AI動画生成の市場規模は?
AI動画生成ツールは、テキストや画像、資料などからAIで動画を作る製品です。AI動画生成に限った市場規模は、公開されている統計や調査会社の発表では確認できません。生成AI全体では、JEITAが2023年12月に日本の生成AI市場の需要額は2030年に1兆7,774億円に成長するとの見通しを発表しています。現在の15倍にあたる規模とされていますが、AI動画生成そのものの数字ではありません。
ITトレンドには、AI動画生成ツールとして14製品が掲載され、提供企業も14社です。そのうちITトレンドから資料請求できるのは1製品で、残る13製品は情報のみの掲載です。
ここからは、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、AI動画生成ツールの動きを見ていきます。
ITトレンドに掲載されている主なAI動画生成ツール
まずは、ITトレンドに掲載されているAI動画生成ツールを紹介します。資料請求ランキングは、製品を比較・検討している企業の関心を表すデータです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点のAI動画生成ツールはテキストや画像から映像そのものを生成する製品が14製品中7製品を占めます。資料請求ランキングの1位は、パワーポイント資料からナレーション付き動画を作るEQ Presentation Cloudです。映像表現を作る製品と、説明動画を効率よく作る製品に分かれる点が特徴です。
次の図は、掲載されている製品のうち主な10製品を、製品ページの掲載内容をもとに用途で分けたものです。その下の表では、ITトレンドから資料請求できるかどうかもあわせて示しています。
| 製品名 | 提供企業 | 資料請求 | 製品の特徴 |
|---|---|---|---|
| EQ Presentation Cloud | 株式会社Jストリーム | できる(1位) | パワーポイント資料からナレーション付き動画を自動生成し、配信・分析・更新まで行える。 |
| HeyGen | HeyGen Technology, Inc. | 情報のみ掲載 | テキストや画像からAIアバターの動画を生成。リップシンクや多言語翻訳にも対応する。 |
| Dream Machine | Luma AI, Inc. | 情報のみ掲載 | テキストや画像から動画・画像を生成。キーフレームやカメラ制御で映像を細かく調整できる。 |
| Kling AI | KLING AI PTE. LTD. | 情報のみ掲載 | テキストや画像から動画を生成し、モーション制御やリップシンク、音声生成にも対応する。 |
| invideo AI | Invideo Innovation Pte. Ltd. | 情報のみ掲載 | テキストからスクリプト、映像、字幕、BGM、ナレーションを自動生成する動画作成サービス。 |
| Veo 3.1 | グーグル・クラウド・ジャパン合同会社 | 情報のみ掲載 | テキストや画像から映像と音声を生成するAI動画生成モデル。効果音や会話も作れる。 |
| Adobe Firefly | アドビ株式会社 | 情報のみ掲載 | テキストや画像からAI動画を生成。カメラ操作の指定やブラウザー上での編集に対応する。 |
| Pika | Mellis, Inc. | 情報のみ掲載 | テキストや画像からAI動画を生成し、動画内の人物や物体の追加・置換もできる。 |
| Synthesia | Synthesia Limited | 情報のみ掲載 | AIアバターと多言語のナレーションで、テキストやPowerPoint・PDFから動画を作成する。 |
| PixVerse | MOTIVAI PRIVATE LIMITED | 情報のみ掲載 | テキストや画像からAI動画を生成。複数のシーンでキャラクターの一貫性を保てる。 |
※「資料請求」の順位は、資料請求数にもとづくITトレンドの資料請求ランキング(2026年10月19日更新)です。
※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。
※「情報のみ掲載」の製品は、ITトレンドから資料請求できません。
▼最新の人気ランキングもあわせて確認
いま資料請求が集まっているAI動画生成ツールは、月間ランキングで確認できます。
[分析]2026年のAI動画生成ツール市場の3つの傾向
ここでは、ITトレンドに掲載されている14製品の製品ページと資料請求ランキングから、市場の傾向を整理します。
1.映像そのものを生成する製品が半数
掲載14製品のうち7製品は、テキストや画像から映像そのものを生成する製品です。Veo 3.1やKling AIのように、映像とあわせて効果音や会話などの音声も生成できる点を掲げる製品もあります。カメラワークや場面の始まりと終わりを指定できる製品も4製品あり、映像の細かな調整が共通のテーマです。
2.資料やアバターで説明動画を作る製品も
残る製品の多くは、説明などに使う動画を効率よく作る製品です。PowerPointやPDFなどの資料から動画を作れることを掲げる製品は14製品中4製品で、EQ Presentation Cloudもその一つです。HeyGenやSynthesiaのように、AIアバターが話す動画を作れる製品もあります。
3.資料請求できるのは1製品、海外の企業が多い
ITトレンドから資料請求できるのは、EQ Presentation Cloudの1製品です。掲載14製品にはまだレビューがなく、導入後の評価を比べられる段階にはありません。提供企業は14社で、そのうち9社は海外の企業です。
どれを選ぶべき?目的別のおすすめ
- ■テキストや画像から、映像表現を作り込みたい企業
- Dream Machine / Kling AI / Adobe Firefly
- ■資料やテキストから、ナレーション付きの動画を手早く作りたい企業
- EQ Presentation Cloud / invideo AI
- ■AIアバターが話す動画を作り、多言語にも展開したい企業
- HeyGen / Synthesia
同じAI動画生成ツールでも、映像表現を作る製品と、説明動画を効率よく作る製品では使い方が大きく違います。動画を何に使い、どこまでAIに任せたいのかを先に決めておくと比べやすくなります。
掲載製品をどう活かす?比較するときの注意点
- ●情報のみ掲載の製品はITトレンドから資料請求できないため、各社に直接問い合わせる必要がある
- ●掲載14製品にはまだレビューがなく、導入後の評価を比べにくい
- ●海外の企業の製品が多いため、日本語での使いやすさや、生成した動画の利用条件を各社のページで確かめる
掲載製品の顔ぶれは、どんな種類の製品があるかを知る手がかりとして役立ちます。最終的には、作りたい動画の種類や、社内で動画を作る体制に合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合うAI動画生成ツールを比較検討しよう
この記事では、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、AI動画生成ツールの市場の様子を紹介しました。気になる製品は資料請求して一覧で比較し、自社の業務に合うかを確かめてみてください。
以下の記事では、AI動画生成ツールをタイプ別に比較し、選び方も紹介しています。あわせてご覧ください。

