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バージョン管理システムとは?導入メリットやおすすめの3製品も紹介

バージョン管理システムとは?導入メリットやおすすめの3製品も紹介

バージョン管理システムとは、ファイルのバージョンを管理することで編集や復元を効率化するツールです。では、具体的にどのような場面で役立つのでしょうか。

この記事では、バージョン管理システムの種類や導入のメリット、代表的な製品などを紹介します。理解を深めるための参考にしてください。

この記事は2024年1月時点の情報に基づいて編集しています。

バージョン管理システムとは

頻繁に更新が行われるファイルでは、どれが最新のものかわからなくなることがあります。特に、複数人のチームで共同編集するファイルは、最新版を見失いがちです。誤って古い情報を参照するなどし、業務に支障が生じることがあります。

そこで役立つのが、バージョン管理システムです。その名のとおり、ファイルのバージョンを管理する機能を備えています。最新版がどれか迷わずに済むだけでなく、過去のバージョンにさかのぼれるなど、円滑な管理が実現します。

管理する対象

管理対象のファイルは多岐にわたります。テキストファイルや動画ファイルなど、一般的によく用いられるファイルを管理可能です。

また、ソースコードやビルドスクリプトなど、開発環境の構築に必要なファイルの管理にも適しています。これらのファイルは変更される頻度が高く、必要に応じて過去のバージョンを参照しなければならないことから、バージョン管理システムの利用が適しています。

バージョン管理システムの管理方式

一口にバージョン管理システムといっても、管理方法によって2種類に大別されます。それぞれの管理方式を見ていきましょう。

集中管理方式(集中型バージョン管理システム)

専用のサーバで一元的に管理する方式です。サーバ上にリポジトリという専用のフォルダを作成し、そのなかにファイルが保存されます。

集中管理方式は、後述の分散管理方式よりもわかりやすいのが特徴です。しかし、作業中は常にサーバへ接続しておかなければならない欠点もあります。

分散管理方式(分散型バージョン管理システム)

サーバ上にファイルを一元化する集中管理方式とは異なり、各ユーザーの端末にリポジトリの複製を保存する方式を、分散管理方式と呼びます。ユーザーがファイルを編集した後、ファイルは端末内にあるリポジトリのコピーに保存されます。この際、サーバに接続する必要はありません。

ある程度編集が行われたら、更新されたリポジトリの情報をサーバ側へ反映させます。サーバと接続する頻度が少なく、快適に作業できるのが特徴です。

分散管理方法の「ブランチ」と「マージ」とは

通常、リポジトリに反映される更新内容は単一のファイルに統合されます。AさんとBさんが編集・反映を行えば、二人の作業がどちらも単一のファイルに反映されるのです。

しかし、ブランチ機能を使えば、リポジトリを複数に分岐させ、統合させることなくバージョン管理できます。Aさん用とBさん用のブランチを作り、二人は自身が編集した内容を各ブランチに反映させます。そして、作業がすべて終わってから統合させるのです。この最終段階における統合をマージと呼びます。

ブランチとマージは、機能追加やバグの修正といった作業を、複数人が同時並行的に進めるのに適した機能です。ただし、マージさせた際に編集内容が競合するとトラブルになるなど、扱いづらい点もあります。

バージョン管理システムを導入するメリット

バージョン管理システムを導入すると、具体的にどのようなメリットが得られるのでしょうか。代表的なメリットを3つ紹介します。

以前のバージョンへ容易に復元できる

誤ったファイル更新をした場合は、過去のバージョンからの復元が必要です。適切にバージョン管理をしておかなければ復元が難しく、修正に思わぬ手間が生じかねません。

バージョン管理システムを導入すれば、基本的に過去のバージョンを保存できます。必要に応じて参照や復元を行えるため、リスクの低減に役立ちます。

変更内容をすべて記録できるため問題点を見つけやすい

バージョン管理システムを使えば、ファイルの変更履歴をすべて保存できます。変更箇所だけでなく、日付や開発者の名前も含めて詳細に把握可能です。進捗状況の確認に役立つでしょう。

また、開発現場でトラブルが起こった際にも、バージョンをさかのぼって原因を調べられます。復元も可能なため、トラブルが起こる前の状態に戻すのも容易です。

デグレードの発生を防止して共同作業を安全に進められる

より快適に使えるようにした新しいバージョンのソフトウェアが、旧バージョンよりも低品質になることをデグレードと呼びます。デグレードの大きな要因の1つは、誤って古いソースコードを反映してしまうことです。複数人で共同作業をしていると、往々にしてこのようなトラブルが発生します。

バージョン管理システムがあれば、デグレードのリスクを低減できます。更新時に問題が起きないよう管理するのが容易なうえ、万が一問題が生じても、過去のバージョンを参照することで速やかに対処可能です。

バージョン管理システムを導入する際の注意点

バージョン管理システムには、独特の機能が備わっています。例えば、リポジトリに編集内容を反映させたり、分散型管理におけるブランチとマージを活用したりと、覚えるべきことが多くあります。

時間に余裕があるのであればよいですが、喫緊のプロジェクトがある場合に、即効性のある解決方法として導入するのはおすすめできません。導入前には、教育に十分な時間とコストを確保しておきましょう。

バージョン管理システムのおすすめ3選を比較

ここでは、バージョン管理システムを3つ紹介します。いずれも無料で提供されているため、一度使用感を確認してみてはいかがでしょうか。

Subversion(SVN)

「Subversion」は、オープンソースの集中管理型バージョン管理システムです。従来よく使われてきたバージョン管理システムのCVSよりも、優れた製品を目指して作られた製品で、CVSの基本機能をそろえています。任意のメタデータをファイルあるいはフォルダに付与したり、ブランチとマージで管理を効率化したりと、機能が充実しています。

価格オープンソース管理方式集中管理

Git

「Git」は、オープンソースの分散管理型バージョン管理システムです。小規模から大規模まで、幅広いプロジェクトを円滑に進めるよう設計されています。機能ごとにブランチを作成して必要に応じて切り替えたり、実験的な編集をブランチ上で行ったりと、柔軟なブランチ機能が特徴です。

価格オープンソース管理方式分散管理

Mercurial

「Mercurial」は、無料の分散管理型バージョン管理システムです。直感的に使えるUIと、規模を問わず活用できる柔軟性が特徴です。コミットやブランチ、マージはいずれも高速で、ストレスなく利用できます。Subversionと似通ったコマンドセットをそろえているほか、拡張機能も充実し、新しいコマンドを追加できます。

価格無料管理方式分散管理

バージョン管理システムを導入して安全かつ効率的に開発しよう

バージョン管理システムを使えばソースコードのバージョン管理が容易になるため、プログラム開発やソフトウェア開発でよく利用されます。サーバ上に集約する集中管理方式と、ローカル環境に分散する分散管理方式に大別されます。

無償提供されているオープンソース製品も多いため、プログラム開発プロジェクトを始める前に、導入を検討してはいかがでしょうか。

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