ショート動画マーケティングの市場規模は?
ショート動画マーケティングは、SNSなどで流れる短い動画を使って、商品やサービスを知ってもらう取り組みです。ショート動画マーケティングに限った市場規模は、公開されている統計や調査会社の発表では確認できません。動画で集客する近い分野では、CARTA HOLDINGS・電通などの調査によると、2025年の国内のビデオ(動画)広告費は1兆275億円でした。前年比121.8%で、2026年は1兆1,783億円と予測されていますが、ショート動画マーケティングそのものの数字ではありません。
出典:CARTA HOLDINGS/電通/電通デジタル/セプテーニ「2025年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」(2026年3月5日)
ITトレンドには、ショート動画マーケティングとして14製品が掲載され、提供企業も14社です。現在、ITトレンドから資料請求できる製品はなく、14製品すべてが情報のみの掲載です。
ここからは、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、ショート動画マーケティングの動きを見ていきます。
ITトレンドに掲載されている主なショート動画マーケティングサービス
まずは、ITトレンドに掲載されているショート動画マーケティングサービスを紹介します。製品ページの掲載内容は、どんな種類の支援があるかを知る手がかりです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点のショート動画マーケティングはショート動画の制作・運用を代行するサービスが14製品中7製品を占めます。ITトレンドから資料請求できるサービスはまだなく、すべて情報のみの掲載です。制作を任せるサービスのほか、動画を配信・活用するためのプラットフォームも並ぶ点が特徴です。
次の図は、掲載されている主な10製品を、製品ページの掲載内容をもとに用途で分けたものです。その下の表では、ITトレンドから資料請求できるかどうかもあわせて示しています。
| 製品名 | 提供企業 | 資料請求 | 製品の特徴 |
|---|---|---|---|
| Crevo | Crevo株式会社 | 情報のみ掲載 | 企画・制作からSNS運用まで一貫して支援。さまざまなSNS向けのショート動画を制作。 |
| Yaaha | 株式会社Yaaha | 情報のみ掲載 | 縦型ショート動画の制作に特化。SNS広告など多様なプラットフォームでの運用に対応。 |
| ヒビミル | 株式会社フェリエスト | 情報のみ掲載 | SNS専門チームが、TikTokやYouTube向けのショート動画を企画から撮影まで代行制作。 |
| ショート動画ラボ | 株式会社イメージ・ジャパン | 情報のみ掲載 | SNS向け縦型ショート動画の撮影・編集から運用、広告までを一括で対応する。 |
| 4Xのショート動画制作サービス | 株式会社4X | 情報のみ掲載 | 価値観や文脈の分析にもとづき、共感を生むショート動画の企画から広告運用まで支援。 |
| MIL | MIL株式会社 | 情報のみ掲載 | インタラクティブ動画の戦略設計から制作・実装、データ分析・運用まで一貫して支援。 |
| GumletのVideo Marketing | Gumlet Pte. Ltd. | 情報のみ掲載 | アダプティブストリーミングとCDNで動画を高速に配信し、視聴データを分析できる。 |
| Firework | Firework Japan株式会社 | 情報のみ掲載 | 自社サイトやアプリにショート動画やライブ配信を埋め込み、買い物できる動画体験を提供。 |
| ストルの採用動画制作 | 株式会社ストル | 情報のみ掲載 | 企業の強みを言語化し、求職者に響く採用動画を戦略立案から運用まで支援。 |
| FLAG | 株式会社フラッグ | 情報のみ掲載 | エンタメ領域を中心に、SNSやデジタル広告、映像制作で企業のマーケティングを支援。 |
※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。
※「情報のみ掲載」の製品は、ITトレンドから資料請求できません。
[分析]2026年のショート動画マーケティング市場の3つの傾向
ここでは、ITトレンドに掲載されている14製品の製品ページから、市場の傾向を整理します。
1.制作・運用の代行が中心、企画から運用まで一貫して支援
掲載14製品のうち7製品は、ショート動画の制作やSNS運用を代行するサービスです。製品ページで企画から運用までの一貫した支援を掲げるサービスは、14製品中8製品あります。動画を作るだけでなく、投稿や広告運用まで任せたいというニーズがうかがえます。
2.動画を配信・活用するプラットフォームも
MILやFireworkなど3製品は、制作の代行ではなく、動画を配信・活用するためのプラットフォームです。Fireworkは自社サイトに買い物できる動画を埋め込み、GumletのVideo Marketingは動画の配信と視聴データの分析を担います。SNSへの投稿だけでなく、自社サイトで動画を活用する選択肢もそろっています。
3.採用やエンタメなど目的別の支援も、資料請求はまだできない
ストルの採用動画制作は採用活動に、FLAGはエンタメ領域のマーケティングに特化しています。ITトレンドから資料請求できるサービスはまだなく、14製品すべてが情報のみの掲載です。比べる材料は製品ページが中心のため、目的に合う会社を広く見比べる段階といえそうです。
どれを選ぶべき?目的別のおすすめ
- ■SNS向けのショート動画を、企画から運用までまとめて任せたい企業
- Crevo / ヒビミル / ショート動画ラボ
- ■自社サイトやアプリで動画を活用したい企業
- Firework / MIL
- ■採用活動に動画を活用したい企業
- ストルの採用動画制作
同じショート動画マーケティングでも、制作の代行と動画を活用する仕組みでは、任せられる範囲が違います。動画を作りたいのか、作った動画をどこでどう使いたいのかを先に決めておくと比べやすくなります。
掲載製品をどう活かす?比較するときの注意点
- ●情報のみ掲載のサービスはITトレンドから資料請求できないため、各社に直接問い合わせる必要がある
- ●動画編集ツールやSNSそのものなど、制作・運用の支援とは性格の違う製品も同じカテゴリに並ぶ
- ●撮影や広告運用、キャスティングなど、料金に含まれる範囲が会社ごとに違う
掲載サービスの顔ぶれは、どんな種類の支援があるかを知る手がかりとして役立ちます。最終的には、動画を使う目的や投稿するSNS、社内で担える作業の範囲に合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合うショート動画マーケティングサービスを比較検討しよう
この記事では、ITトレンドに掲載されているサービスの顔ぶれから、ショート動画マーケティングの市場の様子を紹介しました。気になる会社は製品ページや各社への問い合わせで情報を集め、自社の目的に合うかを確かめてみてください。
以下の記事では、ショート動画制作会社を比較し、選び方や料金相場も紹介しています。あわせてご覧ください。

