VexCloudとは
DAST(Dynamic Application Security Testing)と呼ばれる手法を採用している、
SaaS型Webアプリケーション脆弱性自動診断ツールです。
Webサーバの外部から疑似攻撃リクエストを送信し、
反応を解析して主要な脆弱性の有無を確認するため、
現実的に起こり得る脅威を効果的に見つけ出すことが可能です。
VexCloudの強み
■自動巡回でラクラク診断
セキュリティ人材の不足やシステムが複雑になっている今日、
自動で検査を行い操作も簡単、しかも属人化せずに使用できるツールは必須です。
「VexCloud」は、JavaScript動的解析や機械学習などの技術により、
従来よりも高い診断性能・巡回を実現しました。
検査用のシナリオ(疑似攻撃リクエスト)も自動生成でき、操作や設定も簡単です。
また、サイト運用担当者や開発者の「開発工程にあわせて随時検査したい」
「気軽に脆弱性診断を行いたい」といったニーズにお応えします。
■Vex譲りの検査ロジック
プロツールである「Vex」を、より簡単にご利用いただけるよう開発された脆弱性診断ツールです。
具体的に検査可能な脆弱性の種類は以下のとおりです。
・セキュリティ設定不備や不適切なアクセス制御
・SQLインジェクションなどの各種インジェクション系
・クロスサイトスクリプティング
・平文通信やセッション管理などの通信に係る脆弱性
簡単に利用できて、検査性能は「Vex」譲りです。
精度の高い脆弱性検査が行えます。
■Webサイト単位で管理
Webサイトを複数お持ちの場合、管理も大変です。
Webサイトを公開したのはいいものの、
脆弱性検査を行わずに公開したため重大な脆弱性が放置されていたり、
セキュリティアップデートなどの管理を行っていなかったりするケースもしばしば見られます。
そのようなWebサイトの管理を一気に引き受けるのが「VexCloud」です。
お客様の所有するWebサイトを自動で巡回し、すべてのWebサイトを洗い出し、
それらをWebサイト単位で管理します。
手を煩わせずにWebサイトの管理ができ、重大なインシデントを未然に阻止します。
VexCloudでできること
●検知結果のレポート出力
概要からサマリで全体把握ができ、
脆弱性の説明や推奨する対策、リスク、検出箇所などが確認できます。
開発者への報告や修正依頼などに利用できます。
●脆弱性カテゴリとガイドラインへの幅広い対応
セキュリティ設定の不備や不適切なエラー処理などの脆弱性を大きくカバーします。
IPA「安全なウェブサイトの作り方」やOWASP TOP10(2021)などの各ガイドラインに対応しています。
●独自技術で動的サイトにも診断可能
静的サイトだけでなく、JavaScriptで構築された動的サイトも自動でクローリングし、診断を行います。
従来では困難だった動的サイトも独自技術で診断可能になりました。