「ThingWorx Navigate」とは
ThingWorx Navigateは、ソフトウェア会社であるPTCジャパン株式会社(以下、PTC)が提供する製品ライフサイクル管理(PLM)アプリケーションである「Windchill」上にあるデータを画面上に可視化するためのツールです。当ツールを使用することにより、製品管理に関する一連の情報を管理・共有し、業務の効率化や利益の拡大、開発コストの削減が可能です。Windchillに存在する製品情報を設計部門以外の部門に共有する際に非常に役立ちます。
「ThingWorx Navigate」の強み
【製品データへのアクセスが簡単】
ユーザーにとって視認性の高い画面インターフェースを提供しており、必要な情報やワークフローなどに簡単にアクセスすることができます。そのため、当ツールを導入することにより、普段、設計業務に携わっていない部門のメンバーであっても比較的理解ができる形で製品データを閲覧することが可能になります。
【必要な機能を役割ごとにカスタマイズ】
当システムは営業、製造、購買などさまざまな部門が利用することを想定しています。アプリの必要な機能を整理し、画面構成を自分でカスタマイズすることができます。当然、アクセス権限管理も可能ですので、各部門ごとに必要な情報のみをアクセスさせるといった処理も可能です。図面や設計データを見たいが通常のPLMのシステムでは情報量が多い場合、当ツールを導入することに必要最低限の情報を提供することができるので、他部門との情報連携も容易になります。
【他の基幹システムとの接続が容易】
ERPや他のエンタープライズシステムとの接続が簡単に行えます。製品管理データだけではなく、それ以外のデータも複製する必要がありません。
【情報の一元化、共有】
クラウド、オンプレミス、SaaSでの使用が可能です。SaaSでは、安全なインスタンスを利用するため情報の一元化や、様々な部門での共有が可能です。
【他部門への情報連携が容易】
当ツールでは企業の技術情報を管理しているため、これらの情報を他部門へ連携することで企業の生産性向上に寄与します。
「ThingWorx Navigate」でできること
【部品や図面データへのアクセス】
画面上に設計データを表示、測定することが可能です。また、部品のリストや部品構造情報、部品自体の詳細な情報、図面情報を当ツールから確認することができます。
【書面データへのアクセス】
設計書などのドキュメントの保存が可能です。また、ドキュメントの内容などを確認及びダウンロードすることができます。
【モデルの3D表示】
画面上でCADデータなどといったモデルを3Dで表示することが可能です。また、3D上に表示されている構成情報は一覧で表示されます。また、一覧で表示された部品をクリックすると、3D上で部品がハイライトされますので関連性を容易に辿ることが可能です。
【優れた構成情報の一覧管理】
部品の構成情報を3Dだけでなく一覧上で管理・確認することが可能です。また、一覧は階層で表示されますので、部品構造を複数階層で一覧表示することができます。また、一覧を階層単位に折りたたみや展開することが可能です。
【タブレットにも対応】
タブレットでの表示に対応しています。そのため、手軽にWindchill内に保存されている情報を確認することができます。