「Visual BOM」とは?
顧客ニーズの多様化やワークスタイルの変化、市場のグローバル化や環境規制の強化等、製造業が抱える課題は増加しており、それに伴ってPLMソリューションは、単なる成果物管理ツールとしてだけでなく、設計・製造のプロセスを一貫して支援するためのプラットフォームとしての変革が求められています。
「Visual BOM」では、設計成果物の図面とBOMに、CADを持っていない部門も扱い可能な超軽量3Dデータをともに管理することができる技術の特許を取得。
これにより、組織・知識・言葉の壁を越えて、データ活用と情報共有を叶える「これから」のPLMソリューションを実現しました。
「Visual BOM」の特徴
【BOMと3Dモデルの融合】
図研プリサイトは、XVLテクノロジー※1というラティス・テクノロジー社開発の世界最高水準である3Dデータの軽量化技術と、BOMを融合することによって、BOMのビジュアライゼーションに成功。
BOMと3D形状の双方向からのハイライト表示(クロスプロービング)や、3D形状を用いた類似する部品の検索等、3Dデータを活用したあらゆる独自機能が、特許技術※2として認められております。
※1 XVL:XMLをベースとした超軽量3D表現としてラティス・テクノロジー社が開発したフォーマット
※2 特許番号:特許第5894115号
【業界最速レベルのハイパフォーマンス】
「Visual BOM」は、ユーザの業務停滞や思考停止を招く速度低下を防ぐために、機能だけでなく性能にも注力して開発しております。
構成行数が多いBOMの展開時間や、ネットワーク帯域が狭い環境下でのシステム応答時間等、優れた高速性を実現しております。
【原価企画・開発購買を強力に支援】
「Visual BOM」では、設計仕掛段階にある製品構成を関係部門と共有可能となっており、コンカレントエンジニアリングによるコストダウンを実現します。
コスト情報のみの表示が可能なビュー機能や、実績コストの考慮可能な集計機能、3D形状をコスト毎に色分けする機能、さらに3D形状から類似する部品を検索する機能によって、コストの高い部品の迅速な洗い出し、代替部品の検討を強力に支援いたします。
【設計資産の再利用・標準化を推進】
3D形状を用いた類似する部品の検索機能によって、ほかの設計者が過去に作成した図面や成果物を見つけ出し、実績ある部品の流用促進が可能となります。
また、複数ある部品の逆展開を一括で行うことができるクロス集計機能により、既存の製品においての部品共有率を考慮した部品の標準化検討を戦略的に行うことができます。
【「真」の設計・製造プロセス連携を実現】
登録されている設計部品表を基にして、工程フロー(BOP)を作成することが可能です。
工程フローを作成すると、生産管理システムのマスタ情報となる部品表(M-BOM)が自動で作成され、設計と製造プロセスの連携を、直感的で間違いなく実現可能となっています。