予算会計エクスプレスの特長
使いやすさに重点をおいたシステムデザインと特許をベースに開発された予算作成ロジックにより、誰でも簡単に精度の高い予算財務三表等が作成できます。
また、工夫されたデータ管理の仕組みが、これまで面倒だった予実分析や着地予想レポートの作成、予算シナリオの管理などを、ごく単純な作業に変えてくれます。
そして、柔軟にカスタマイズできる入力画面テンプレートが装備されているため、事業形態や科目の特性にマッチした入力画面を用意することができ、組織を横断した分業化が図りやすくなります。
(予算財務三表等=PL予算・BS予算・ CF予算・資金計画)
運用する財務諸表の範囲は、お客様のニーズによって以下のパターンでオーダーでき、段階的な範囲の拡張も可能です。
1)PL予算のみ
2)PL予算・BS予算
3)PL予算・BS予算・資金計画
4)PL予算・BS予算・ CF予算
5)PL予算・BS予算・ CF予算・資金計画
主要な機能
■科目マスタ
PL科目、BS科目、CF科目、資金科目、非会計科目が用意されており、それぞれが財務諸表の特性に合わせて制御されています。
この制御により、PLやBS予算を修正すると同時に、CF予算や資金計画も連動的に修正することができます。
■データの区分に適用するマスタ
組織別や製品別以外にも、セグメントなど任意の区分で予算が管理できるよう任意区分マスタが用意されています。
「実績で適用している分析区分を予算にも取り入れたい」といったニーズに応えることができます。
■入力画面テンプレート
四則演算の計算式を設定した、お客様独自の入力画面が定義できます。
例えば、数量やCVRなどのモニター指標、比率や係数などの計算基礎数値を配置した入力画面が運用できます。
■配賦機能
処理条件を指定した「配賦仕訳」を登録し、その配賦仕訳を組み合わせた「配賦パターン」で処理を実行します。
この方式により、Excelで苦労していた多段階配賦にも難なく対応できます。
また、組織マスタだけでなく、任意区分マスタを配賦基準とすることができるので、セグメント別配賦や製品別配賦などの複合的な配賦も可能です。
■データ出力
データの出力形態には、システム上で閲覧できる標準レポートとデータベースのExcelファイル出力が用意されています。
標準レポートは、月次推移様式と比較様式の2種類のテンプレートが用意されており、このテンプレートを使って予実比較、予算バージョン比較、着地予想、予算進捗確認などの様式を設定することができます。
■BS予算、資金の自動作成ロジック
PL予算を入力するだけでBSや資金データを作成するために、以下の機構を備えています。
また、ユーザーがこの機構を気にすることなく運用できるようにシステム設計されています。
*複式簿記構造:データの貸借を識別し、「仕訳⇒元帳⇒財務諸表」とデータが自動展開される
*自動予算仕訳:PL科目データからBS科目データを自動生成
*決済条件マスタ:回収・支払データを自動作成するための決済パターンを登録
■CF予算の自動作成機能
PL予算とBS予算から自動的にCF予算を作成するためのCF組替仕訳が用意されています。
事前に設定した組替パターンを実行するだけですので、これまで苦労していたCF予算の作成がボタンひとつで完了します。
■動作環境
SaaS型のクラウドサービスです。
サーバーの購入や設定など、システム導入のための環境構築が必要なく、インターネット環境とWEBブラウザがあれば、どこからでもシステムを利用することができます。
また、バージョンアップもインターネット越しに自動で行われるため、システム管理に手を煩わされることがありません。