HULFTとは
HULFTは43カ国10,290社に導入された実績を持つファイル連携サービスです。製造業や金融業を中心として幅広い国や地域で導入されています。
日本でも銀行や自動車製造企業などで広く導入され、製品障害発生率0.09%、一時問い合わせ時解決率92.2%、リリース前のテスト実施数20万項目と、高い安定性を実現しています。
HULFTでできること
HULFTではどのような機能を利用できるのでしょうか。
■ファイル連携
HULFTは1対1のホスト同士でファイル連携を行います。配信側、集信側のどちらもで連携の要求を発行可能。また、1つのファイルを複数拠点へ同時に転送する同報配信や、ネットワークを効率的に利用できる圧縮転送、転送に失敗した際のチェックなど、円滑な連携を実現する機能が豊富に備わっています。
ファイル連携に関する機能の例をいくつか紹介します。
◇ファイルトリガ機能
特定のファイルへの更新をきっかけとして、ファイル転送処理やバックアップを自動的に行います。
◇複数箇所からの同一集信
複数のホストから同一種類のデータを同一ファイルIDで取得。1つのファイルに追加し、どのホストからのデータがどこにあるのか管理します。
◇受信可能通知
集信側の設定で、受信可能になったことを送信側のホストに通知できます。送信側は、通知を受け取り次第、配信待機状態のデータを送信するといった対応ができます。
■運用性向上
データの圧縮や自動チューニングにより高速通信を実現します。大容量データのやり取りやクラウドサービス間の転送にも対応しています。
機能の例は次のとおりです。
◇本番環境に影響しないテスト環境
本番環境での稼働を停止することなくテストを実施できます。検証と導入を簡略化し、運用コストの削減を支援します。
◇履歴参照
集配信や要求受付、ジョブ実行に関する履歴を出力します。GUI画面からも確認可能です。
■マルチプラットフォーム対応
LAN/WAN接続されたマルチプラットフォーム間で、TCP/IPプロトコルを用いたデータ連携に対応。POSシステムや受発注システムと連携できます。コード変換によるテキストデータの転送や、レコードに適したフォーマットへの変換を行うマルチフォーマット転送に対応しています。
■セキュリティ
HULFTは標準で暗号化機能を搭載し、3種類の暗号化方式から選択できます。自動的に暗号化と復号が行われるため、ユーザーは意識する必要がありません。また、操作ログの自動管理やアクセス権限制御など、人為的なトラブルを防ぐ機能も豊富です。
HULFTの強み
HULFTには以下の強みがあります。
◇OSや言語が異なる環境でも問題なし
zOSやIBMi、Windowsなどあらゆる機種でUTF-8のデータ送受信に対応しています。そのため、異なる機種間でもファイル転送において別途コード変換処理を行う必要がありません。
◇24時間のグローバルサポート
日本のカスタマーサービスセンターで、海外拠点からの問い合わせをメールで受付。英語でのサポートが24時間提供されています。
◇1パッケージで3か国語に対応
HULFT8は1パッケージで日本語・英語・中国語に対応。日付の書式も各国の様式に対応できます。