NISMAILとは
企業のクラウド利用が進むにつれて、プライベートクラウドとパブリッククラウドの併用や、オンプレミスとの連携など、複合的なシステムに対応できる、セキュアで確実なデータ連携の手段が求められています。
NISMAIL(エヌアイエスメール)はクラウドとオンプレミス間はもちろん、様々な環境のシステム間で、セキュリティを確保したデータ連携を行うことができるアプリケーションです。
NISMAILの特徴
○サーバメンテナンスやネットワーク障害に影響されないデータ転送が可能に
一般的にデータ連携の仕組みをFTPで構築した場合、送受信などのコントロールを業務アプリケーションで行う必要があります。
たとえば、送信先サーバーがメンテナンスで停止していたり、ネットワーク障害により送信ができなかったりした場合、復旧まで待機した上で、再送する必要があります。
NISMAILなら、送信先サーバのメンテナンス中やネットワーク障害で送信できない場合は、復旧までリトライし、復旧すると自動で送信処理を再開します。
これにより、送信側アプリケーションからはファイル出力と送信処理、受信側アプリケーションからは受信処理とファイル読込処理を切り離すことができます。
○データファイルの送信順序を管理し上書き更新を防止
データファイルを転送する際に、配信順番が前後してしまうと、新しいファイルが古いファイルで上書きされてしまい、誤ったデータでアプリケーションの処理が行われてしまう場合があります。
NISMAILなら、受信したファイルの順序を管理し、登録順序を守ってファイルを利用します。
また、データ連携だけではなく、データ転送後にアプリケーションを自動起動し、データの処理を行うところまでNISMAILで自動化できます。
○送受信時のデータ欠落を防止
FTPを利用したデータ転送では、ファイル送受信中にデータが欠落していても、判別できない場合があります。
NISMAILなら、送受信時にデータファイルのサイズを確認するため、データ欠落の心配がありません。
クラウド・オンプレミス間データ連携の自動化ソリューション
クラウドシステムと他システムを連携させる際、インターフェースファイルをWebからダウンロードしたり、アップロードしたりするなど、手作業が必要になるケースがあります。
NISMAILなら、クラウド~オンプレミス間のインターフェースファイルのやりとりを、簡単な設定だけで自動化できます。
クラウド側の業務アプリケーションが、フォルダにインタフェースファイルを出力すると、オンプレミス側のフォルダと自動で同期されるので、人手を介する必要がなくなります。