大容量かつ高速転送が可能
日本国内の遠隔地、さらにアジアや欧米などの海外拠点や取引先に対して動画などの大容量コンテンツや多数ファイルを届ける際、ネットワーク越しに送信する事はかなり難しくなります。仮にコストを掛けて契約回線をより高速なものに切り替えても一般的なTCP通信で転送する以上、転送速度は大幅には改善しません。それどころか転送途中で中断し送信が完了しないままとなるケースも十分あり得ます。
また、UDPなら転送は高速ですが、他の通信トラフィックを阻害するため日中の業務時間帯には使えずデータの確実性も低下します。こうした点を全て解消し安全、確実、そして他の通信トラフィックと共存しながら高速転送を実現するソフトウェアがSkeedSilverBulletです。
日本、米国、欧州で国際特許を取得した独自の高速ファイル転送プロトコル Skeed Silver Bullet Protocol(SSBP)をUDP上に実装した同ソフトウェアは、遅延の大きな遠隔地間や回線品質が悪くパケロスが頻発する地域とのファイル転送において特に優れた性能を発揮します。
この特性を生かして放送局やポストプロダクションなどの映像制作企業、さらに研究機関での実験データセットの転送や製造業におけるグローバルエンジニアリング分野でのCAE(解析)データの国内外拠点間での共有など、幅広い分野で利用されています。
安全性と利便性
ビジネスに求められるセキュアさ、また重要なデータの欠損を防いでくれるのも大きな特長です。暗号化に使われているのはDiffie-Hellman鍵合意(またはRSA公開鍵暗号)と、AESアルゴリズム。さらに「SHA-2」ハッシュアルゴリズムによる送信対象データの完全性確保と、さまざまな角度から安全を守ってくれるので安心です。
スムーズに作業を進めやすくするのは直感的な操作画面のおかげ。標準搭載として、アクセス権限管理を有するファイル共有機能や異なる回線・帯域での利用設定機能を搭載しており、利便性にもこだわっています。日本語・英語ともにフル対応です。
空き帯域を使った高速転送
他の通信トラフィックとの共存を実現しながら、空き帯域を使って高速転送することができます。
動的帯域制御機能によって帯域を自動的に調整。静的帯域制御機能によって帯域リソースをあらかじめ絞ることが可能です。