Cloud Remote Desktopとは
クラウド上にWindowsのデスクトップ環境を構築し、どこからでもアクセスして使えるようにするサービスです。課金はユーザー単位の従量課金制のため、最小限のコストで利用できます。5種類のプランが用意されているため、利用規模に応じて選べます。
Cloud Remote Desktopの強み
【パソコンの運用コスト削減】
パソコンを導入・運用するには大きなコストがかかります。導入時には業務ですぐに使えるようキッティングを行わなければならないうえ、日ごろの運用でもOSのアップデートなど、継続的な保守を行う必要があります。また、ハードウェアはやがて買い替えなければなりませんが、その際のデータ移行も一苦労です。その点、仮想デスクトップでクラウド化してしまえば、キッティングやデータ移行は必要なく、OSの更新を始めとした管理も効率的に行えます。
【セキュリティを強固し個人情報を保護】
データはインターネットから隔離された専有クラウド環境に保存されます。たとえパソコン本体が紛失や盗難に遭ったとしても、それが甚大な情報漏洩につながるリスクを低減できます。また、デスクトップの操作状況は録画機能によって記録できるため、従業員の活動を監視し、内部統制を強化するのに役立ちます。
【従量課金で効率的に利用】
従量課金制のため、使った分だけ費用が掛かるようになっています。単純なデータ処理からCADを使った高度なグラフィック処理まで、従量課金で利用できます。利用するスペックや時間によって料金は変わりますが、管理画面からいつでも変更できるため、柔軟なスケーリングが可能です。
Cloud Remote Desktopでできること
【BCP対策を行いたい】
災害発生時などの有事の際に、事業を継続するためのBCPが求められています。そのための1つの方法として、デスクトップのクラウド化が有効です。
従来は、セキュリティ性を担保するにはオンプレミスでシステムを運用するのが一般的でした。しかし、システム管理者を用意できなければ管理運用がおろそかになり、トラブル発生時に迅速な対応が難しいという問題が生じます。有事の際には甚大な被害が生じ、ビジネスの存続自体も危ぶまれかねません。
そこでCloud Remote Desktopでクラウド化すれば、自社でサーバを管理する手間からも、トラブルに対応する必要性からも解放されます。災害でオフィスに入れなくても、インターネット環境さえあれば事業を継続可能です。
【リモートワークを促進したい】
リモートワークを推し進めるには、相応の環境を整備する必要があります。遠隔からも利用できる利便性の高いシステムを導入するのはもちろん、社外にデータを持ち出すことによるセキュリティ上のリスクにも配慮しなければなりません。
Cloud Remote Desktopを活用すれば、クラウド上にデスクトップ環境を構築できるため、時間や場所を問わず業務を行えるようになります。また、端末内にデータを残さないため、紛失・盗難による情報漏洩リスクを低減できます。操作録画機能を使えば内部不正の対策にもなり、安全と利便性を両立した環境が実現します。