「Vectorworks Fundamentals」とは
履歴ベースの3Dモデリングで、編集に更なる可能性を見出すことができる製品です。リスト表示の直接編集、ダイアログリストの表示フィールドをそのまま編集や名前の一括変更もでき、プロジェクトデータの管理と変更を容易にします。図面によって異なるニーズに対応するため、作業画面を複数出して作成することも可能です。
「Vectorworks Fundamentals」でできること
●クリエイティブな作図環境
2D作図で用いる線図形と面図形は、基本的な設定のほかにも不透明度設定や影表現効果も表現できるのが特徴です。さらに面同士の貼り合わせ、切り欠きもできるため、詳細図のような綿密な図面から、グラフィカルな図面まで幅広く作図できます。
●カスタマイズ可能な作業画面
標準で搭載している作業画面とは別に、ユーザーが任意でツールやパレットを組み合わせて作業画面を構築できます。良く使うツールを1つのパレットに集約したり、ショートカットキを割り当てることができます。組み合わせたタブパレットをロックすることもでき、ふいにタブを動かしてしまうことができなくなります。
●集中管理される図面の構成情報
DXF,DWG,DWFの画層と互換のあるクラスをはじめ、作図を行うデザインレイヤ、シートレイヤ、ビューポート、ストーリなど図面を構成する情報は、オーガナイザダイアログボックスで集中管理されているため、各々に素早く接続することが可能です。
●多彩なプレゼンテーションボード機能
シートレイヤが多彩な図面のアウトプットを強力にサポートし、デザインレイヤに作製した3Dモデルや図面、レンダリング結果をビューポートを通してレイアウトできます。また参考写真などのイメージ配置や加筆、注釈を加えることも可能で、シートレイヤに関しては、他のCADソフトウェアとのやり取りにも役立ちます。
●イメージエフェクトでコンセプトプレゼンを素早く作成
主要な画像編集ができるため、Photoshopやillustratorのような編集アプリケーションに取り出す必要がありません。イメージエフェクト機能では、取り込んだ画像をビューポートに適用することができ、設計と同じソフトウェア上でプレゼンボードを作成することができます。
●幅広いファイル互換
多くの3Dソフトで利用されているOBJでは、取り込みや取り出しも可能です。レイヤの位置測定により、変換プロセスが容易になっています。またイメージの取り出しはアルファチャンネルに対応しており、背景のないPNGやPSDなどの取り出しもできます。
〇描画を支えるVectorworks Graphics Module
スムーズに素早く、そして信頼性の高い図面やモデルを作成するために、スクリーン描画テクノロジーであるグラフィックスモジュールがが重要な役割を担います。隠れたオブジェクトの非表示や遠方のオブジェクトメッシュの簡易表示、ネイティブオブジェクトの詳細レベルの簡素化により、高速のナビゲーションを実現します。
「Vectorworks Fundamentals」の強み
基本パレットには作図ツールセットがあり、作図補助やモデリングツールといった固有の作業画面を備えており、優れた機能が格納されているため作業時間の短縮が期待できます。
またデザイン体験を豊かにするためグラフィック性能の改良も行っているおり、ウォークスルーアニメーションにおいては、360度パノラマも可能なバスベースのアニメーション作成が可能です。設計・デザイン環境が大きく向上し、更なる再現性を高められます。