かんたん構築
■部品組み立て型開発
楽々Framework3は、主要な部品として画面の表示と遷移、データ項目、ロジックを部品化しており、これらの部品を組み合わせて開発する部品組み立て型の開発環境を提供します。
プログラムパターン:画面遷移と処理機能を実装したプログラム部品。
項目オブジェクト :データ項目ごとの部品。データ構造をもとに自動生成される。
アクション部品 :ビジネスロジックを定義するための部品。
どの部品を使用するかはプログラム設定ツール「RakStudio(ラックスタジオ)」を利用します。
※「RakStudio」は開発サーバ上で稼働し、操作はすべてブラウザ画面上で行いますので、開発端末側に特別なアプリケーションをインストールする必要はありません。ブラウザからの操作のみで完成します。
部品組み立て型開発は、仕様変更が発生した際の対応が簡単であることが強みです。
例えば既存のプログラムに対し、データの検索機能だけ残して変更や削除ができないようにする場合は、「RakStudio」で『データ変更』や『データ削除』の画面の表示と遷移をまとめた部品の指定を消去するだけで済みます。
データ項目の属性を変更する場合は、対象となるデータに関するデータ項目を変更するだけで済みます。
つまりいずれの場合も、仕様変更となる箇所を局所的に修正するだけで簡単に対応できるだけでなく、プログラム全体の再生成などの面倒な作業も不要です。
このためプログラム修正時の品質と生産性を大幅に向上させることが可能です。
すぐれた生産性
データ構造を解析して多種類の業務プログラムを自動生成する機能のほか、「プログラムウィザード」を利用してのプログラム構築も可能です。
実現したい機能や画面配置イメージを選択していくと、最適なプログラムが自動的に選択され、開発入門者でも簡単にプログラムを作成できます。
これが実現できるのも部品組み立て型開発ならではです。部品組み立て型開発のメリットを生かすことにより、開発生産性はCOBOLの約3倍、Javaフレームワークを使った開発やネイティブJavaによる開発に比べると5倍から10倍になります。
またプログラムパターンはよくある一般的な処理をまとめた部品であるため、様々なソフトウェア開発に適用できます。
この部品を利用することでコード量が約92%削減できたという評価も発表されています。
(参考文献:「ソフトウェアプロダクトラインのエンタープライズ・システムへの適用と評価, SEC journal, No.35, Vol.9, No.4, pp.190-197, Jan. 2014」)
あんしんサポート
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