PRMの市場規模は?
PRMは、販売代理店などのパートナー企業との情報共有や、案件・活動の管理を支えるツールです。PRMに限った市場規模は、公開されている統計や調査会社の発表では確認できません。PRMと同じく営業・販売の管理を支える分野では、ITRが国内のSFA市場は2024年度に617億円で、前年度比14.9%増と発表しています。2025年度も15.2%増が見込まれ、年平均成長率は11.8%と予測されていますが、PRMそのものの数字ではありません。
ITトレンドには、PRMとして7製品が掲載され、提供企業も7社です。現在、ITトレンドから資料請求できる製品はなく、7製品すべてが情報のみの掲載です。
ここからは、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、PRMの動きを見ていきます。
ITトレンドに掲載されている主なPRM
まずは、ITトレンドに掲載されているPRMを紹介します。掲載されている製品の顔ぶれは、この分野でどんな製品が選べるかを知る手がかりです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点のPRMは販売パートナーの管理に特化した製品が7製品中5製品を占めます。現在、ITトレンドから資料請求できる製品はなく、資料請求ランキングにも製品は入っていません。専用ツールのほか、AIによる営業支援や代理店探しのサービスも並ぶ点が特徴です。
次の図は、掲載されている7製品を、製品ページの掲載内容をもとに用途で分けたものです。その下の表では、ITトレンドから資料請求できるかどうかもあわせて示しています。
| 製品名 | 提供企業 | 資料請求 | 製品の特徴 |
|---|---|---|---|
| Impartner PRM | Impartner Inc. | 情報のみ掲載 | オンボーディングや案件登録、リード管理、マーケティングまでパートナー施策を支援。 |
| PartnerSuccess PRM | パートナーサクセス株式会社 | 情報のみ掲載 | 代理店の情報や契約、案件、活動履歴を一元管理し、専用ポータルで資料を共有。 |
| Unifyr | Zift Solutions, Inc. | 情報のみ掲載 | パートナー管理や案件登録、パイプライン追跡を一元化し、ポータルやLMSも備える。 |
| Salesforce Partner Relationship Management | 株式会社セールスフォース・ジャパン | 情報のみ掲載 | パートナーの営業・マーケティング活動をCRM上で管理し、案件登録などを自動化。 |
| PRMONE | SCSK Minoriソリューションズ株式会社 | 情報のみ掲載 | 代理店への情報配信、育成、問い合わせ対応、実績分析を一元管理できる。 |
| Hiway | 株式会社ハイウェイ | 情報のみ掲載 | メールや会議などの顧客接点を集約し、AIが営業活動やパートナーとの情報共有を支援。 |
| CoPASS | deex株式会社 | 情報のみ掲載 | 代理店のデータベースでパートナー探しを支援し、AIで作るEラーニングで育成。 |
※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。
※「情報のみ掲載」の製品は、ITトレンドから資料請求できません。
[分析]2026年のPRM市場の3つの傾向
ここでは、ITトレンドに掲載されている7製品の製品ページから、市場の傾向を整理します。
1.パートナー管理の専用ツールが中心
掲載7製品のうち5製品は、販売パートナーの情報や案件、活動を一元管理する専用のツールです。Hiwayは、メールや会議などの顧客接点を集約し、AIが営業活動を支援する製品で、パートナーとの情報共有にも対応しています。CoPASSは、代理店探しや育成を支援するサービスです。
2.育成やCRM連携、AIなど機能の幅が広い
製品ページでパートナーの育成や研修、オンボーディングを掲げる製品は4製品、CRMとの連携やCRM上での管理を掲げる製品も4製品あります。AIの活用を掲げる製品は3製品で、UnifyrはAIエージェントがオンボーディングや問い合わせ対応を支援するとしています。パートナーを管理するだけでなく、育てて成果につなげる機能が重視されていることがうかがえます。
3.資料請求できる製品はなく、レビューもまだない
提供企業は7社で、1社1製品ずつ掲載されています。現在、ITトレンドから資料請求できる製品はなく、製品ページにレビューもまだありません。各社の製品ページから、管理できる範囲や連携先を見比べる段階です。
どれを選ぶべき?目的別のおすすめ
- ■代理店との案件や情報の管理を、まとめて行いたい企業
- PartnerSuccess PRM / PRMONE / Impartner PRM
- ■今使っているCRMとあわせて、パートナーの営業活動を管理したい企業
- Salesforce Partner Relationship Management / Hiway
- ■これから代理店を探し、育成を進めたい企業
- CoPASS
同じPRMでも、管理の専用ツールから代理店探しのサービスまで役割が違います。代理店をすでに持っているか、これから探すのかを先に整理しておくと比べやすくなります。
掲載製品をどう活かす?比較するときの注意点
- ●情報のみ掲載の製品はITトレンドから資料請求できないため、各社に直接問い合わせる必要がある
- ●CRMとの連携を掲げる製品もあり、今使っているCRMと連携できるかを確かめる
- ●掲載は7製品と少なく、レビューもまだないため、比べる材料が限られる
掲載製品の顔ぶれは、どんな種類の製品があるかを知る手がかりとして役立ちます。最終的には、パートナーの数や販売の進め方、今使っているCRMとの連携に合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合うPRMを比較検討しよう
この記事では、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、PRMの市場の様子を紹介しました。気になる製品は製品ページで掲載内容を確かめ、自社のパートナー施策に合うかを各社に確認してみてください。
以下の記事では、PRMツールを比較し、機能や選び方、導入のメリットも紹介しています。あわせてご覧ください。

