BIツールをIoTにおいて活用している事例
BIツールをIoTにおいて活用している企業の事例を2つ紹介します。
事例1.振動センサーを使い工場での活動を可視化
ある企業は、工場における活動を可視化するために振動センサーを用いました。このセンサーで得た情報をBIツールで分析・グラフ化し、異常事態の早期発見に役立てたのです。
このグラフにより振動が閾値に迫っているかを目視しやすくなりました。また、異常値が出た場合に自動的にアラートが鳴りグラフの確認を促す仕組みも設定されています。こうすることで、常に人が現場やデータを監視しなくても良くなりました。
事例2.2社のサービスを連携して高度な分析・可視化を実現
ある事例では、IoTソリューションを提供する企業とBIツールを提供する企業が連携し、ワンストップのサービスを実現しました。
末端のセンサーデバイスにより、販売情報や決済データなどを収集します。そして、そのデータをセキュアなネットワークを経由してクラウド型BIツールに送信。高度な機能によりデータを分析・可視化します。
BIツール活用のメリット
続いて、BIツールを活用するメリットを3つ見ていきましょう。
業務を効率化できる
データを可視化するには、取得や加工、分析といった多くの手間を要します。これらをすべて手作業でやっていると多大な時間がかかるでしょう。また、データの取得にSQLなどの知識が必要になると、対応できる人員も限られてきます。貴重な人手を奪われるため、効率的とはいえません。
しかし、BIツールであればこの一連の作業を自動化できます。定型的な作業であるため、一度自動化してしまえばあとはほぼすべてツールに一任できるでしょう。
問題・課題への対応を早められる
BIツールのメリットはコストが安く済むことだけではありません。データやその分析結果を迅速に得られるのも特徴です。
すぐに分析結果が分かれば、問題を早期発見できます。そのデータについてさらに深く掘り下げたい場合も、BIツールがあれば即座に対応可能です。こうして問題への対応を早められれば、発生する損失を最小限に抑えられるでしょう。
また、早くなるのは問題への対応だけではありません。市場の変化などへの対応も早くなります。たとえば、顧客の購買データなどを迅速に分析できれば、そこから販促施策を練ったり新製品のアイデアを出したりするのに使える時間が増えるでしょう。
意思決定の質を向上させられる
本来、データの分析にはある程度の専門的な知識が必要になります。しかし、BIツールはそういった知識がない人にも使いやすいように工夫されています。つまり、社内にいる多くの人がデータを活用できるのです。
また、分析結果を深堀りしたい際にもすぐに対応できます。定型作業に費やす時間が少なく済むため、意思決定に注力できるでしょう。
さらに、BIツールを使えば連携しているさまざまなシステムから情報を集約できます。複数のシステムを横断してデータ分析することで、人手で行っていた分析よりも高度な知見を得られる可能性が高いでしょう。これらの特徴により、BIツールを使えばデータを基にした意思決定の質を高められます。
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BIツールをIoTにおいて活用し、業務改善につなげよう!
BIツールを活用するメリットは以下のとおりです。
- ■業務を効率化できる
- ■問題への対応を早められる
- ■意思決定の質を向上させられる
BIツールとIoTを組み合わせると、より高度な分析や効率化が実現します。人の手が介在すべき部分を減らし、重要な業務に専念できるようになるでしょう。
以上を踏まえて適切にツールを活用し、業務の改善を目指しましょう。
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