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おすすめのデータ消去ソフト7選!有料版と無料版の違いも解説

おすすめのデータ消去ソフト7選!有料版と無料版の違いも解説

データ消去ソフトは製品によって機能や消去の確実性が異なるため、導入前には慎重な検討が求められます。消したいデータや、自社で使っているデバイス・OSなどを踏まえて決めなければなりません。

この記事では、データ消去ソフトの比較ポイントと、おすすめの製品を紹介します。最適な製品を見つけるための参考にしてください。

この記事は2025年2月時点の情報に基づいて編集しています。

データ消去ソフトを活用すべき理由

データ消去ソフトとは、その名のとおりデータを消去するための専用ソフトウェアです。しかし、データを消すだけであれば通常のパソコンの機能でもできるはずなのに、どうして専用ソフトが必要なのでしょうか。

パソコンの機能だけではデータを完全に消去できないから

パソコンのデータを消す際、ごみ箱に入れて、それを空にするだけで安心していませんか。表面上は削除されたように見えますが、実は見えなくなっただけで、データそのものが消えたわけではありません。データ復元ツールを使えば復元できてしまうのです。

パソコンを会社で保持している間は、それでもよいかもしれません。しかし、パソコンがやがて寿命を迎えて廃棄する際には、第三者の手にパソコンが渡る可能性があります。その際に復元可能な機密情報がパソコンに残っていれば、甚大な情報漏えい事件を招きかねません。

そこで、専用のデータ消去ソフトが求められます。見えなくするだけでなく、復元不可能な状態にすることで、第三者による不正な情報取得を阻止します。

個人情報が漏えいして悪用される可能性があるから

第三者の手に渡った情報は、思わぬ形で悪用されることがあります。情報を販売されたり、勝手に公開されたりすれば、自社の不手際で情報が漏えいしたことが世間に知れ渡ることになります。金銭的損失や社会的信頼の失墜など、被害の大きさは計り知れないでしょう。

「専門の回収業者に依頼するから安心」と考えている人も多いでしょう。しかし、データが消されないままリサイクル品として売り出されるなど、業者の不適切な取扱いによって情報が漏えいする可能性があります。自社の重要な情報の処理を、外部の業者に一任するのはハイリスクといえます。

一度発生した情報漏えいを、なかったことにするのは不可能です。最初から情報が漏れないよう、消すべきデータはデータ消去ソフトを使い、自社の手で確実に消す必要があります。

有料ソフトとフリーソフトの違いとは

データ消去ソフトには、有料ソフトと無料ソフトがあります。できるだけ安く済ませたいからといって、深く考えずに無料ソフトを使うのはおすすめできません。両者の特徴を十分に把握して選定しましょう。

性能と安全性

確実にデータを抹消したいのであれば、有料データ消去ソフトをおすすめします。有料ソフトは、消去の確実性やデータ消去回数に関して優れています。企業として自社の情報を守りたいのであれば、コストをかけても高い消去レベルを維持することが求められます。

削除完了までの時間と操作性

システムそのものの操作性が悪かったり、消去までに時間がかかったりと、不便な点があります。社内で複数のパソコンをまとめて廃棄する際など、迅速な消去作業が求められる場合には不向きといえるでしょう。

【有料】データ消去ソフトおすすめ5選を比較

まずは、有料のおすすめデータ消去ソフトを紹介します。自社でデータを消したいデバイスのOSや必要な機能などを踏まえ、最適な製品を選びましょう。詳しい比較ポイントは後述しています。

ターミネータ10plus データ完全抹消 BIOS/UEFI版

AIデータ株式会社が提供する「ターミネータ10plus データ完全抹消 BIOS/UEFI版」は、パソコン廃棄時用のデータ抹消システムです。パソコンやハードディスクだけでなく、サーバやNAS、さらにはSDカードやUSBメモリなどのデータを削除します。2MBあれば動作可能なため、古いパソコンでも心配不要です。

参考価格2,000円~無料トライアル
対応OSすべて(OSごと削除)提供形態ダウンロード版・パッケージ版
CDブート対応あり外付けメディア対応あり
対応パソコン台数個人用は無制限、法人用は3台(これ以上は要ライセンス追加)

※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。

HD革命/Eraser Ver.7 パソコン完全抹消&ファイル抹消

株式会社アーク情報システムが提供する「HD革命/Eraser Ver.7 パソコン完全抹消&ファイル抹消」は、10段階の抹消方式に対応したデータ消去ソフトです。わかりやすいウィザード形式で操作でき、データを消したいドライブやディスクを選ぶだけで使えます。起動しているWindowsOSごと消すことが可能です。BIOS抹消機能を使えば、起動不可能なパソコンやCDドライブがないパソコンでも、復元不可能な状態までデータを抹消できます。

参考価格3,900円~無料トライアル
対応OSWindows10/8.1提供形態ダウンロード版・パッケージ版
CDブート対応あり外付けメディア対応あり
対応パソコン台数個人は無制限、法人はインストール1台・消去3台~

※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。

ディスクシュレッダー7

パーソナルメディア株式会社が提供する「ディスクシュレッダー7」は、HDD・SSDのデータ消去ソフトです。外付けHDD・SSDにも対応しています。1つのライセンスで消去可能な台数に制限がなく、リーズナブルに利用できます。ディスクシュレッダーシリーズは、一般的な企業に加え、金融機関や自治体、主要官公庁、教育機関など、幅広い組織に対する導入実績を誇ります。

参考価格36,000円~無料トライアルあり
対応OSWindowsパソコン、Windowsタブレット、Intel Mac提供形態パッケージ版
CDブート対応外付けメディア対応あり
対応パソコン台数無制限

※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。

電子データシュレッダー2[1ライセンス版(永続版)]

AIデータ株式会社が提供する「電子データシュレッダー2[1ライセンス版(永続版)]」は、OSを残して選択的にデータを削除するソフトです。メールやスケジュール、履歴を含め、さまざまな情報を完全に削除することで漏えいを防ぎます。すでにごみ箱から削除したデータの完全抹消にも対応しています。

参考価格3,850円~無料トライアル
対応OSWindows11/10/8(8.1)/7/Server2016/Server2012/Server2008提供形態ダウンロード版・パッケージ版
CDブート対応外付けメディア対応あり
対応パソコン台数無制限

※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。

Blancco Drive Eraser

Blancco テクノロジーグループが提供する「Blancco Drive Eraser」は、2.5億台以上のデバイスでデータを消去してきた実績をもつ製品です。特許取得済みSSD消去ソリューションにより、パソコンやサーバ、ストレージなどあらゆるドライブからデータを消去します。消去したことは、改ざん不可能な消去証明書によって示され、コンプライアンス遵守に有効です。

参考価格無料トライアルあり
対応OS提供形態
CDブート対応外付けメディア対応
対応パソコン台数

※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。

【無料】おすすめのデータ消去ソフト2選を比較

続いて、無料で導入可能なデータ消去ソフトを紹介します。コストを抑えたい場合はこちらを検討してみましょう。

DiskRefresher4 SE

株式会社アイ・オー・データ機器が提供する「DiskRefresher4 SE」は、デバイス丸ごとのデータ消去に加え、ファイル単位での消去も可能な無料データ消去ソフトです。SSDやハードディスク、USBメモリなどにも対応しています。ただし、証明書の発行機能や消去履歴管理機能などは、有償版の「DiskRefresher5商品版」でなければ利用できません。

参考価格無料(※有償版あり)対応OSWindows11/10/8.1
提供形態ダウンロード版CDブート対応
外付けメディア対応あり対応パソコン台数無制限

※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。

MiniTool Partition Wizard 無料版

MiniTool Software社が提供する「MiniTool Partition Wizard 無料版」は、ディスクパーティションソフトウェアです。データの消去だけでなく、ディスク容量の変更やバックアップなど、幅広い機能を備えています。無料版では一部の機能しか使えませんが、有償版にアップグレードすると本格的に運用できるようになります。

参考価格無料(※有償版あり)対応OSWindows11/10/8.1/8/7/Vista
提供形態ダウンロード版CDブート対応
外付けメディア対応対応パソコン台数無制限

※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。

データ消去ソフトの選び方

データ消去ソフトは、どのような観点で比較・検討すればよいのでしょうか。自社に最適な製品を選べるよう、ここでは7つの比較ポイントを紹介します。

対応OSの種類とバージョン

対応しているOSやそのバージョンは、データ消去ソフトによって異なるため注意が必要です。 基本的に、多くの製品はWindowsの新しいバージョンには対応しています。しかし、macOSには対応していなかったり、Windowsであっても古いバージョンには対応していないことがあります。

消去方法のレベル

一口にデータ消去ソフトといっても、消去方法は製品によってさまざまです。代表的なデータ消去方法には、ゼロライト方式やランダムライト方式があります。ゼロや乱数を上書きすることで、既存のデータを隠す手法です。処理が簡単な反面、高度な技術を使うと復元されるおそれがあります。

より強力に消去したい場合は、グートマン方式を採用しましょう。固定値や乱数を繰り返し上書きすることで、復元の難易度が向上します。 同様に、強力な消去方法である米国防総省方式(DoD 5220.22-M方式)を使う手もあります。これは官公庁などで採用される大変強力な消去方法で、時間がかかる反面、データの完全消去が可能です。

CDブート機能

CDブート機能とは、CDからパソコンを起動させる機能です。OSに異常があってパソコンを起動できない場合も、CDブート機能があればパソコンを起動できます。OSを含め、すべてのデータを削除可能です。故障したパソコンからの情報漏えいを防ぐのに役立ちます。

ただし、最近ではCD-ROMドライブがないパソコンも少なくありません。その場合でも利用可能な、USBで同じことができる製品も存在します。必要に応じて検討しましょう。

スケジュール消去機能

データの消去は、パソコンの廃棄時にまとめて行うとは限りません。セキュリティ性向上のため、日常的に特定のデータを削除したい場合もあるでしょう。

そのようなときは、スケジュール消去機能が役立ちます。これは、事前にスケジュールを設定しておけば、設定した日時に対象のデータを削除する機能です。毎回手動で削除していると消し忘れるリスクがありますが、スケジューリング機能を使えば自動削除されるため安心です。

全データの消去と部分消去

消去可能な範囲は製品によって異なります。OSを含めてすべてのデータを完全消去するツールもあれば、特定のフォルダ内にあるファイルのみを削除する製品もあります。

パソコンを廃棄するために導入するのなら、完全消去機能を備えた製品がよいでしょう。一方、特定の機密情報だけを消してパソコンを使い続けたいのなら、部分消去機能が必要です。

外付けメディアの消去

削除したいデータが、パソコンの中にだけ存在するとは限りません。USBメモリや外付け機器といった、外部の記憶媒体に保存されていることもあるでしょう。

外付けメディアであっても、通常の方法でデータを削除しただけでは、復元されるおそれがあります。確実に消したいのであれば、外付けメディアのデータを削除できる製品を選びましょう。どのような外付けメディアに対応しているかは製品によって異なるため、選定時に注意が必要です。

対応できるパソコンの台数

データ消去ソフト導入時には、料金体系にも留意しましょう。同程度の効果が見込めるのであれば、安く済むに越したことはありません。

多くのデータ消去ソフトでは、削除回数や、データを削除可能なパソコンの台数が制限されています。その上限によって料金が変わるのです。自社で削除したいパソコンの台数や、削除する頻度などを事前に洗い出し、利用スタイルに適した製品を選びましょう。

まとめ

データの取り扱いに対する社会の目は、年々厳しくなっています。ごみ箱に入れて消すだけでは、企業がデータを扱う方法として適切とはいえません。専用のデータ消去ソフトを利用し、復元困難な状態にする必要があります。

対応OSや消去方法を筆頭に、製品ごとに違いがあります。自社で消去したいデータの種類や重要度などを洗い出し、最適な製品を導入しましょう。

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