「R-PiCS V4」とは
受注処理から製品設計・工程仕様の管理、製造プロセス管理、出荷管理・在庫管理、原価管理、経理の事務処理などあらゆる管理・処理を遂行するため多くの機能を標準装備した情報システムです。V3からバージョンアップされて海外の法規制や商習慣などグローバル対応が可能となり、更に画面の操作性と表現力が改善されました。
「R-PiCS V4」の強み
【複数の生産方式に対応】
見込み生産、最低限必要な在庫品生産、個別受注生産に対応しています。それぞれの生産計画・製造指示より部材の必要数を算出して、オーダー毎の部材の紐づけを行うと共に共通の部材は一括管理を行います。在庫の過不足を防止し、生産方式に捉われない部材の引き当てで急なオーダーや計画変更に対応できます。
【オーダー毎のBOM管理】
製品毎の部品表と分けて顧客のオーダー毎に部品表を作成し独立した管理を行います。設計変更・機械や人員等の変更があった場合に個別対応が可能となり、独立した部品表を持つことで製造後のメンテナンスでも部材の検索が容易になります。
【多彩なメニュー】
企業や製造現場の実情に合わせたシステム運用が可能で、多くの標準機能から必要なものを選んで使用出来ます。システム導入後に不足の機能を追加したり、個別に作製する必要がありません。
【生産プロセスの見える化】
生産プロセスの調達・製造指示・製造の各段階の進み具合を確認できます。関係部署で同じ情報を共有することによって遅れなどの不具合に対応出来ます。
【販売まで一貫した管理】
出来上がった製品の在庫管理から出荷処理、売上処理・請求処理・入金チェックまで連動した処理が出来ます。
「R-PiCS V4」でできること
【生産計画の変更に伴う工程等の修正】
納期・生産数量などの変更が発生した場合に、発注品の最適納期の自動変更や作業計画の細かい修正が出来ます。手配済みで納期に間に合わないものはアラーム情報として取得します。
【製造実績の登録】
実際に生産した数量や不良品の数量、工数を入力することで適切な在庫計上と実績原価の算出を行います。あらかじめ標準原価の設定が出来るので差異分析に役立てることが出来るでしょう。
【購買管理】
在庫品の最低保有数を設定すると自動的に発注のタイミングを教えてくれます。倉庫に在庫を確認しに行かなくても発注できるので発注者の負担軽減と欠品予防が期待できます。発注品について納期予定を登録すると納期に対して遅れているか否かを把握することができ、発注先に催促する際の情報として使えます。このような活動により納期遵守率の改善が期待出来ます。
【バーコード読み取りによる受入処理】
R-PiCS V4ではバーコードを読み取って受入処理するので、検収が完了したか否かの確認が容易でエラーへの対処が可能です。また、検査結果は発注先にフィードバックし改善・指導に役立てることが出来ます。
【在庫管理・出荷管理】
製番管理・ロット管理・グロス数量管理のいずれかを選ぶことができます。この管理方法に従って棚卸しや製品の事前準備を行います。
【各種帳票の出力】
会計処理に必要な売上・支払に関する複数の情報を一覧表として出力できます。
【CSVデータでの連携】
データをCSVで取り込める機能が標準であるため、システム移行に伴うマスタ情報の取り込みや外部データの取り込みなどを容易にします。反対にCSV出力やExcelへデータ貼り付けも出来るので、データ集計・分析に活用出来ます。
【メニュー画面のカスタマイズ】
使用頻度の高いメニューを好きなように配置したり、入力項目の個別設定やメニュー画面のカラー設定が可能で、使い勝手の良いメニュー画面へ作り替えることが出来ます。