帳票認識サービスは、定型帳票対応エンジンや非定型帳票対応エンジン等、
業務ごとに異なる帳票に合わせた複数AI-OCRエンジンを搭載するプラットフォームサービスです。
様々な形式の帳票を読み取り、あらゆる帳票取り扱い業務に幅広く対応可能です。
複数様式の帳票が混在する業務においても、帳票種別を意識することなく運用でき、
大幅に作業負担を軽減します。
確信度の提示で業務負荷を軽減
帳票業務の負荷軽減には、帳票の読み取り結果確認の手間の削減が重要です。
人による確認が不可欠な処理とRPAによって自動化できる処理との運用判別がポイントとなります。
帳票認識サービスは、AI-OCRの認識の正確性を独自アルゴリズムでスコア化し、
それを“確信度”として提供します。
さらに確信度と認識結果に対し、チェック時の業務ルールを適用して補正を行うことで、
OCRの誤読・不読といった不正確なデータの登録リスクを低減させます。
例えば、確信度「低」と「中」は人がチェックし、確信度「高」については人のチェックはせず自動登録する、
というような運用をすることで、誤登録リスクを回避し、帳票業務の自動化率も上がります。
さらにオプションを利用することで、認識結果と別系列業務データの突き合わせも行います。
突き合わせ結果についても確信度補正に利用することで、誤った情報登録のリスク回避を行えます。
集中する帳票業務に柔軟に対応
帳票業務はあらゆる業務で発生しますが、この作業は特定期間に集中する場合が多くみられます。
通常期と比べて、繁忙期は数倍から数十倍という業務量の業務もあります。
サービスプラットフォームをクラウドで形成されている帳票認識サービスでは、
こにような特定期間に業務集中する場合においても、スケーラブルな対応が可能であり、
システムコストの低減に貢献します。
これまでミッションクリティカルなシステム構築に数多く携わってきた日立のノウハウを活用し、
お客さまのご要望に応じた、可用性・セキュリティ対応などを個別でサービスに組み込むこともできます。