Medical-Visionとは
医療機器や医薬品向けのクラウド物流システムです。センターの移転や分散、集約など、ユーザー企業のニーズに合わせて柔軟に導入できます。システムの監視や運用はデータセンター側が行うため、導入型のシステムと比較して、導入費用やランニングコストを低く抑えられます。
Medical-Visionでできること
【商品・配送取り扱い区分管理】
商品区分や、配送取り扱い区分により、さまざまな形態の商品を保管管理できます。具体的には、常温・冷蔵・冷凍といった温度による区分から、施錠管理が必要な毒薬や向精神薬といった区分まで、システム上で管理できるようになります。
【製造ロット管理】
ロット管理機能が標準搭載されています。以下のような管理が可能です。
◇1ロット指定
1ロットだけで在庫引当を行います。複数のロットを組み合わせず、ロット割れが生じない出荷可能ロットまで、1ロット引き当てを繰り返します。
◇2ロット指定
2ロットを組み合わせることで出荷指示を満たす指定方法です。1ロットで引き当てが完了しない場合は次のロットを引き当てます。次のロットでも不十分な場合は、さらに次のロットを引き当てます。
◇ロット無制限
複数ロットを組み合わせることで出荷指示を満たします。ロット割れに関係なく、古い順にロットを引き当てていきます。
【最終ロット管理】
仕入先・取引先ごとに、最終ロットチェックを行う機能です。入荷・出荷業務で発生する製造ロットの逆転を防ぎます。
【ロット検査判定】
製品・商品の新ロットに対する、検査状態を管理する機能です。合格判定が出るまで引当不可とします。また、仕入先から緊急の出荷停止連絡が届いた際も、この機能を利用して作業者への警告や、すでに出荷した商品について取引先へ連絡を行えます。
【荷姿管理】
ケース・ボール・ピースの順に優先度をつけ、商品を取り扱います。具体的には、ケースで出荷できる場合はできるだけ開梱せず、ボールで出荷できる場合はできるだけ崩さず出荷します。また、ピース在庫補充の際には、できるだけ開梱せず補充できるよう指示を出します。優先順位が逆転するような指示が生じた場合は、警告リストが出力されます。
【ピッキング単位フレキシブル化】
物量や商品形態に応じて、ピッキング単位を柔軟に設定する方法です。通常は摘み取り式のオーダーピッキング、大量注文の場合は種まき、少品種・少量注文ならマルチオーダーピッキングなど、最適な形式を選ぶことで作業効率を向上させます。
【帳票発行】
帳票を一括発行できる機能です。出力漏れなどのリスクを低減します。出力される順番は作業順が反映されます。
Medical-Visionがおすすめの企業
【卸業者】
自動発注システムや伝票発行システムにより、発注データの作成や伝票の発行作業を効率化できます。また、在庫区分やロケーション機能により取り置き在庫を管理できます。
【医薬品・医療機器メーカー】
薬事ラベルに対応しています。入荷した商品の、品質検査後などにラベルを貼り付けることで、出荷可能状態にして保存できます。
【薬局チェーン】
発注や伝票発行を効率化できます。TC(通過型)・DC(在庫型)と合わせて管理可能です。
【3PL企業】
複数のセンター・荷主に対応し、3PL企業での導入実績もあります。