Tmax OpenFrameとは
Tmax OpenFrameとは、基幹システムにおけるアプリケーションや画面、データをオープンシステム全体に移行するための世界標準ミドルウェア製品です。高い信頼性のおけるリホスト手法で、移行の分析や実行、検証プロセスの自動化による安定した処理を実行。トランザクション性能や安定性についても納得のいくエンジンを導入しています。
基幹フレームによるリホストを実装すると、メインフレームシステムで施用している業務プログラムやサービスをオープンシステムへ移行して運用することが可能になります。COBOL、PL/Iなどを修正せずに基盤技術をもとにした、スムーズな移行が実現します。
この製品にはオープン化に必要である検証からシステム保守までの一連の作業を、プロフェッショナル集団が全面的にサポートする体制も整っています。また、基幹フレームで実施してきた運用も含めた支援も可能です。
「Tmax OpenFrame」で解決できる課題
企業における主な課題として挙げられるのが、基幹システムの懸念されている管理維持コストです。基幹システムのオープン化には従来の方式を用いると、高いコストと多くのリスクが発生することが予想されるため、企業にとって再スタートさせることは長年課題となってきました。
Tmax OpenFrameは、基幹フレーム環境で運用されてきたプログラムを作り直す必要がなく、コード変換するだけでUNIXプラットフォームにて使えるようになるという製品です。開発工数が削れるので期間を大幅に短縮して移行ができる点や、従来のメインとなるフレームのソフトウェア資産を活かすことができる事がメリットとして挙げられます。
このようなリホスト方法を用いると、基幹システムを早期に撤廃して維持コストの削減に役立ち、オープン化への移行作業で生じるリスクと費用が抑えられます。また移行性を充分に確保した状態で作業を開始するため、高い安定性も期待できます。
独自の最先端技術により、企業におけるシステム環境の急速な変化や顧客ニーズの多様化にも即座に対応して解決することができるのです。
「Tmax OpenFrame」の強み
【検証されたエンジン】
「CICSエンジン」は独自のエンジンを採用しているため、処理性能や安定性を保つことが期待でき、プログラムを修正する必要もありません。また従来の基幹システムにある膨大なデータやアプリケーションなどを、移行する上で必須となる構築要素を様々な形で提供してくれます。
【コストとリスク節減】
自動化したソリューションの構築によって、変換作業の手間やコストを大幅に節減することに繋がります。また事前に移行性を検証して評価し、成功率を確かなものとした上で実行するというスタイルを取るので、リスクも大幅に軽減できます。
【拡張性と連携性の優位性】
構成モジュールはオープン環境の最先端技術を基盤としており、外部システムとの拡張性や連携性といった点においても秀逸と言えます。
【統合された管理環境】
端末画面がGUI方式を採用しているため、システムの状況を容易にモニタリングできます。また移行環境の全体プロセスを統合画面で提供できるため、操作性の向上にも役立ちます。