BIG-IP Local Traffic Manager(LTM)とは
高いセキュリティ性とパフォーマンスにより、安定したサーバー稼働を実現するロードバランサです。インターネットから寄せられるトラフィックを整理し、サービスの円滑な提供を支援します。90日間の無料トライアルが提供されているため、実際の環境でどのように価値を発揮するのか確認したうえで導入の可否を判断できます。
BIG-IP Local Traffic Manager(LTM)の強み
【多彩な機能を搭載】
ネットワークを出入りするすべてのトラフィックを検査対象とします。基本的なロードバランシング機能はもちろん、サーバーやアプリケーションの状況を踏まえた複雑なトラフィック処理まで、きめ細かいコントロールが可能です。
【パフォーマンスの最適化】
アプリケーション・ネットワークのレイヤを介してパフォーマンスの最適化を図ります。トラフィック状況に基づいてリアルタイムに判断し、接続管理やTCP、コンテンツオフロードの利用によってサイトのロード時間を大幅に短縮します。
【SSLによる保護】
クライアントデバイスからサーバーに届くまでのトラフィックを全面的に暗号化し、その安全性を確保します。エンドツーエンドのSSL化によって、第三者が不正に介入する余地を残しません。さまざまなレベルで検査を行い、不正な通信をブロックします。DDoS攻撃にも対応可能です。
【プログラムによる制御】
スクリプティング言語の「iRules」を用いたプログラムによって高度な制御が可能になります。ゼロデイ攻撃など、セキュリティ上のさまざまな課題に対処できるようになります。
【TCPの最適化】
輻輳やパケットの損失を防ぎ、TCPによる通信を最適化します。テストツールや顧客体験によって確認したところによると、パフォーマンスは2倍、帯域幅効率は4倍にも効率することが分かっています。
【複数の導入形態に対応】
仮想アプライアンスやハードウェア本体のほか、パブリック・プライベートクラウドでの導入が可能です。ニーズに合わせて適したものを選べます。
【導入プランも豊富】
料金形態が複数用意されています。永久ライセンス型では、必要なサービスのみを選択し、それを永久的に使用できます。一方、サブスクリプション型はサポートを含む年単位で契約する形態です。必要に応じて拡張・縮小でき、高いスケーラビリティを特徴とします。そのほか、3年単位で契約するエンタープライズライセンス型などが用意されています。
BIG-IP Local Traffic Manager(LTM)でできること
【SSLアクセラレーション】
SSL暗号化をオフロードすることでリソースを効率的に使用します。アプリケーションの高速性を犠牲にすることなく、セキュリティ性を高められます。
【リアルタイム分析】
応答時間の長さなど、トラフィックの状況を常に監視できます。そのデータをリアルタイムに分析し、パフォーマンスに悪影響を及ぼしている原因を速やかに特定します。
【強固なセキュリティ】
DDoS攻撃を筆頭に、さまざまなサイバー攻撃を検出できます。検出され次第、重要なサーバーをネットワークから切り離すことでシステムやデータを保護します。
【高い可用性】
ネットワークからアプリケーション、プロトコルまで徹底的に可視化します。これにより、トラブルが生じた際にも速やかに対応できるようにし、高い可用性を実現します。