独自のノウハウがあるから多様なニーズを満たしていける
【某メガバンクグループ様】
●導入の背景
2004年に「個人情報保護法」が施行され、 当社でも法令遵守の観点から情報セキュリティ対策を強化することとなりました。
適合する製品数が少ない中、端末にソフトを導入するタイプの監査製品を選定し、社内全台の端末1,000台を導入。
しかし、その製品は不必要なログまで取り込むため、ログ量が膨大になり、監査レポート出力だけでも時間がかかってしまい、
性能面やリソース面で問題となりました。
結果的に日次でのアクセス監査の運用開始には至らず、 実用的な日次利用としては、
ログイン/ログオフのログを元に、出退勤管理のみを実施しておりました。
そのため、本来の目的であるファイルアクセスの日次監査が開始できていませんでした。
●導入後の効果
現在主に夜間と休日を時間外と定義し、時間外の重要ファイルのアクセスおよび、
特権IDによる操作履歴を詳細に監査しております。
顧客情報などの重要ファイルの利用は、ルールに基づいた適正な手順と体制で実施される必要があります。
実際、日次で監査レポートを出力し、リスクのある操作とみなされるログがあれば、
グループウェアを活用したワークフローで、直接担当部長宛に確認依頼を実施しています。
監査レポートを受信した部長は、内容に応じて適宜調査を指示し、調査結果の確認/対応を行い、
結果を全社情報セキュリティ管理者宛に顛末報告しています。
このように、各部情報セキュリティ管理の責任者を中心に、点検/対応を実施することにより、
結果的に各部の組織的な情報セキュリティ管理態勢の向上に繋がっています。