ACMS B2Bとは
ACMS B2Bは、企業間の商取引におけるデータ連携に特化したB2Bサーバです。従来型EDIから流通BMSなどの次世代EDIまで幅広く対応します。企業間の電子商取引で必要とされる主要な機能と企業で使用しているシステムと接続するためのアダプタを合わせて提供します。
また、多くの取引先および回線を効率的に管理する機能を備えており、システム間の接続形態が複雑である場合でもコストを抑えて企業間データ連携システムを構築することができます。
さらに、ACMS Web/deTrade IIやACMS WebFramerと連携することにより、Web-EDIも構築できるため、EDIと統合して運用が可能です。
システムが小規模でも利用できるよう、動作環境をWindowsのみとするACMS B2B Limited Editionも用意されています。
ACMS B2Bの強み
■企業間におけるEDI専用サーバ
ACMS B2Bは、EDI専用サーバです。小規模なシステムでも利用できるように、動作環境をWindowsに限定したACMS B2B LEも用意されています。
よりセキュアで高い可用性を求めるのであれば、ACMS Apexも視野に入れてみるといいでしょう。
■従来型EDIから次世代EDIまで幅広く対応
全銀手順、全銀TCP/IP手順(拡張Z)、JCA手順、FTPといった従来型EDIの他、JEITA/ECALGAやRosettaNet、ebXML MS 2.0(流通BMS, NACCS)、ebXML MS 3.0、JX手順、EDIINT AS2、Chem eStandards、SFTP、OFTP2などのインターネット回線を使用した次世代EDI、Web-EDIやメールEDI、FAX-EDIといった多様なEDIに対応し、統合して運用管理することが可能です。
■豊富なアダプタによりスムーズなシステム連携を実現
ERPやレガシー・システム、RDB等とスムーズに連携するためのアダプタが豊富に用意されています。RDBアダプタやSAPアダプタ等により、企業内システムと直接データを連携することが可能です。
■EDIに必要な機能を提供
システム運用を用意にするために管理画面をブラウザベースで提供し、Oneコンソールでスケジュール管理や送受信データチェックなどのEDI運用が行えます。また、EDIで必要となるデータ変換機能も備わっています。
■分散配置
ACMS B2B 5.0以降は、2ノードで分散して配置することができます。顧客データやマスター情報などの重要情報は社内ネットワーク内に配置し、通信サーバはDMZに分散配置するなどのセキュアな環境構築が可能です。
分散構成が3ノード以上を要望する場合は、ACMS Apexを検討してみるといいでしょう。
■取引先や通信回線などを効率的に管理
取引先とのデータ交換に対応する形でジョブを実行管理できます。ジョブを複数のアプリケーションで構成し、一連のビジネス・プロセスとして実行することが可能です。
また、標準提供されるデータ変換や分割・マージなどといったデータ加工用アプリケーションをジョブ内に取り込むことで、ビジネス・プロセスの定義が容易に行えます。
■Web-EDIについても統合管理
オプションであるWeb-EDI構築基盤 ACMS WebFramerや、ファイル交換ツールの ACMS Web/deTradeIIを利用することで、Web-EDIを構築できます。もちろん、これらのWeb-EDIは、標準EDIと統合して管理が可能です。
ACMS B2Bでできること
■グローバル標準プロトコルにも対応済
RosettaNetに対応することで、基幹システムとのシームレスに連携することで、旧システムと比較し運用負荷、コストを大幅に削減。
■既存の固定電話をIP網化
ACMS B2B V4のユーザで、インターネットEDIへの移行を希望し、分散配置が可能であるACMS B2B V5をチョイス。
その結果、データの伝送時間が1/2に短縮され、セキュアなインターネットEDI環境の構築につながった。