ISMS認証機関の市場規模は?
ISMS認証機関は、企業の情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)を審査し、ISO/IEC 27001の認証を行う機関です。金額の市場規模は確認できませんが、認定機関のISMS-ACが、ISMS認証を受けた組織の数を公表しています。同センターによると、ISMS認証の登録組織数は、2026年9月30日現在で8,701です。審査を受ける側の組織の数で、ISMS認証機関そのものの数字ではありません。
出典:ISMS-AC「認証取得組織数推移、都道府県・地方別認証取得組織数」(2026年9月30日現在)。この記事の内容は、ISMS-ACの公式見解ではありません。
ITトレンドには、ISMS認証機関として7製品が掲載され、提供企業も7社です。そのうちITトレンドから資料請求できるのは1製品で、残る6製品は情報のみの掲載です。
ここからは、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、ISMS認証機関の動きを見ていきます。
ITトレンドに掲載されている主なISMS認証機関
まずは、ITトレンドに掲載されているISMS認証機関のサービスを紹介します。資料請求ランキングは、製品を比較・検討している企業の関心を表すデータです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点のISMS認証機関は品質・環境など複数のISO規格に対応する認証機関が7製品中6製品を占めます。資料請求できるのはJ-VACのISMS/ISO27001認証審査サービスで、資料請求ランキングも1位です。ISMSだけでなく、ISO 9001やISO 14001もあわせて審査できる機関が多い点が特徴です。
次の図は、掲載されている7製品を、製品ページの掲載内容をもとに用途で分けたものです。その下の表では、ITトレンドから資料請求できるかどうかもあわせて示しています。
| 製品名 | 提供企業 | 資料請求 | 製品の特徴 |
|---|---|---|---|
| J-VACのISMS/ISO27001認証審査サービス | 株式会社ジェイーヴァック | できる(1位) | 組織の規模・業態に即した審査を掲げるISO審査機関。ISMSの早期取得の相談にも対応。 |
| LRQAリミテッドのISO認証サービス | LRQAリミテッド | 情報のみ掲載 | 品質・環境・情報セキュリティなど各種ISO規格の認証に対応。リモート審査も可能。 |
| SGSジャパンのISO認証サービス | SGSジャパン株式会社 | 情報のみ掲載 | 各種ISO規格の審査・認証に加え、教育研修のサービスも提供する。 |
| 日本品質保証機構のISO認証サービス | 一般財団法人日本品質保証機構 | 情報のみ掲載 | 各種ISO規格の審査・登録を行い、国内外の拠点ネットワークで審査を提供。 |
| 日本能率協会審査登録センターのISO認証サービス | 一般社団法人日本能率協会 | 情報のみ掲載 | ISO 27001を含む各種規格の審査・認証と、教育・セミナーのサービスを展開。 |
| DNV ビジネス・アシュアランス・ジャパンのISO認証サービス | DNV ビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社 | 情報のみ掲載 | ISO 9001やISO 45001などの認証に加え、トレーニングや改善の支援も行う。 |
| 日本検査キューエイのISO認証サービス | 日本検査キューエイ株式会社 | 情報のみ掲載 | ISO 27001などの審査・認証に対応し、情報セキュリティや食品安全分野も扱う。 |
※「資料請求」の順位は、資料請求数にもとづくITトレンドの資料請求ランキング(2026年10月19日更新)です。
※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。
※「情報のみ掲載」の製品は、ITトレンドから資料請求できません。
▼最新の人気ランキングもあわせて確認
いま資料請求が集まっているISMS認証機関は、月間ランキングで確認できます。
[分析]2026年のISMS認証機関市場の3つの傾向
ここでは、ITトレンドに掲載されている7製品の製品ページと資料請求ランキングから、市場の傾向を整理します。
1.複数のISO規格に対応する機関が中心
掲載7製品のうち6製品は、ISO 9001やISO 14001など複数のISO規格の審査・認証に対応しています。日本能率協会審査登録センターや日本検査キューエイは、ISO 27001もあわせて扱うことを示しています。ISMSとほかの規格を、同じ機関でまとめて相談できる選択肢が多いといえます。
2.教育・研修もあわせて掲げる機関が5製品
審査だけでなく、教育や研修のサービスもあわせて掲げる機関が5製品あります。SGSジャパンや日本品質保証機構は、教育・セミナーなどの関連サービスを展開しています。LRQAはリモート審査にも対応しており、審査の受け方にも違いがあります。取得後の運用や社内教育まで、まとめて相談したい企業に向いた顔ぶれです。
3.資料請求できるのは1製品、ISMSに絞った審査を掲げる
ITトレンドから資料請求できるのは、J-VACのISMS/ISO27001認証審査サービスの1製品です。組織の規模や業態に即した審査を掲げ、過度な文書要求や手順の煩雑化は勧めないとしています。提供企業は7社で、掲載製品にはまだレビューがありません。
どれを選ぶべき?目的別のおすすめ
- ■ISMS(ISO/IEC 27001)の認証を、自社の規模や業態に合った審査で取得したい企業
- J-VACのISMS/ISO27001認証審査サービス
- ■ISMSに加えて、ISO 9001やISO 14001などもまとめて相談したい企業
- 日本能率協会審査登録センターのISO認証サービス / 日本検査キューエイのISO認証サービス / LRQAリミテッドのISO認証サービス
- ■審査とあわせて、教育や研修のサービスも利用したい企業
- SGSジャパンのISO認証サービス / 日本品質保証機構のISO認証サービス
同じISMS認証機関でも、対応する規格の幅や、審査以外のサービスには違いがあります。そのため、ISMS以外にも取得・維持したい規格があるかを先に整理しておくと比べやすくなります。
掲載製品をどう活かす?比較するときの注意点
- ●情報のみ掲載の製品はITトレンドから資料請求できないため、各社に直接問い合わせる必要がある
- ●製品ページにISMS(ISO/IEC 27001)の記載がない機関もあるため、対応する規格を確かめる
- ●資料請求できるのは1製品で、掲載製品にはまだレビューがない
掲載製品の顔ぶれは、どんな種類のサービスがあるかを知る手がかりとして役立ちます。最終的には、取得したい規格と、審査の進め方や費用が自社に合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合うISMS認証機関を比較検討しよう
この記事では、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、ISMS認証機関の市場の様子を紹介しました。気になるサービスは資料請求して一覧で比較し、自社の状況に合うかを確かめてみてください。
以下の記事では、ISMS認証機関を比較し、各社の特徴と選び方も紹介しています。あわせてご覧ください。

