おすすめのクラウド請求書発行システムを徹底比較
まずは、ITトレンド編集部がおすすめするクラウド型Web請求書システムを紹介します。
BtoBプラットフォーム 請求書 の比較ポイント
- 請求書の発行コスト約67%、受取にかかる処理コスト約77%削減
- 請求書の確認・承認がWebで完結、場所を選ばずテレワークを実現
- 国税庁が定める電子帳簿保存法、2023年インボイス方式も対応可能
「BtoBプラットフォーム 請求書」は50万社での導入実績があり、株式会社インフォマートが提供するWeb請求書クラウドシステムです。同社には20年以上にわたる経験とノウハウがあり、24時間監視体制などのセキュリティ対策やサポート品質の高さが魅力です。
帳票のタイトルや項目はカスタマイズでき、請求書や納品書、支払通知書などの発行が可能で、帳票の郵送代行にも対応しています。さらに、帳票の受け取りや帳票の一元管理もシステム上で行えます。取引先は無料で利用できるプランがあるので、導入しやすいでしょう。
ナビエクスプレス
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
ナビエクスプレス の比較ポイント
- 【コスト削減】発送費、人件費、運用保守費の削減
- 【スピード向上】情報伝達スピードが大幅に向上
- 【人的ミス削減】自動化により作業時間を減らし、人的ミスも削減
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社の「ナビエクスプレス」は、明細書の作成や発行業務の大半を自動化する電子帳票ソリューションです。基幹システムなどと連携して明細書データを自動アップロードし、システム上でCSVまたはPDF形式の帳票を作成できます。作成した明細書はメールやFAXで自動的に発行されます。
Webブラウザから明細書データの手動アップロードできたり、自社仕様の明細書を発行できたり、柔軟性があるのも魅力です。
楽楽明細 の比較ポイント
- 請求書・納品書・支払明細などの帳票発行業務を60%削減
- 紙代・発送費・人件費などのコストも大幅削減
- 上場企業にも選ばれる、契約継続率99%の安心サービス
株式会社ラクスが提供する「楽楽明細」は、サービス契約後の継続率が99%のWeb帳票発行システムです。上場企業でも利用されているシステムなので、安心して導入できるでしょう。
帳票の項目やレイアウトの設定は自由自在なので、請求書や納品書、支払明細、給与明細などあらゆる帳票発行に対応します。なお、郵送代行機能があるので、取引先の希望に応じて郵送も可能です。そのほか、基幹システムや販売管理システムなどと連携し、CSV・PDF形式のファイルや帳票データをそのままアップロードできます。
請求管理ロボ の比較ポイント
- 手作業やExcel管理を減らして電子請求書を実現
- 継続的な請求/課金などサブスクリプションの請求を全て自動化
- Salesforce、KintoneなどのCRMや、会計ソフトと外部連携が可能
「請求管理ロボ」は株式会社ROBOT PAYMENTが提供しているクラウド請求自動化ソリューションです。請求書の発行以外にも、集金や消込など請求後の入金管理も行えるので、請求業務全般の効率化に役立つでしょう。
請求書の発行は、CSV形式のファイルや外部システムのデータをアップロードし、配信日時を設定するだけで完了です。請求書テンプレートは取引先ごとに作成できます。また、連携できる外部システムは、SalesforceやKintoneなどのSFAやCRM、会計ソフトで、PDF形式の請求書データを一括でメール送信する機能も搭載されています。
SVF TransPrint の比較ポイント
- 紙からWebに移行することで作業時間や郵送費用を削減します。
- 取引先にも時間面や費用面で様々なメリットがあります。
- 管理・保存もクラウド上で実現。紙のファイリングは不要です。
ウイングアーク1st株式会社が提供する「SVF TransPrint」は、クラウド上で帳票を発行する帳票Web配信・返信サービスです。クラウド上にPDF形式の帳票をアップロードするだけで取引先に配信できるので、請求書の発行がリアルタイムになります。取引先はシステムにログインして、Web経由で帳票のダウンロードができます。
取引先に受領書などを送ってもらいたい場合も、クラウド上でファイルをアップロードしてもらうだけなので郵送の必要はありません。なお、郵送代行も行っているので、希望に応じて利用できます。さらに、帳票管理にも対応しており、OCRによる帳票の読み取りや、自動振り分け設定などが可能です。
@Tovas の比較ポイント
- 「システム連携(API)」で簡単&シンプルに自動配信を実現
- 「セキュリティ・情報トレーサビリティ」で重要帳票も安心安全に
- 「マルチアウトプット」で配信業務の効率化とコスト削減を実現
「@Tovas」は、帳票業務のノウハウが豊富なコクヨ株式会社が提供しており、サポート体制が充実したWeb配信クラウドサービスです。専任担当による導入・運用サポートがあり、初心者でも安心でしょう。
また、使い方も簡単で、システム上にCSV・PDF形式の請求データをアップロードすれば、WebやFAXで請求書や納品書などを発行できます。郵送代行にも対応しています。さらにAPIにより、基幹システムから請求データをアップロードが可能なので、作業工数が大幅に減るでしょう。
請求上手 の比較ポイント
- 【初期費用ゼロ!】手頃な価格ではじめやすく、ずっと使える。
- 【前提知識は不要!】スピーディな導入設定!
- 【運用実績5年以上!】利用件数毎月10万件超!信頼のサービス。
「請求上手」は株式会社ティエラが提供しており、初期費用0円のクラウド型Web請求システムです。月額18,000円で月300件まで請求書の発行が可能で、発行件数が増えても拡張できます。請求書の発行は、Web上に請求書をアップロードするだけです。取引先はWeb上で請求書を閲覧する仕組みなので、送付の手間がありません。
また、24時間365日監視体制や通信の暗号化、データの常時バックアップなどセキュリティ面でも安心です。加えて、必要に応じてバージョンアップが行われるので、法令に遵守した請求業務を行えるでしょう。
Tradeshift の比較ポイント
- SNSで人と人がつながるように、企業と企業がつながる
- 直感的なインターフェース
- アプリで拡張できる
「Tradeshift」は、トレードシフトジャパン株式会社が提供する企業間取引プラットフォームで、世界150万社で利用されています。調達から支払いまでの商取引プロセスを一元管理するので、請求業務もこのプラットフォーム上で可能です。
初心者でも直感的に操作しやすい、SNSのようなインターフェースが特徴です。操作が簡単であるうえ、無料でシステムの基本機能が使えるので、導入の負担が少ないのもメリットでしょう。
LinkPrint CLOUD の比較ポイント
- 電子送付も印刷も、帳票発行業務を一元管理!
- 専用帳票エディタで企業独自レイアウトの帳票発行に柔軟に対応
- 請求書以外にも納品書、支払明細や送り状までトータルに支援
ティービー株式会社が提供するクラウド帳票発行ツール「LinkPrint CLOUD」は、帳票レイアウトを自由に設計できるので既存データをそのまま使えます。得意先ごとに帳票フォーマットが異なる場合でも対応でき、システムに帳票を取り込んだ後でも修正や追記が可能です。
なお、帳票は電子送付または印刷送付となります。電子送付の場合、受取側のダウンロード状況を確認でき、印刷の場合は専用ツール「LPC Direct」によって印刷が自動化されます。そのほか、バックアップ体制や24時間365日の監視体制、通信や保管データの暗号化など、セキュリティに配慮されている点も安心でしょう。
freee株式会社が提供する「freee」は、請求書の発行のほか、売掛金や買掛金の管理、消込、記帳なども行えるクラウド会計ソフトです。請求書の作成はテンプレートを使うので簡単です。さらに、APIでSalesforceやkintoneなどのCRM・SFAと連携すれば請求データを取り込めるので、入力の手間がほとんどかかりません。
請求書の送付に関しては、PDF形式の請求書をメールで送付できたり郵送代行できたりと、柔軟に対応しています。郵送代行は、業界最安値の1通150円で、請求先には3~4営業日で届きます。
以下の記事でも、おすすめのWeb請求書発行システムを紹介しています。各製品の特徴や価格を比較しやすい一覧表を掲載していますので、ぜひお役立てください。
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2021.03.19
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まだまだある!クラウド請求書発行システム
ほかにもクラウド請求書発行システムを紹介します。
Misoca
「Misoca」は弥生株式会社が提供しているクラウド見積・納品・請求書サービスです。わずか1分で請求書を作成でき、自動作成予約をするとさらに作成時間は短縮されます。消費税率10%および区分記載請求書に対応しており、会計ソフトとの連携も可能です。送付方法はメールまたは郵送代行を選択できます。なお、郵送代行は1通160円です。
マネーフォワード クラウド請求書
「マネーフォワード クラウド請求書」は株式会社マネーフォワードが提供している請求書作成ソフトです。請求書の自動作成ができ、郵送代行に対応しているので、発行の手間がかかりません。また、閲覧や編集権限を細かく設定でき、セキュリティ面でも安心でしょう。同社の「マネーフォワード クラウド会計・確定申告」と自動連携すれば売掛金や入金の管理も可能です。
MakeLeaps
「MakeLeaps」はメイクリープス株式会社が提供しているクラウド見積・請求・入金管理ソフトです。見積書や請求書をクラウド上で作成し、入金管理まで行えます。送付方法は郵送代行・Web送付・PDF同封の3パターンです。また、書類の承認機能を搭載しており、編集や送付、入金消込などの操作をユーザーによって細かく制限できます。
クラウド請求書発行システムの選び方
製品によってさまざまな特徴があるので、自社の課題や利用環境を踏まえて複数の製品を比較し、選定することが重要です。ここからは、クラウド請求書発行システムの選び方を解説します。
1.郵送代行・フォーマット変更ができるか
クラウド請求書発行システムを使えば、ペーパーレス化によってコスト削減や業務効率化などの効果が見込めます。しかし、中には請求書の電子化やWebサービスの利用に消極的な取引先も少なくありません。
請求書の電子化に協力的ではない取引先が多い場合は、クラウド請求書発行システムに郵送代行機能があるか確認しましょう。印刷や封入、発送などの作業をベンダー側が代行してくれます。
また、取引先ごとに請求書のフォーマットが異なる場合もあるでしょう。その場合はフォーマットのカスタマイズができることも確認しておくと良いです。
2.クラウド利用時のセキュリティは大丈夫か
クラウド型のシステムは、ベンダーがサーバやシステムを管理する仕組みなので、他社のサーバに自社のデータを預けることになります。そのため、ベンダーのセキュリティ対策を確認しましょう。
通信の暗号化など基本的なセキュリティ対策は大半のシステムで行われていますが、ベンダーのサーバが安全に管理されているか調べてください。24時間365日体制でサーバを監視しているかなどを確認しておくと安心です。
3.導入後のサポートは充実しているか
システムを選定するときは、ベンダーによる導入後のサポートが充実しているかどうかも重要になります。
請求書を発行するタイミングは決まっていることが多く、仮に膨大な量の請求書を発行したときにシステムの不具合が生じれば、業務に遅れが発生し、取引先に迷惑がかかるかもしれません。そのため、サポートを受けられる時間帯なども確認しておくと良いでしょう。
クラウド請求書発行システムのメリット
では、ここで改めてクラウド請求書発行システムのメリットをおさらいしていきましょう。
1.いつでもどこでも請求書発行ができる
クラウド請求書発行システムはインターネット環境さえあれば、いつでもどこでもシステムにアクセスし、請求書を発行できます。スマートフォンやタブレットなら外出先からもシステムにアクセスし、請求業務を行えるので便利でしょう。
例えば、営業社員が顧客との商談を行い、見積書や請求書が必要になったら、その場でシステムにアクセスして簡単に書類の作成や発行が可能です。
2.閲覧・管理権限により情報漏えいを防止できる
クラウド請求書発行システムには、操作の権限設定機能が搭載されていることが多いです。社員ごとに閲覧や編集などの操作を制限しておくと、内部不正による情報漏えいを防止できるでしょう。さらに、担当以外の社員が誤って編集するなどのミスも防げます。
3.低額の導入費用でスピーディーに導入できる
クラウド請求書発行システムは、システム構築の手間なく、すぐにサービスを利用できます。システム構築に必要な設備や専門の技術者も不要なため、導入コストを抑えられます。
通常、社内でシステム構築する場合は、1ヶ月から3ヶ月ほどの時間がかかりますが、クラウド型システムは既にシステムが完成しているので利用開始までに時間がかかりません。
自社に合ったクラウド請求書発行システムで業務改善を
複数のクラウド請求書発行システムを紹介しましたが、一つひとつの製品を比較して最適なものを選びましょう。比較する際のポイントは、郵送代行やフォーマット変更などの機能、セキュリティや導入後のサポートなどを確認することです。ぜひ自社に合うクラウド請求書発行システムを導入して、請求業務を効率化しましょう。