入出荷履歴の検索処理における応答速度が8倍以上に向上
商船三井テクノトレード株式会社 様
【導入背景と課題】
当社が扱う商材は多岐にわたり、市場や顧客の特性もそれぞれに異なります。そのため、従来は業務の進め方が8つの営業部門ごとにバラバラで、部門によっては独自の業務システムを構築・運用していました。
しかし、そのようなやり方では事業の状況を全社レベルで俯瞰できず、高度な経営管理は見込めません。
そこで2012年から、業務プロセスの分析を通じた基幹システムの見直しを開始しました。
まずは、専門のコンサルタント会社に業務分析を依頼し、
請求・入金などの共通機能についてはパッケージソフトで標準化することにしました。
【導入効果】
■入出荷履歴検索の速度が大幅に向上。今後も業容改革を進めていく
「FutureStage」ベースの販売管理システムをAWSに移し替えることによって、「クラウド側サーバーの性能とメモリーの不足」を完全に解消できました。
AWS上に構築した新しい基盤では、サーバー性能とメモリー容量を増強したほか、アプリケーションサーバーの数を従来の2倍に拡張。販売管理システムのソフトウェアは従来と全く同じですが、応答時間は大幅に短くなりました。
管理会計の基盤をつくり上げ、標準化により業務改革を推進!
株式会社明治フードマテリア 様
【導入背景と課題】
以前使用していた基幹システムは、管理会計の部分が弱く、利益や単価を商品別や得意先別といった軸で
集計・分析するのに手間が掛かる上に、経営層が期待する数字の粒度に応えられていませんでした。
また、データを電子データで出力する機能も限定的だったため、分析する際は、
いったん帳票に印刷してから手作業でパソコンに再入力していました。
さらに、受発注業務が標準化されていないうえに拠点ごとに業務のやり方が異なっており、
手作業ゆえの非効率性が問題になっていました。
【導入効果】
■管理会計のための基盤が完成。手作業での対応を追放
従来は郵送していた出荷案内(毎月約5,000件)を「FutureStage」の機能でFax自動送信に切り替えられました。
請求書印刷や入金消し込み作業の一部を外部に委託したことと併せて、作業工数の削減に大きな効果がありました。
また、受発注の業務を標準化できた結果、現場での手作業対応や属人的な作業を省けるようになりました。