kintone for おまかせ はたラクサポート導入前の課題
お客さまを理解するための顧客管理。紙に記録していたものの、記録や活用に課題
コロナ禍に釣り船向けの水産加工サービスやお弁当のテイクアウトなどの新しい事業展開を始めた際、それをお客さまにお知らせする方法がなく、近所の方々にチラシをお配りしたり、釣り船にチラシを置いていただいたりと、アナログな紙媒体でお知らせするしか方法がありませんでした。こうした背景から、サービスをご利用いただいたお客さまの情報や連絡先を蓄積、管理し、今後の事業展開に活用していこうと考えたのです。
以前はスタッフが予約の段階でお客さまの情報を紙に手書きで記入し、ファイリングして顧客情報を保管。お客さまのお名前、電話番号、住所といった基本情報に加え、アレルギーの有無、料理や飲み物の好き嫌いなど次回来店以降も美味しく食べていただくために必要な情報なども記録し、顧客情報は膨大な量に。これらの情報を活用するには、過去のファイルを探さねばならず、非常に手間がかかっていました。また、スタッフによる文字の癖や忙しい時間帯の手書きによる悩みも。さらに顧客情報が増えてくると、ファイルの保管場所にも困るようになり、デジタルによる顧客管理を検討し始めました。
kintone for おまかせ はたラクサポート選定ポイント
決め手は担当者の姿勢。導入する側の目線に立った提案が高評価
以前に別のツールを使用した際、検索性・操作性の観点から上手く活用できず、アナログな顧客管理に戻ってしまったことから「kintone」は顧客情報を検索しやすそうだと感じたこともポイントでした。ですが何よりもNTT東日本さまの担当者が良かったですね。担当者の方は親切、丁寧なのはもちろん、ツールやデジタル技術に関して同じ目線で分かりやすくご提案いただけました。
また、費用対効果も検討したポイントでした。導入コストや月額の利用料金を年単位で計算し、デジタル活用によって削減されるスタッフの作業時間と用紙・ファイルのコストを合算した費用と比較した結果、「kintone」を導入すべきであるとの結論に至りました。
kintone for おまかせ はたラクサポート導入後の結果
接客に割ける業務時間の割合が80%から90%へ。さらに食材の仕入れも効率化
まずNTT東日本の担当者の方に対面でヒアリングを実施いただき、トライアルを1ヶ月実施して正式に導入を決定。
これまではおよそ80%の業務時間を接客に、およそ20%を予約受付や顧客情報の入力などに費やしてきましたが、顧客情報の入力作業が半分以下の時間で完了するようになれば、90%の勤務時間を接客に振り分けられるように。また、10分ほどかかっていた過去の顧客情報検索がワンクリックで済むことで、業務効率化に加え、顧客情報がなかなか見つからないというストレスの軽減にもなるでしょう。
また食材費についても良い影響があると思います。これまでは予約人数やコースによって仕入れる食材を変えていたため、直前まで仕入れるべき最適な食材の数を見極めるのは難しいことでしたが、データが蓄積していけば、例年の予約状況や翌週の天気といったデータをもとに最適な仕入れ量を予想することが可能に。結果、無駄な食材の仕入れを減らすことができ、食品ロス(フードロス)の問題にも貢献できるかと考えています。
今回、「kintone」を導入し、デジタル上で顧客情報を蓄積できるようになったことで、もしコロナ禍のような事態になったとしてもお客さまへ新しいサービスやキャンペーンをご案内できる環境が整いました。お客さまの情報は、まさに宝物です。お客さまに良いサービスを提供するためにはお客さまのことをイメージし、どうすれば喜んでいただけるかと考えることが大切です。そのためにもお客さまの情報を有効活用し、提供する料理やサービスに今後も反映していきたいと思います。
※上記ソリューション導入期間は2024年4月~です。
※文中に記載の組織名・所属・肩書・取材内容などは、すべて2024年7月時点(インタビュー時点)のものです。
※上記事例はあくまでも一例であり、すべてのお客さまについて同様の効果があることを保証するものではありません。
引用元URL: https://business.ntt-east.co.jp/content/digital-work/case/jikou.html
kintone for おまかせ はたラクサポート
「kintone for おまかせ はたラクサポート」は、
kintoneに初めて触れる方でも簡単にかつスムーズに導入できるように、
NTT東日本独自のサポートを含めてご提供するサービスです。
東日本電信電話 株式会社
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