風評被害対策サービスの市場規模は?
風評被害対策サービスは、ネット上の誹謗中傷やネガティブな情報への対策を支援するサービスです。風評被害対策サービスに限った市場規模は、公開されている統計や調査会社の発表では確認できません。関連するデータとして、総務省の委託で運営される違法・有害情報相談センターでは、2025年度(令和7年度)の相談件数が6,715件でした。相談件数は高止まりの傾向にあるとされますが、風評被害対策サービスの市場規模そのものの数字ではありません。
出典:「令和7年度 インターネット上の違法・有害情報対応 相談業務等の請負 報告書(概要版)」(総務省)(2026年10月19日に利用)
ITトレンドには、風評被害対策サービスとして25製品が掲載され、18社が提供しています。そのうちITトレンドから資料請求できるのは2製品で、残る23製品は情報のみの掲載です。風評対策の手法や費用相場については、風評対策クリーナーとは?手法・費用相場・選び方をわかりやすく解説をご覧ください。
ここからは、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、風評被害対策サービスの動きを見ていきます。
ITトレンドに掲載されている主な風評被害対策サービス
まずは、ITトレンドに掲載されている風評被害対策サービスを紹介します。資料請求ランキングは、製品を比較・検討している企業の関心を表すデータです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点の風評被害対策サービスはSNSやWebの投稿を監視するサービスが25製品中15製品を占めます。一方、資料請求ランキングの1位と2位は、どちらも検索結果に出るネガティブな情報を非表示にする対策サービスです。監視で早く見つけるサービスと、表示された情報を抑えるサービスが並ぶ点が特徴です。
次の図は、掲載されている主な10製品を、製品ページの掲載内容をもとに用途で分けたものです。その下の表では、ITトレンドから資料請求できるかどうかもあわせて示しています。
| 製品名 | 提供企業 | 資料請求 | 製品の特徴 |
|---|---|---|---|
| 風評被害対策(逆SEO、サジェスト・関連キーワード対策) | 株式会社BLITZ Marketing | できる(1位) | 検索サジェストから口コミ・記事まで、ネットのネガティブ情報の非表示化に対応。 |
| ネット風評被害対策 | 株式会社ルミネージ | できる(2位) | 社名などと一緒に出るネガティブなキーワードを非表示に。監視ツールも提供。 |
| ネット風評対策本舗 | 株式会社リンクス | 情報のみ掲載 | 掲示板や検索結果のネガティブ情報を削除・非表示化。成果報酬制を採用。 |
| シエンプレ | シエンプレ株式会社 | 情報のみ掲載 | Web・SNSの24時間監視などで、炎上などの危機を予防から沈静化まで支援。 |
| MONI | アディッシュ株式会社 | 情報のみ掲載 | SNSやコミュニティサイトを24時間監視し、誹謗中傷対策や記事審査にも対応。 |
| Webモニタリングサービス | 株式会社ジールコミュニケーションズ | 情報のみ掲載 | SNSや掲示板をシステムと有人で監視し、炎上の検知から有事の対応まで行う。 |
| サイト投稿監視 | マスターピース・グループ株式会社 | 情報のみ掲載 | 自社サイトやコミュニティの投稿を有人で24時間監視し、多言語にも対応。 |
| 投稿監視 | 株式会社Soleil | 情報のみ掲載 | SNSやブログの投稿をAIで検知し、専門オペレーターの目視確認も行う。 |
| 炎上リスクモニタリング | 株式会社リリーフサイン | 情報のみ掲載 | ネガティブ情報を検知して炎上リスクを判定。緊急時サポートと炎上保険付き。 |
| SORILa | 株式会社エフェクチュアル | 情報のみ掲載 | AIでGoogleマップの低評価の原因を可視化し、LINE連携などで口コミを促す。 |
※「資料請求」の順位は、資料請求数にもとづくITトレンドの資料請求ランキング(2026年10月19日更新)です。
※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。
※「情報のみ掲載」の製品は、ITトレンドから資料請求できません。
▼最新の人気ランキングもあわせて確認
いま資料請求が集まっている風評被害対策サービスは、月間ランキングで確認できます。
[分析]2026年の風評被害対策サービス市場の3つの傾向
ここでは、ITトレンドに掲載されている25製品の製品ページと資料請求ランキングから、市場の傾向を整理します。
1.SNSやWebの投稿監視が中心
掲載25製品のうち15製品は、SNSや掲示板、自社サイトへの投稿を監視するサービスです。24時間の監視を掲げる製品は6製品あり、システムによる検知と人による確認を組み合わせる製品もあります。Soleilの投稿監視は、AIの検知とオペレーターの目視確認を併用しています。人とシステムの両方で見張る体制を打ち出す製品が目立ちます。
2.検索結果のネガティブ情報を抑える対策も
残る10製品のうち6製品は、検索結果やサジェストに出るネガティブな情報を、非表示にしたり順位を下げたりする対策サービスです。資料請求ランキングの1位と2位は、どちらもこのタイプです。監視で早く見つけるサービスと、すでに表示された情報を抑えるサービスに役割が分かれています。
3.同じ会社の製品が多く、口コミ管理などの周辺サービスも
18社が製品を提供しており、シエンプレが4製品、アディッシュが3製品を掲載しています。Googleマップの口コミを管理するSORILaや、採用候補者などのSNSを調べるWeb人物調査のように、周辺の用途の製品もあります。レビューはまだなく、製品ページの内容から候補を見比べる段階です。
どれを選ぶべき?目的別のおすすめ
- ■SNSや掲示板の投稿を監視して、炎上の兆しを早く見つけたい企業
- シエンプレ / MONI / Webモニタリングサービス
- ■検索結果やサジェストに出るネガティブな情報を抑えたい企業
- 風評被害対策(逆SEO、サジェスト・関連キーワード対策) / ネット風評被害対策 / ネット風評対策本舗
- ■自社サイトやコミュニティへの投稿の監視を任せたい企業
- サイト投稿監視 / 投稿監視
同じ風評被害対策サービスでも、監視で早く見つけるサービスと、表示された情報を抑えるサービスでは役割が違います。これから起きる炎上に備えたいのか、すでに出ている情報に対処したいのかを先に決めておくと比べやすくなります。
掲載製品をどう活かす?比較するときの注意点
- ●情報のみ掲載の製品はITトレンドから資料請求できないため、各社に直接問い合わせる必要がある
- ●資料請求できるのは2製品で、レビューはまだ投稿されていない
- ●同じ会社が複数の製品を掲載しており(シエンプレは4製品)、製品ごとの違いは製品ページで確かめる
掲載製品の顔ぶれは、どんな種類の製品があるかを知る手がかりとして役立ちます。最終的には、監視したい媒体や対応してほしい時間帯、有事の体制に合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合う風評被害対策サービスを比較検討しよう
この記事では、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、風評被害対策サービスの市場の様子を紹介しました。気になる製品は資料請求して一覧で比較し、自社の課題に合うかを確かめてみてください。
以下の記事では、風評被害対策サービスを比較し、種類や費用、選び方も紹介しています。あわせてご覧ください。

