TippingPointとは
TippingPointは、従来型の制御をう回してネットワークの脆弱性に対するさまざま脅威を防御するセキュリティソリューションです。すべてのトラフィックを可視化して、ネットワークのどの場所であっても脅威を高速で防御します。
TippingPointの強み
●次世代IPSを超える脅威対策システム
ネットワークの入口と出口で攻撃トラフィックをリアルタイムに検査してブロックします。
●機械学習による高度な防御技術
トラフィックが不正かどうかを予測する機械学習技術でハイレベルな防御が可能です。トラフィックを数値モデル化して判定し、未知の不正トラフィックをすみやかにブロックします。
●パフォーマンスを損なわずに企業内で構築されるLANを保護
大容量、高性能が要求されるネットワークで高いパフォーマンスを実現します。
●ネットワークを可視化して優先順位を設定するためのコンテキストを提供
潜在的な侵害の痕跡を送信して高度な脅威分析を実施します。また、暗号化されたトラフィックを検査し、SSLの死角を排除します。
●一元化された管理インターフェイスで設定・管理が簡単
パフォーマンスとセキュリティの要件を簡単に拡張できます。
TippingPointでできること
●不正プログラムを阻止し機密データを保護
対象ファイルの実績や現在の利用状況を評価するレピュテーションフィードと不正プログラムフィルタを組合わせることで、ランサムウェア攻撃、クリック詐欺などの不正活動を阻止します。また、不正プログラムフィルタは、侵入、攻撃元への通信、漏えいなどを検出します。
●業界をリードする脆弱性調査と検出
24時間・年中無休のサービスで、検出から応答までのパフォーマンスを向上させ、企業の運用負荷の軽減に貢献します。
●先制的な対応
新しい脆弱性の発見から正式なパッチの公開まで、空白期間を与えずに先手を打ち、パッチ管理サイクルを強化します。 DVフィルタが迅速に配信され、管理者の操作なしでTippingPoint製品に自動適用されます。
●カスタマイズされたセキュリティ機能を自社開発できる
組織やアプリケーションに固有の脅威に対応するDVフィルタを作成できるので、機密性の高いアプリケーション情報を周辺機器の販売会社と共有するリスクが低減します。
【導入事例】
●多層防御のアプローチで医療データを保護
(薬剤給付管理会社 米国)
毎日100万件を超える医療費の請求を処理しているので、2つの主要なデータセンターを運用してリアルタイムでデータベースと構成を複製しています。医療データを扱う組織として課せられた最大の任務は患者の個人情報を保護することです。
データセンターでは、高度な攻撃を防ぐ多層防御を実現するために、新たな対策をつねに求めています。データセンター間のトラフィックを監視し、脅威の侵入がないかどうか確認して脅威を隔離するためにTippingPointとDeep Discoveryを組み合わせました。それによって多層防御のセキュリティ戦略を下支えする階層型の防御を実現しました。また、新しいアプライアンスの迅速な導入も可能になり、効率が大幅に向上しました。