VMware Horizonとは
VMware HorizonはWindowsやLinuxの仮想デスクトップ環境をvSphere上に統合します。
利用者は様々な端末からリモートで仮想デスクトップ環境へアクセスできるので、外出先、在宅ワーク問わず業務を継続することができます。また、リモートで接続している端末にはデータを残さないため、紛失盗難などによる情報漏えいを防ぐことができます。
管理者は他の仮想サーバの管理と同様に統合されたvSphere上を基盤として管理することができます。
また、仮想デスクトップと仮想アプリケーションをハイブリッドクラウドで安全に提供することができるため、既存のvSphere環境あれば尚、簡単に構築が可能です。
VMware Horizonの強み
Horizonはサブスクリプションライセンスと無期限エディションの2つがあります。
■サブスクリプション(クラウドの強力な管理機能を利用できる DaaS(サービスとしてのデスクトップ)または顧客が管理するソリューションを選択可能)
・Horizon ユニバーサル:オンプレミス展開またはクラウド展開でデスクトップとアプリケーションを提供
・Horizon Apps ユニバーサル:オンプレミス展開またはクラウド展開でアプリケーションを提供
■無期限
・Horizon Standard:優れたユーザー使用環境を提供する、シンプルで高性能な VDI
・Horizon Advanced:統合ワークスペースを通じて、デスクトップとアプリケーションを費用対効果に優れた方法で提供
・Horizon Enterprise:クローズド ループ型の管理と自動化に対応したデスクトップとアプリケーションを提供
・Horizon Apps Standard:シンプルかつ強力なアプリケーション仮想化と優れたユーザー環境を実現
・Horizon Apps Advanced:強力なアプリケーション仮想化とジャストインタイム管理機能を提供
VMware Horizonでできること
■Vmwareテクノロジーとの優れた統合
オンプレ展開にもクラウド展開にも適した迅速なプロビジョニングをハイパーコンバージドインフラが実現します。業界をリードするVmwareのテクノロジーがあれば、ストレージ、仮想化、ネットワークの各種製品の開発、テストは必要ありません。
■ハイブリッドクラウドとマルチクラウドの柔軟な展開オプション
Microsoft Azure、VMware Cloud on AWS、Google Cloud VMware Engine、IBM Cloud などのパートナー クラウドを含め、パブリック クラウドであれ、オンプレミスであれ、デスクトップとアプリケーションを柔軟に展開して管理できます。Horizon の制御プレーンは、最新状態を維持するインフラストラクチャを提供し、Horizon のポッドとクラウド全体にわたって権限レイヤーと管理レイヤーを結び付けます。
■Windows、Linux、仮想マシン ホスト型アプリケーションを高速に展開
Windows と Linux のリソースを複数のデータセンターにわたって大規模に、かつ迅速に提供します。Linux 向けの公開アプリケーションにも対応しました。Windows 10 デスクトップに仮想マシン ホスト型としてアプリケーションを公開することで、管理者は互換性と柔軟性を高めることができます。
■自動化のための API
包括的な REST API によって、モニタリング、権限付与、ユーザー管理、マシン管理を含む豊富な機能の統合と自動化が可能となります。
■セッション コラボレーションと最適化された Web 会議
Microsoft Teams、Zoom などのコミュニケーション ツールやコラボレーション ツールに最適化されたオーディオ/ビデオのサポートとリアルタイムのセッション コラボレーションによってユーザーの使用環境を改善し、生産性を高めます。
※その他の詳細は公式サイトにて