ロードバランサ製品のおすすめ
ここでは、おすすめのロードバランサ製品を紹介します。アクセス集中やサーバ異常によるサービス停止を回避し、Webサイトの安定稼働を実現できるので、機能や価格などの観点で製品詳細を確認しましょう。
製品・サービスのPOINT
- 業界最多クラスのセキュリティ機能の中から独自のカスタムが可能
- 管理者負担軽減!導入から運用、保守まですべて一括対応。
- 24時間365日の障害検知・切り分けから復旧対応までサポート!
株式会社 USEN ICT Solutionsが提供する「ビジネスセキュリティ(VSR)」は、ネットワークセキュリティ対策に力を発揮する多機能UTMアプライアンスです。基本のルータ機能に加え、ロードバランサ(L4とL7)やセキュリティ機能などをオプションで追加できます。自社にとって必要な機能だけを選択できるため、無駄なコストを抑えられるでしょう。
対象従業員規模 |
すべての規模に対応 |
提供形態 |
オンプレミス / ハードウェア / アプライアンス |
参考価格 |
料金は個別見積。詳細はお問い合わせ |
無料トライアル |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
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ロードバランサの振り分け種類
ロードバランサがリクエストを各サーバに振り分ける方式はいくつかあります。ここでは、なかでも代表的なラウンドロビンとリーストコネクションの2種類について解説します。
均等負荷分散型の「ラウンドロビン」
「ラウンドロビン」は、リクエストを各サーバに順番に転送する方式です。リクエストをすべてのサーバへ均等に分散させますが、前提として、サーバの処理能力に違いがあってはいけません。
最小接続の「リーストコネクション」
「リーストコネクション」は、現在のコネクション数が最も小さいサーバを優先してリクエストを転送する方式です。サーバの負荷に対して動的なリクエストを割り当てます。
ロードバランサからADCへ
近年ロードバランサがADCに変化しつつあります。ADCはどのような特徴をもっているのでしょうか。詳しく解説します。
ADCとはロードバランサの進化版
ロードバランサは進化し、アプリケーションを安全にストレスなく利用する機能をもつようになりました。これがアプリケーション・デリバリ・コントローラ(Application Delivery Controller)、略してADCです。
ロードバランサとADCの両方を併せもつことから、ロードバランサ/ADCと表記されることがあります。
ADCの主な機能
ADCは従来のロードバランサの負荷分散機能に、高速化機能やセキュリティ機能などさまざまな付加機能を加えたものです。ADCの提供する主な機能には次があります。
- ■TCPマルチプレクシング/TCPバッファリング
- ADCには高速化機能が付加されており、TCPマルチプレクシングもその1つです。TCPコネクション確立手続きはサーバリソースを消費することから、それをADCが軽減します。また、サーバ応答を記録し、ADCが代理応答する機能をTCPバッファリングといいます。
- ■HTTPトラフィックの圧縮
- HTTPトラフィックの圧縮で転送速度アップ
- ■送信データのキャッシュ
- リクエストが多いコンテンツをキャッシュすることでレスポンスが向上
- ■SSLアクセラレーション
- サーバの大きな負荷になるSSL(暗号化)の代行
- ■DDoS攻撃への防御
- DDoS攻撃(故意にアクセスを集中させ、サービスを停止させる攻撃)の負荷を軽減
- ■ファイアウォール
- ネットワークへの不正な侵入を防ぐ
ロードバランサ3つの形態とその比較
ロードバランサの提供形態は3つに分類されます。
ロードバランサは専用の筐体で提供されるのが一般的でした。これがハードウェア専用機(アプライアンス)です。対して、ロードバランサの機能をソフトウェアとして提供し、サーバにインストールして使用する製品がソフトウェアベースです。さらに最近ではクラウドの潮流を背景に、ロードバランサの機能をクラウドから提供するサービスも現れています。
ハードウェアとソフトウェアの比較
従来のハードウェア専用機は数十万から数百万円と、非常に高価なものでした。Webサイトによっては、ロードバランサを複数台設けることになるため、大きな出費になるでしょう。この出費を抑えるために開発されたのがソフトウェアベースです。数万円から数十万円、中にはOSSとして無料で提供されるものもあります。
また処理能力にも違いがあり、ハードウェア専用機はロードバランサに最適化されているため高い処理能力を持ち、仕様にもその数値が公表されています。ADCなど付加機能が充実している点もポイントです。一方、ソフトウェアベースはサーバの処理能力に左右され、最低限の機能に限られている場合があります。
ハードウェアとクラウドの比較
クラウド型の大きな特徴はリソースを柔軟に変更できる点です。ハードウェア専用機では予想以上のアクセスが集中して処理の限界を超えてしまったり、反対に過剰投資になったりすることもあります。
対してクラウド型は、必要に応じてリソースを簡単に追加でき、使った分だけの適正な投資ができます。季節やキャンペーンなど、ピーク時にあわせたリソースの調整も楽になるでしょう。
またクラウド型は、ロードバランサの構築期間を短縮可能です。ハードウェア専用機では発注してから届くまで時間がかかり、組み込みや設定の手間もかかります。ピーク時に間に合わない事態も起こりうるでしょう。
選び方を知り自社に最適なロードバランサ製品を導入しよう
ロードバランサの機能と提供形態を紹介してきました。ロードバランサと一口にいっても特徴はさまざまです。導入後に失敗しないためにも、それぞれの特徴を理解して候補を絞っていきましょう。