動作解析ソリューションの市場規模は?
動作解析ソリューションは、人の動きや姿勢をカメラやセンサーで計測し、数値やグラフで解析する製品です。動作解析ソリューションに限った市場規模は、公開されている統計や調査会社の発表では確認できません。そこで、ITトレンドの掲載状況から市場の広がりを見ていきます。
ITトレンドには、動作解析ソリューションとして10製品が掲載され、提供企業は9社です。そのうちITトレンドから資料請求できるのは1製品で、残る9製品は情報のみの掲載です。製品は、モーションキャプチャー、動画による解析、作業姿勢の分析などに分かれます。
ここからは、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、動作解析ソリューションの動きを見ていきます。
ITトレンドに掲載されている主な動作解析ソリューション
まずは、ITトレンドに掲載されている動作解析ソリューションを紹介します。資料請求ランキングは、製品を比較・検討している企業の関心を表すデータです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点の動作解析ソリューションはモーションキャプチャーで動きを計測・解析する製品が10製品中5製品を占めます。資料請求できるのは、生体データと映像をあわせて解析するQ’sfix動作解析ソリューションで、ランキングの1位です。研究やスポーツに加え、作業現場の姿勢分析に向けた製品も並ぶ点が特徴です。
次の図は、掲載されている10製品を、製品ページの掲載内容をもとに用途で分けたものです。その下の表では、ITトレンドから資料請求できるかどうかもあわせて示しています。
| 製品名 | 提供企業 | 資料請求 | 製品の特徴 |
|---|---|---|---|
| Q’sfix動作解析ソリューション | 株式会社Q’sfix | できる(1位) | 筋活動や歩行姿勢などの生体データを計測し、映像と統合して解析できる。 |
| BodyDyn | 株式会社HumTec | 情報のみ掲載 | モーションキャプチャのデータから関節角度などを算出し、3Dで可視化する。 |
| MAC3D System | 株式会社ナックイメージテクノロジー | 情報のみ掲載 | マーカーの位置をリアルタイムに計測する光学式モーションキャプチャー。 |
| Nexus | Vicon Motion Systems Ltd | 情報のみ掲載 | 光学式モーションキャプチャ向けのソフト。PythonやMATLABとの連携に対応。 |
| MOVIT SYSTEM | 株式会社クレアクト | 情報のみ掲載 | 慣性センサ式のモーションキャプチャ。屋内外で三次元の動作を計測できる。 |
| Frame-DIAS 6 | 株式会社Q’sfix | 情報のみ掲載 | 2次元・3次元のビデオ動作解析システム。AIで関節点を自動で識別できる。 |
| Dr.POSE | 株式会社豊田自動織機 | 情報のみ掲載 | 作業者の姿勢を動画からAIで分析し、身体への作業負荷を見える化する。 |
| Xsens Analyze Pro | Movella Holdings Inc. | 情報のみ掲載 | Xsensのモーションキャプチャー向け解析ソフト。外部ソフトとの連携に対応。 |
| PosCheck | 株式会社バイオネット | 情報のみ掲載 | 3Dカメラで作業者の姿勢を計測し、OWAS法にもとづいて作業負荷を判定する。 |
| DIPP-Motion V | 株式会社フォーアシスト | 情報のみ掲載 | オフライン環境で2次元・3次元の動画解析を行い、データを書き出せる。 |
※「資料請求」の順位は、資料請求数にもとづくITトレンドの資料請求ランキング(2026年10月19日更新)です。
※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。
※「情報のみ掲載」の製品は、ITトレンドから資料請求できません。
▼最新の人気ランキングもあわせて確認
いま資料請求が集まっている動作解析ソリューションは、月間ランキングで確認できます。
[分析]2026年の動作解析ソリューション市場の3つの傾向
ここでは、掲載10製品の製品ページと資料請求ランキングから、市場の傾向を整理します。
1.モーションキャプチャーによる計測・解析が中心
掲載10製品のうち5製品は、モーションキャプチャーで人の動きを計測・解析する製品です。MAC3D Systemは光学式、MOVIT SYSTEMは慣性センサ式で、計測の方式にも違いがあります。解析データを外部のソフトで使えるよう、書き出しや連携に対応する製品も4製品あります。
2.研究・スポーツから作業現場へ、AIを使う製品も
スポーツやリハビリ、研究での活用を掲げる製品は4製品あります。一方、Dr.POSEとPosCheckは、作業者の姿勢から身体への負荷を評価する製品です。Dr.POSEとFrame-DIAS 6の2製品は、AIによる姿勢の分析や関節点の識別を掲げています。
3.資料請求できるのは1製品、同じ会社の製品も
提供企業は9社で、Q’sfixは資料請求できる製品とFrame-DIAS 6の2製品を掲載しています。ITトレンドから資料請求できるのは、Q’sfix動作解析ソリューションの1製品だけです。掲載10製品にはレビューがまだなく、製品ページの内容から候補を比べる段階です。
どれを選ぶべき?目的別のおすすめ
- ■モーションキャプチャーで、人の動きをリアルタイムに計測したい企業
- MAC3D System / MOVIT SYSTEM / Xsens Analyze Pro
- ■撮影した映像や生体データから、動作を解析したい企業
- Q’sfix動作解析ソリューション / Frame-DIAS 6 / DIPP-Motion V
- ■作業者の姿勢や負荷を見える化し、作業環境を改善したい企業
- Dr.POSE / PosCheck
動作解析ソリューションは、計測の方式や使う場面によって候補が変わります。何の動きを、どんな環境で計測したいかを先に整理しておくと比べやすくなります。
掲載製品をどう活かす?比較するときの注意点
- ●情報のみ掲載の製品はITトレンドから資料請求できないため、各社に直接問い合わせる必要がある
- ●計測機器を含むシステムと解析ソフトが混在し、必要な機器が製品ごとに違う
- ●掲載10製品にはレビューがまだなく、導入後の評価を比べる材料が少ない
掲載製品の顔ぶれは、どんな種類の製品があるかを知る手がかりとして役立ちます。最終的には、計測したい動きの種類や、今使っているカメラ・センサーとの連携に合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合う動作解析ソリューションを比較検討しよう
この記事では、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、動作解析ソリューションの市場の様子を紹介しました。気になる製品は資料請求して一覧で比較し、自社の計測の目的に合うかを確かめてみてください。
以下の記事では、動作解析ソリューションを比較し、選び方や活用方法も紹介しています。あわせてご覧ください。

