CI/CDツール7選を比較!
早速、CI/CDツールを比較しましょう。製品ごとの特徴を詳しく紹介します。自社にあう製品か検討してみてください。
Travis CI
Travis CI社が提供する「Travis CI」は、ソースコード管理サービス「GitHub」に連携して利用するCIツールです。Mac・Linux・iOSの環境で利用でき、設定ファイル1つで簡単にテストを自動化できます。外部ツールとの連携性が高く、SonarCloudやSlackなどと連携可能です。動作環境の豊富さ・速度・品質の高さを兼ねそろえたツールです。
価格 |
月額費用0円~、初期費用0円 |
無料トライアル |
要問い合わせ |
提供形態 |
SaaS、オンプレミス(オープンソース) |
サポート体制 |
メール、コミュニティフォーラム |
CircleCI
Circle Internet Services, Incが提供する「CircleCI」は、無料で始められるCI/CDツールです。クラウドとオンプレミスの両方に対応しており、開発における各スピードを最速化します。また、ソースコードの暗号化や監査ログなど、強固なセキュリティ体制も特徴です。AWSやAtlassianなど、多くのツールとの連携が可能です。
価格 |
月額費用0円~、初期費用0円 |
無料トライアル |
あり(約4日) |
提供形態 |
クラウド、オンプレミス |
サポート体制 |
メール、チャット、コミュニティフォーラム |
Bitbucket Pipelines
Atlassianが提供する「Bitbucket Pipelines」は、2ステップで設定可能なクラウド型のCI/CDツールです。アジャイル開発のタスク管理ツールとして、広く利用されているJiraとの連携が可能です。3つのプランがあり、5ユーザー・1GBまでは無料プランで利用できます。
価格 |
月額費用0円~、初期費用0円 |
無料トライアル |
なし |
提供形態 |
クラウド |
サポート体制 |
要問い合わせ |
Jenkins
CloudBeesが開発した「Jenkins」は、豊富なプラグイン機能がそろったオープンソースのCI/CDツールです。Apache Tomcatなどのサーブレットコンテナに配置することで動作します。プラグインは1400以上利用でき、それらの管理を容易にするための有償プラグインも多数用意されています。
価格 |
要問い合わせ |
無料トライアル |
要問い合わせ |
提供形態 |
オンプレミス(オープンソース) |
サポート体制 |
要問い合わせ |
Drone
Harness社が提供する「Drone」は、オンプレミス型のコンテナベースのCI/CDサービスです。パイプラインを記述し、自身のコンテナ内で自動で実行されます。分離されたコンテナ内でビルドを実施するため、ビルドが競合する心配はありません。言語にとらわれずに、任意の言語でパイプラインを記述できます。GitHubなどのソースコード管理システムとスムーズな連携が可能です。ほかにも、APIやプラグイン機能をもち、AWSとの連携もできます。
価格 |
要問い合わせ |
無料トライアル |
要問い合わせ |
提供形態 |
オンプレミス |
サポート体制 |
要問い合わせ |
Azure DevOps
Microsoft社が提供する「Azure DevOps」は、クラウドサービス「Microsoft Azure」上でCI/CDを行うためのサービスです。GitHubまたはMicrosoft Azureのアカウントからサインインし、無料で始められます。タスクやプロジェクトを管理する「Boards」、テストをサポートする「Test Plans」、CI/CDを実現する「Pipelines」など、複数の機能によってシステム開発を効率化します。ほかのMicrosoftアプリと連携できる拡張機能もあり、Microsoftを日常的に利用している方におすすめです。
価格 |
月額費用0円~、初期費用0円~ |
無料トライアル |
あり(12か月間) |
提供形態 |
SaaS |
サポート体制 |
要問い合わせ |
GitLab
GitLab社が提供する「GitLab」は、CI/CD機能をもつクラウド型のDevOpsプラットフォームです。Gitリポジトリで、YAMLファイルを定義してコミットします。CI/CD機能のほかにも、アジャイルプロジェクト管理の可視化やソースコード管理、セキュリティ管理などの機能も搭載されています。UIがわかりやすく、導入しやすいツールです。
価格 |
月額費用0円~、初期費用0円 |
無料トライアル |
あり(30日間) |
提供形態 |
SaaS、オンプレミス |
サポート体制 |
要問い合わせ |
CI/CDツールを選ぶポイント
数あるCI/CDツールの中から自社に適したツールを選ぶには、どんなことに注目すべきでしょうか。比較したい2つのポイントを紹介します。
クラウドかオンプレミスか
CI/CDツールは、主にクラウド型とオンプレミス型のどちらかで提供されています。クラウド型は、提供元のサーバにあるアプリケーションをネットワーク経由で利用する方法です。オンプレミス型は、自社で構築したサーバ上でアプリケーションを利用する方法です。
製品を比較検討する前に、クラウド型とオンプレミス型それぞれの特徴やメリットを把握しておきましょう。そして、どちらの提供形態が自社に適切か判断しましょう。
例えばクラウド型は、ネット回線があれば簡単に始められる気軽さがメリットであり、カスタマイズ性に欠けるデメリットがあります。オンプレミス型は、自社サーバを活用するためカスタマイズ性が高く、サーバマシンの性能を調整できることがメリットです。一方デメリットは、サーバを構築・運用するための労力とコストがかかることです。双方のメリット・デメリットを踏まえて、ツールを選びましょう。
拡張性と連携機能
拡張性の高さは、CI/CDツールを選ぶ1つの基準となるでしょう。オンプレミス型は、拡張機能にすぐれたツールが豊富です。クラウド型も、汎用的な拡張機能を搭載したツールがあり、ビルトインのサポート機能などのオプション機能があれば便利でしょう。
また、APIやプラグインなどの連携機能も視野に入れて検討すると、今後のシステム連携などにおいて役立つかもしれません。製品ごとに拡張範囲・連携範囲が異なるため、将来的な運用方法まで見すえて、製品を比較検討するようにしましょう。
CI/CDツールを導入して作業工数とコストを削減
今回、CI/CDツール7製品を厳選して紹介し、比較にあたって注目したいポイントも解説しました。CI/CDツールを選ぶポイントは以下の2点です。
どのような提供形態・機能を備えたツールが自社に適しているか、十分に検討して導入しましょう。