーから、本社サーバーへの通信が遅いと申告があったため、原因調査をおこないたい。
解決:TCP のラウンドトリップタイムを測定し、遅延箇所の切り分けを実施。一部ネットワーク機器のリプレイスをおこ
なった。
[イメージ図:下図右側]遅延原因の切り分け
System Answer G2 との連携
System Answer G2 と Quality Analyzer Option を連携することにより、ネットワーク品質に関する MIB 情報を取り扱うことができるようになります。(トラフィック量、パケットロス率、コネクション数、RTT、アプリケーション遅延)
これらの情報を基に、障害範囲の限定、セキュリティ対策の強化、ネットワーク品質の低下要因となるユーザーやアプリケーションの特定などが可能です。