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医療向けAIサービスの市場規模・動向【2026年版】

2026年10月20日 最終更新

医療向けAIサービスの市場規模・動向【2026年版】

医療向けAIサービスの市場の様子を、ITトレンドに掲載されている8製品と外部の統計データから分析しました。どんな製品が並び、市場がどう動いているかを紹介します。

目次

    医療向けAIサービスの市場規模は?

    医療向けAIサービスは、問診や医用画像の管理、創薬など、医療に関わる業務を支えるサービスです。医療向けAIサービスに限った市場規模は、公開されている統計や調査会社の発表では確認できません。

    サービスの主な利用先である医療の規模は、厚生労働省の国民医療費で確認できます。2023年度の国民医療費は48兆915億円で、前年度比3.0%増でした。人口一人当たりでは38万6,700円です。医療全体の規模を示す数字で、医療向けAIサービスそのものの数字ではありません。

    出典:「令和5(2023)年度 国民医療費の概況」(厚生労働省)

    ITトレンドには、医療向けAIサービスとして8製品が掲載され、提供企業も8社です。いずれもITトレンドから資料請求はできず、情報のみの掲載です。

    ここからは、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、医療向けAIサービスの動きを見ていきます。

    ITトレンドに掲載されている主な医療向けAIサービス

    まずは、ITトレンドに掲載されている医療向けAIサービスを紹介します。掲載製品の顔ぶれは、医療機関や企業がいま比べられる選択肢の広がりを表すデータです。

    ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点の医療向けAIサービスは医用画像の管理や共有を支える製品が8製品中3製品を占めます。ITトレンドから資料請求できる製品はなく、8製品すべてが情報のみの掲載です。画像の管理から創薬、問診、見守りまで、医療のさまざまな場面に向けた製品が少しずつ並ぶ点が特徴です。

    次の図は、掲載されている8製品を、製品ページの掲載内容をもとに用途で分けたものです。その下の表では、ITトレンドから資料請求できるかどうかもあわせて示しています。

    医療向けAIサービスの用途別の製品マップ
    製品名提供企業資料請求製品の特徴
    iRad-RSインフォコム株式会社情報のみ掲載放射線情報システム(RIS)。受付から画像管理、会計まで放射線部門の業務を支援。
    DICOMビューアーソフトウェアPSP株式会社情報のみ掲載DICOMに対応した医療画像のサーバーソフトや、画像診断のソフトを提供する。
    MedicalImagePlaceキヤノンマーケティングジャパン株式会社情報のみ掲載医療機関の間で医療画像を共有し、遠隔読影を支えるインフラサービス。
    VeevaClinicalOperationsVeeva Japan株式会社情報のみ掲載臨床試験の開始から終了までを一つのクラウドで統合し、進捗を可視化する。
    ArpeggioAngelfire情報のみ掲載AIで創薬のプロセスを支援し、候補化合物の探索・設計・最適化を加速する。
    ユビーAI問診Ubie株式会社情報のみ掲載AIの質問に答えるだけで病気や医療機関を検索。受診前に問診回答を送れる。
    ベビモニEMCHealthcare株式会社情報のみ掲載赤ちゃんの呼吸状態を24時間見守り、泣き声を検知して通知する。
    Dr.HELPERひろぎんITソリューションズ株式会社情報のみ掲載各社の電子カルテと連携でき、導入先に応じて柔軟にカスタマイズできる。

    ※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。
    ※「情報のみ掲載」の製品は、ITトレンドから資料請求できません。

    [分析]2026年の医療向けAIサービス市場の3つの傾向

    ここでは、ITトレンドに掲載されている8製品の製品ページから、市場の傾向を整理します。

    1.医用画像の管理・共有を支える製品が中心

    掲載8製品のうち3製品は、医用画像の管理や共有を支える製品です。iRad-RSは放射線部門の受付から会計までを、MedicalImagePlaceは医療機関の間での画像共有と遠隔読影を支えます。DICOMビューアーソフトウェアのように、医療画像そのものを扱うソフトも並びます。

    2.AIを掲げるのは2製品、創薬や問診で活用

    製品ページでAIの活用を掲げるのは、8製品中2製品です。Arpeggioは創薬の候補化合物の探索に、ユビーAI問診は受診前の問診にAIを使います。治験を管理するVeevaClinicalOperationsのように、研究開発の現場に向けた製品もあります。

    3.資料請求できる製品はなく、レビューもまだない

    ITトレンドから資料請求できる製品はなく、8製品すべてが情報のみの掲載です。提供企業は8社で、1社1製品ずつと顔ぶれは分散しています。レビューもまだなく、導入後の評価を比べられる段階にはありません。製品ページで用途を見比べ、細かな条件は各社への問い合わせで確かめる必要があります。

    どれを選ぶべき?目的別のおすすめ

    ■放射線部門の業務や、医用画像の管理・共有を効率化したい医療機関
    iRad-RS / MedicalImagePlace / DICOMビューアーソフトウェア
    ■創薬や治験など、研究開発の業務を効率化したい企業
    Arpeggio / VeevaClinicalOperations
    ■受診前の問診や、乳児の見守りを支えたい医療機関・施設
    ユビーAI問診 / ベビモニ

    同じ医療向けAIサービスでも、支える業務は画像の管理から創薬、問診まで大きく違います。どの業務の負担を減らしたいかを先に決めておくと比べやすくなります。

    掲載製品をどう活かす?比較するときの注意点

    • ●掲載製品はすべて情報のみ掲載で、ITトレンドから資料請求できないため、各社に直接問い合わせる必要がある
    • ●掲載8製品にはまだレビューがなく、導入後の評価を比べられない
    • ●製品ページでAIの活用を掲げるのは2製品のため、AIの機能が必要なら各社に確かめる

    掲載製品の顔ぶれは、どんな種類の製品があるかを知る手がかりとして役立ちます。最終的には、使う部門や業務、今使っている電子カルテなどとの連携に合うかを軸に比較することが大切です。

    自社に合う医療向けAIサービスを比較検討しよう

    この記事では、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、医療向けAIサービスの市場の様子を紹介しました。気になる製品は製品ページで用途を確かめ、各社への問い合わせで条件を比べてみてください。

    以下の記事では、医療向けAIサービスを比較し、機能や選び方、導入時の注意点も紹介しています。あわせてご覧ください。

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