サービス概要
Oracle Autonomous Database Cloudは高速分析基盤から、AI・機械学習まで利用目的に合わせて始められるクラウド型データベース・サービスです。
データ管理における全ライフサクルを自動化することで、複雑でミスの許されないDBの管理業務から、ビジネスの差別化につながる戦略性の高いチャレンジ業務へ注力いただけます。
<世界初: 自律型データベース>
自己稼働: DBやインフラの管理・監視・チューニングを自動化
自己保護: 外部からの攻撃、悪意のある内部ユーザーの両方からの保護
自己修復: 計画メンテナンスを含めたあらゆるダウンタイムからの保護
<クラウドのメリット>
・初期費用を抑え、スモールスタートが可能
・セキュリティ対策、パッチ適用、などの面倒な運用は不要
・オンプレミス版Oracle Database では有償オプションの機能を標準実装し99.995%の可用性を実現
・構造化データ、JSONデータ、地理情報などあらゆる種類のアプリケーションがOracle Databaseの性能をフル活用できるように、数GBから数百TB規模のデータ容量に対応できるサービスで提供
特長・使い方
【データマート / データウェアハウス】 ビジネス分析環境の迅速な構築
・事前に設計しなくても、分析に最適化された環境を構築。データロードするだけですぐ高速に使える。
・高度な分析ツールを無償提供。既存システムや他社分析ツールとの連携も容易。
・従量課金制。AI機能が負荷状況を判断し、自動的にリソースの拡張・縮小を無停止で実施するため、週次処理などの日中のスパイクや夜間バッチの高負荷に対して柔軟な運用が可能。
活用例:
自律型データベースにデータを集約すれば、組織のだれもが必要なデータに安全かつ手軽にアクセスできるようになり、ビジネス判断がスピードアップします。
【リアルタイム分析】 オンラインシステムでのリアルタイムデータ分析が可能
・トランザクション処理とデータ分析を、システムを分離することなく同時に実現
・性能・信頼性で実績の高い Oracle Exadataを基盤としており、難しい設定が不要。リアルタイムに最新情報を用いた高度なデータ分析が可能
・標準搭載のAI機能がパフォーマンス診断からチューニングまで自動で行うため安定した性能が得られる
活用例:
IoTで生成される大量のデータを処理しつつ、そのデータをリアルタイム分析してトレンドを素早くつかみ、次のアクションにつなげる。こうした厳しい要求にも自律型データベースは余裕をもって答えます。
【データサイエンティスト向け分析環境】 機械学習エンジンを内蔵
・統計分析・高度な機械学習エンジンをデータベースに内蔵。
・面倒な設定なしですぐにデータ・サイエンティスト向けのDB環境を構築し、割り当て可能
・コードや分析結果を作成・保存・共有できるノートブックを提供、分析環境としても最適
活用例:
データをモデル化し、分析して仮説を検証する。自律型データベースは、その試行錯誤をストレスなく、効率よく行えるようにします。
お客様の声
【Excelでデータ分析作業をされていたお客様】
「従来 2~3 時間を費やしていた集計業務をわずか 15 分に短縮、会員の流入動向などの把握が月次または週次から日次ベースでできるようになりました。」
【他社DWH上で分析基盤を運用されていたお客様】
「従来のデータベース環境と比較して少ないリソースで高いパフォーマンスを実現しています。具体的には、バッチ処理で平均1.5倍に性能が改善したほか、BIのレスポンスタイムを最大60分の1に短縮しています。
また年額費用は約36%削減しており、コスト最適化も果たしています。レスポンスの高速化により従業員のレポート作成時の作業効率向上にもつながっています。」