製品比較表を使って比較
ここでは、この記事で紹介している一部製品の比較表を紹介しています。
各製品の詳細情報については、後ほど紹介していますので、気になる製品をチェックしてみてください。また、ITトレンドでは実際の資料請求数を元に人気製品をランキング形式で紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください。
【UTM型】ネットワーク機器製品を比較
ここからは、UTM型ネットワーク機器製品を紹介します。
《ビジネスセキュリティ》のPOINT
- ハイレベルサービス!多様なセキュリティ対策に対応可能
- 管理者負担軽減!導入から運用すべて一括対応。
- 自動運用監視システムにより、24時間 365日サポート!
株式会社 USEN ICT Solutionsが提供するUTM型ネットワーク機器製品です。独自開発した「VSR」を取り扱っています。世界基準 ICSA Firewall 認定を取得済みです。複数のセキュリティ機能とアンチリスク機能が備わっています。運用負担や技術面での不安といった課題を解決することが可能です。機器購入・ソフトウェア・構築・保守までが1セットのサービスを提供しています。
セキュアSD-WAN
フォーティネットジャパン合同会社が提供するUTM型ネットワーク機器製品です。SD-WAN提供により、自社ネットワーク環境全体を可視化した一元管理で、運用の効率化が図れます。マルチクラウドを強化したり、アプリケーションパフォーマンスを予測したりすることが可能です。大規模から小規模向けの多様な製品が用意されており、自社に合ったものを選べます。世界全体への導入実績があります。
Cisco Meraki MXシリーズ
シスコシステムズ合同会社が提供するUTM型ネットワーク機器製品です。利用する際は、MXシリーズ機器本体とライセンスを購入します。基本機能搭載型「エンタープライズ」・コンテンツ フィルタリングなどが使える「アドバンスドセキュリティ」からライセンスを選べます。VPN設定が簡単なだけでなく、最適なルートを自動で選択するため、パフォーマンスが出しやすいです。
【スイッチ】ネットワーク機器製品を比較
続いて、スイッチ型ネットワーク機器製品を紹介します。
TiFRONT
株式会社サテライトオフィスが提供するスイッチ型ネットワーク機器製品です。クラウド管理型となっています。管理者は「TiController」を活用すると、遠隔からネットワーク内を一括管理することが可能です。マルウェアやランサムウェアの被害を受けたとしても、すぐに切り離して拡散防止につなげられます。
FX2G-05EM
プラネックスコミュニケーションズ株式会社が提供するスイッチ型ネットワーク機器製品です。
すべてのポートにおける最大転送速度が2.5Gbpsであり、高速で大容量データを送れます。従来のスイッチ最大転送速度は1Gbpsといわれています。いずれの数値も理論値です。また、両面放熱方式により、高温を防ぐことが可能です。
スイッチ SWXシリーズ
ヤマハ株式会社が提供するスイッチ型ネットワーク機器製品です。LANマップの利用により、管理工数を削減できます。ブリッジやルーティングを実現し、会社の規模に応じた製品を選定することが可能です。豊富な機能が備わっているため、企業のほかにも病院や学校へ導入した実績があります。
次世代ハイパフォーマンススイッチ
ノックス株式会社が提供するスイッチ型ネットワーク機器製品です。複数のモデルが用意されており、自社に必要な機能が搭載された製品を選べます。モニタリングソリューションにより、障害発生時の原因をすぐに突き止めることが可能です。Cloud Visionでネットワーク内を可視化し、全スイッチ下にあるIPアドレスとMACアドレスを把握できます。
ApresiaNPシリーズ
APRESIA Systems 株式会社が提供するスイッチ型ネットワーク機器製品です。スタックに対応しており、複数のスイッチを1台で動作させることが可能です。セキュリティ管理やQoS機能が搭載されており、担当者の負担を軽減します。あらゆるインターフェースが用意されているため、柔軟性に優れています。
【ルータ】ネットワーク機器製品を比較
最後に、ルータ型ネットワーク機器製品を紹介します。
VPNルーターVR-U500Xシリーズ
株式会社バッファローが提供するルータ型ネットワーク機器製品です。30台まで同時接続でき、複数の拠点でVPNを構築します。IPsec対応のため、暗号鍵強度は256bitとセキュリティが高度です。高度なセキュリティを保ったまま、リモートアクセスにも対応します。バッファローが提供するリモート管理サービス「キキNavi」を活用すれば、管理工数を削減できます。
FutureNet NXR-G200シリーズ
センチュリー・システムズ株式会社が提供するルータ型ネットワーク機器製品です。IPoE接続・iPsec・ホットスワップに対応しています。-20度〜60度の温度内でも動作させることが可能です。定期的にログを保存し、電源が切れたときに原因を把握できます。ライフタイム保証により5年間センドバックの無償保証が受けられます。
UNIVERGE WAシリーズ
日本電気株式会社が提供するルータ型ネットワーク機器製品です。LTEや3Gといったあらゆるモバイル回線に対応した無線環境を構築できます。有線も使えるため、モバイル回線をバックアップ用として利用することも可能です。構築は機器本体に無線LANカードを差し込むだけです。大規模な構築作業が必要なく、工数削減につなげられます。
ネットワーク機器製品の比較ポイントは?
ネットワーク機器製品の比較ポイントを紹介します。
自社に必要な機能があるか
ネットワーク機器製品はそれぞれ機能が異なります。自社に必要な機能があるか把握しておかないとトラブルが発生するかもしれません。ここでは、比較ポイントになる機能の一部を紹介します。
- 電源
- 機器本体にACアダプターをとおして電源供給するセルフパワー型と、本体に電源が内蔵されているバスパワー型にわかれます。バスパワー型は、セルフパワー型と比較して配線をスッキリさせられます。
- PoE対応
- ハブからLAN端子を介して本体に電源供給することが可能です。コンセントを利用した電源接続が必要ありません。
- 静音性
- ネットワーク機器製品は、稼働時にファン音がなりっぱなしだと周りの迷惑になりかねません。ファンレス型のネットワーク機器製品は静音性があります。
パフォーマンスは優れているか
スループット値とセッション数を確認したうえで、期待するパフォーマンスが発揮されるかどうかを考えましょう。これらは、製品のカタログ資料や紹介サイトなどに記載されています。
スループット値とは、単位時間あたりのデータ送信量を指します。セッション数とは、処理できる数のことです。スループット値の枠が余っていても、セッション数が限界だと期待どおりのパフォーマンスが発揮されません。
カタログや紹介サイトの情報は基準値になるため、自社環境と異なる可能性があります。不安なら、検証機を利用してみましょう。
システムダウンや情報漏えいを防げるか
近年、システムダウンや情報漏えいのニュースが増えています。万が一の事態に備えて、対策がしっかりできる製品を選びましょう。
機能性が高いネットワーク機器製品は処理能力が優れているケースがあります。そのため、システムダウンを防ぎやすいです。障害が発生しても、すぐに切り替えられたり、一部が動かなくなっても稼働を続けられたりする製品であれば、安心できるでしょう。
情報漏えいへの対策として、セキュリティ機能が搭載された製品を選ぶことが考えられます。たとえば、不正アクセスによる被害を抑えたい場合は、通信データ暗号化が効果的といえます。
ソフトウェアのバージョンが安定しているか
ソフトウェアのバージョンが古いと、速度低下やセキュリティ被害にあう可能性があります。バージョンによって、処理能力やサポートに差があります。最新だからといって安定しているわけではありません。事前にソフトウェアの動作実績を調査してから、選定しましょう。
それだけでなく、サポート期限もバージョンに応じて異なります。サポート期限切れのバージョンだと、問題が起こったときに対応してもらえません。同じバージョンを長年利用しているとサポートが切れます。そのため、継続的にバージョンアップしましょう。
運用時の利便性が高いか
ネットワーク機器製品を運用するときの利便性が高いと、人件費の削減につなげられます。そして、リモート管理機能やログ保存機能が備わっているネットワーク機器製品は、運用時の利便性が高いといえます。
リモート管理機能があれば、場所に関係なく遠隔でネットワーク機器製品を管理できます。障害発生時も遠隔で対応できるため、わざわざ現地に出向く必要がありません。
ログ保存機能は、過去の使用状況やアクセスといった情報を記録します。障害が発生したときにログを確認すると、原因を解析することが可能です。
安心して任せられる実績と技術力があるか
ネットワーク機器製品だけ購入するのであれば、業者選びに迷う必要がありません。しかし、ネットワーク構築作業を実施するには専門スキルが必要です。したがって、高度な技術力をもった人材と、対応した実績のある業者に依頼しましょう。実績がない業者だと作業の際に不安を覚える可能性があります。
自社に合うネットワーク機器製品を比較して導入しよう
ネットワーク機器製品の比較ポイントは以下のとおりです。
- ・必要な機能があるか
- ・パフォーマンスを発揮できるか
- ・システムダウンや情報漏えいを防げるか
- ・バージョンが安定しているか
- ・利便性は高いか
- ・実績と技術力がある業者なのか
以上を踏まえたうえで、自社に合うネットワーク機器製品を比較して導入を検討してください。